【ネタバレ】「名探偵コナン から紅の恋歌」感想 最後まで平次・和葉・紅葉の恋物語だった

【ネタバレ】「名探偵コナン から紅の恋歌」感想 最後まで平次・和葉・紅葉の恋物語だった

4月15日より公開された劇場最新作「名探偵コナン から紅の恋歌」を3日遅いですが見に行ってきました。ストーリーに関するネタバレはほかの人が書いていると思うので、この記事では個人的に気になったポイントと感想を紹介していこうと思う。

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【ネタバレ】「名探偵コナン から紅の恋歌」のポイント

■キャラクターについて

●今回は平次・和葉・紅葉にスポットが集中していて、ほかのキャラクターは影が薄い。メインキャラのコナンは平次、蘭は和葉のサポートに徹しており、小五郎および少年探偵団の活躍はほぼ皆無。博士、哀、園子に至っては自宅なので登場シーンはわずかしかない(園子が自宅なのは映画のプレストーリー「消えた黒帯の謎」で風邪を引いて強制送還されたから)

●平次の母親・静華が映画初登場。本作では競技かるたの元クイーンであることも判明した。また、静華がアニメに出演するのは2007年12月3日放送「秋のミステリー・スペシャル」以来の約10年ぶり

●これまでの映画で皆勤賞だった目暮警部が初の欠席。今回の警察は大阪府警と京都府警のみ

●紅葉は幼少期、競技かるたの大会に飛び入り参加した平次に敗北。そのとき平次から結婚の約束を交わされたと紅葉は思っていたが平次の言い間違いだったと判明。しかし、紅葉は平次を諦めていない

●当初、紅葉は和葉のことを「葉っぱちゃん」と見下していた。皐月杯で和葉を下したが、最後は「和葉ちゃん」と変え、恋のライバルとして認めた

■アクションについて

●炎の中に取り残された平次と和葉の元にコナンがスケボーでやってくる、命綱をつけた平次と和葉がテレビ局から飛び降りる、離れたところにある水場に爆風を利用してバイクで着水など劇場第5作目「名探偵コナン 天国へのカウントダウン」を連想させるアクションが多々見られた。

●コナン、テレビ局のアンテナにサスペンダーを装着し、スケボーで回転。その反動で近くの池に飛ぶ(しかし、失敗して平次に救出される)

■ほか、気になったシーンについて

●大爆発するテレビ局を見た元太「すげぇぇぇ」と歓喜

●京極初登場回で園子にした告白が回想。しかし、本人の出演はなかった

●ロンドン編で新一が蘭にした告白が回想。しかし、本人の出演はなかった

●224話「そして人魚はいなくなった」で放った平次の名台詞「和葉ー!!!!! う、動くなよ… 動いたら殺すぞボケぇ!!」とその名シーンが再現される

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【ネタバレ】「名探偵コナン から紅の恋歌」感想

諏訪道彦プロデューサー曰く、今作は原点のラブコメ&ミステリーとのこと。確かに「名探偵コナン 純黒の悪夢」と比べるとそれぞれの要素は濃く出ているが度重なる爆破・アクションシーンでぶち壊した感がいがめない。

また、コナン映画の原点はラブコメ&ミステリーではなく、終盤の犯人との対決だと思う。最初の頃の映画では推理で犯人を追い詰めても何らかの抵抗をしてきて、それを打ち破っていた。「名探偵コナン から紅の恋歌」で意識した「名探偵コナン 迷宮の十字路」でも最後に犯人との対決シーンがあり、これを平次と新一の連携プレーで打ち破った。

しかし、今作の犯人は素直に罪を認めたうえに抵抗もなく、自分も朽ち果てようとするなど「名探偵コナン 天国へのカウントダウン」の犯人と似てる。

上記でも指摘したが今回は平次・和葉・紅葉以外のキャラが目立たなすぎる。サブキャラはまだしも、3人を除くメインキャラがモブ並みに影が薄く、皆勤賞だった目暮警部も出演しない異例の事態。制作側は3人の恋物語を作るだけで力尽きたのだろうか。もう少しほかのキャラの活躍もほしかった。

とまあ、酷評が多くなったが総合するとそこまで悪くはないと思う。平次・和葉・紅葉の恋物語はしっかり描かれていたし、原作を終えていない人でも楽しめる設計となっているからだ。しかし、前作が神作すぎたため比較すると劣ってしまうのが仕方ない。

来年は安室が活躍する映画となるためまた、アクション中心に戻りそうである。

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