映画「名探偵コナン 隻眼の残像」にゲスト出演したスコッチこと諸伏景光。生死をさまよっていた兄の高明の前に現れ、高明を励ますかと思いきや、高明を欺く発言をして混乱させようとした。
しかし、高い洞察力を持つ高明の前にはそんな小細工は効かず、高明は無事生還したのであった。
ヒロファンからすれば、期待していた兄弟の再会ではないと思うが、このシーンを受けて「諸伏景光の生存は確定的!青山先生が断言したのは“スコッチの死”だけ!真実はいつもひとつ」というとんでも理論を展開する人も。
巧妙な謎かけですか?
スコッチは諸伏景光しかいないはずだが、スコッチは死んでヒロが生きているのだとしたら、死んだスコッチは一体誰なのか。
そもそも、スコッチの死亡シーンはアニメ866-867「裏切りのステージ」(2017年7月15日-7月22日)でちゃんと描かれている。来葉峠で死を偽装した赤井と異なり、ヒロには死を偽装する時間も協力者もいなかった。
駆け付けた赤井とはこの時が初対面だ。死を偽装できるとしたら、あとからやってきた公安仲間の安室くらいだが、当の安室はヒロが死んだのは赤井のせいだと思っている。実際は安室を黒の組織の追っ手だと勘違いして自殺したわけだが、その真相を安室は知らない。
ヒロは100%死んだと断言していいだろう。隻眼の残像でのシーンは、作者が断言したのに一向に信じようとしないファンに、確実に死んでいることを証明するための演出だったと思われる。
▼例の作者の回答(名探偵コナンBLACK PLUS SDBより )