大阪府警富田林署は、強制性交や窃盗などの罪で起訴され、留置場で勾留されていた樋田淳也(ひだじゅんや)容疑者(30)が逃走したと発表した。弁護士との接見のために面会室に入った後に行方がわからなくなり、府警は顔写真を公開し、加重逃走容疑で捜査している。
富田林署から樋田淳也容疑者が逃走
大阪府警は13日、富田林署で留置中だった住居不定、無職の樋田淳也容疑者(30)が逃走したと発表した。弁護士との接見のために面会室に入った後に行方がわからなくなったといい、加重逃走容疑で捜査している。樋田容疑者は強制性交や窃盗の疑いで逮捕されており、6月15日から同署で留置されていた。
富田林署によると、樋田容疑者は12日午後7時半ごろ、弁護士との接見のため2階の面会室に入室。しかし午後9時45分ごろになっても樋田容疑者が出てこないため署員が中に入ったところ誰もおらず、接見する人物を隔てるアクリル板がずらされていた。このすき間から逃げたとみられる。
通常、接見の際には面会室まで署員が付き添い、入室すると外から鍵がかけられる。通常接見する人は署の受付には立ち寄るが、退出の際に特に手続きはなく、この日の接見がいつ終わったかは不明という。
https://www.asahi.com/articles/ASL8F0409L8DPTIL023.html?iref=comtop_8_03
とくダネ・阿部悦子アナによると、富田林署の正面玄関から樋田淳也容疑者は逃走しておらず、建物の裏手にある2ヶ所の出入り口を使って逃走した可能性があるという。また署内には、樋田淳也容疑者が履いていたとみられるサンダルが脱ぎ捨てられていたという。
▼富田林署の裏手
樋田淳也容疑者の特徴
身長:163cm
体形:中肉
髪型:黒い長髪
服装:黒色の長袖ジャージー姿で、中に黒色の長袖シャツ、灰色のスェットズボンを履いていた
その他:左ふくらはぎに動物の刺青
面会室のイメージ
元警視庁刑事の吉川祐二氏によると
・面会中、樋田淳也容疑者は手錠や腰縄はしておらず、警察官は接見中は面会室にいなかった
・通常、弁護人に限っては接見室に警察官が入ることはなく、一般人の接見時は”必ず”立ち合いを置く
・弁護人との接見時、警察官は通常、扉の外、なおかつ、会話が聞き取れないところで待機するよう指導されている
・アクリル板は押すと揺れるが、割るというのは考えずらく、外すということは全くイメージない
樋田淳也容疑者の逃走ルート
ビビットによると、何らかの方法で現金を手にした場合、富田林西口駅に向かい、電車に乗った可能性があるという。
【富田林逃走】記事リスト→https://koku-byakunews.com/archives/tag/富田林逃走