アニメ「名探偵コナン」1161話が5月3日に放送された。1161話のサブタイトルは「秘密の残像(ざんぞう)」であり、予告動画の「雪の長野がフラッシュバック」というセリフから、6日までの公開19日間で観客動員数726万人、興行収入104億円を突破した映画「隻眼の残像」の後日談ではないかとされていた。
本編では映画のワンシーンが多数あったほか、隻眼の残像のオリキャラであるワニこと鮫谷浩二警部の彼女が登場するなど、明確に映画の後日談と明らかとなった。
隻眼の残像後日談の方が予習が必須だった!
隻眼の残像を観る上で予習必須だとネットで言われていることについて、過去の記事でも何度か言っているが、実際はそんなことない。一方、秘密の残像は隻眼の残像のシーンやワニの彼女が登場するなど深掘りされるので、映画の予習必須だ。
秘密の残像では、毛利探偵事務所に目暮警部が依頼にやってくる。内容は、不倫している部下・沢渡刑事について調べてほしいというものだった。
目暮警部は、複数の状況証拠から沢渡警部の不倫は確定だと考える。不倫がバレれば、警察を辞めなければいけない。「大ごとになる前に、動かぬ証拠を突き付けて沢渡刑事を止めたい」と頭を下げる目暮警部に協力するストーリーとなっている。
▼あらすじ全文
あらすじを紹介した上で、映画とリンクした内容を紹介したい
・隻眼の残像の犯人に辿り着く警視庁とワニが殺された日比谷公園のシーン
・隻眼の残像でも活躍したP-Ⅲについて、映画のワンシーンが使われる
由衣のシーンだけないが、確か映画で使うシーンはなかったはず
・隻眼の残像の予告でも使われている小五郎の「ついてくんな。遊びじゃねんだ」
・沢渡刑事はワニの後輩で、とても世話になった先輩ということで、ワニの所持品整理を担当した
▼ワニというあだ名で呼ばれているが、本人はサメグッズを愛用していた
余談だが、地元の鳥取ではサメをワニと呼ぶ地域があるそう
・所持品の中には宝石店で女性用の指輪を注文した伝票もあって、この指輪で彼女にプロポーズするつもりだったと思った
→ワニに付き合っている人がいることは知っていた・被害者の遺品は例外なく法的遺族に返さなければならない規則を承知で、この指輪だけは彼女に届けたかった
・宝石店に行って事情を話して指輪を受け取ろうとしたが、本人か家族しか受け取りできない決まりとなっており、彼女に事情を話し、一緒に宝石店へ受け取りに行った
→つまり、不倫ではなかった・ワニの彼女が登場(クレジットは「鮫谷のフィアンセ(CV.佐藤聡美)」)
・沢渡刑事「鮫谷先輩の話は警視庁でタブーになっている」
→ワニは“隠れ公安”であり、警察内部でも触れにくい存在になっている・隻眼の残像のクライマックスで犯人を暴くプラネタリウムのシーン
このシーンで、もはや犯人をバラしているようなもの
ちなみに、指輪についてはワニのパソコンの付箋に「指輪引き換え」があり、彼女がいたのではないかと考察されていた。
ほかにも「表参道ガーデン」は秘密の残像でワニの彼女と密会していた(蘭いわくカップルだらけの)カフェのことだと思われ「レストラン予約」は彼女にプロポーズする場に使う予定だったとみられる。
伊達刑事の彼女に比べると救いがある
左から伊達刑事、ナタリー・来間、笛本隆策
殉職したあとで彼女がいたことが発覚するのは、警察学校組の伊達航刑事と同じだ。伊達刑事の彼女(英会話スクール講師で母親がアメリカ人のハーフ)であるナタリー・来間は、伊達刑事が居眠り運転にはねられ亡くなったことを知らずに待ち続け、捨てられたと絶望して自殺。
ナタリーの両親は、娘の遺体を引き取りに来る途中で交通事故に巻き込まれ2人とも他界。
代わりに、ナタリーの遺体を引き取りに来た同じ英会話講師で犯人の笛本隆策は、ナタリーと同じ北海道出身で娘のように思っており、ナタリーを捨て自殺に追い込んだ「ワタル」という名の警視庁の刑事が1年も経ってからノコノコ会いに来ると勘違いして、高木渉刑事を拉致。
真実を高木刑事の彼女である佐藤刑事が伝えたが、その前に毒入りワインを飲んで自殺した。
エピローグでは、ナタリーは伊達刑事が亡くなったことを両親から知らされていたと、佐藤刑事が高木刑事に告白。伊達刑事は事故で亡くなった夜、ナタリーの両親に挨拶をしに北海道へ行く予定で、自分の両親を連れてナタリーを紹介しようとした。
高木刑事は、伊達刑事から託された警察手帳に入っていた指輪をナタリーに渡したかったと後悔した。
詳しくは、アニメ681-683「命をかけた恋愛中継」(2013年1月5日-1月19日)を見て欲しい。
伊達刑事の彼女の関係者は皆、悲惨な末路を辿って誰も救われない結末になった一方、ワニの彼女は存命だし、おそらく両親も生きているだろう。ワニの遺品である指輪が彼女に渡せたのも大きい。
過去27作の映画では、公開初日か次回のアニメ放送日に前日談が放送されたが、エピローグで映画に繋がることが明かされるだけで、映画とほとんど関係ない内容だった。しかし、今年は映画とリンクした内容になっており、例年よりストーリーのクオリティが高かった。
命をかけた恋愛中継のキーパーソンである高木刑事と佐藤刑事は隻眼の残像でも活躍する。
来年以降も映画の後日談になることを期待したい。
【おまけ】
1.警察官の不倫は懲戒処分もの。だってさ、田中圭&永野芽郁
小五郎によると、不倫で退職する警察官が毎年のように出ているそう。芸能界でも毎年のように不倫スキャンダルがあるが、一時的に仕事がなくなるだけで大抵は復帰できる。やっぱり芸能界はヌルゲー。
2.毛利探偵事務所の料金表、初公開
アニメ1161話、映画全28作、OVA数作を含めて料金表が出てきたのはこれが初だと思われる。















