Yahoo知恵袋のモンハンカテゴリ7位に、こんな質問があったので紹介したい。
全くの見当違いでもない?
これは、2月7日から10日、14日から18日の2回にわけて開催されたワイルズの第2回オープンベータテストに関する質問。第2回で実装された本作の看板モンスターであるアルシュベルドが高難易度クエストとして登場したが、これを倒せないやつは製品版をやるな、とベータテストで言っていたやつがいたらしい。
調べたところ、件のやつは優雅に覇王という中二病ハンターのようだ。
ワイルズもうプロハン様(笑)がイキり散らかしててやば… pic.twitter.com/QRd0vy2CG8
— 源の琉璃🦀 (@Rulia_Hermitaur) February 9, 2025
ワイルズでも“自称プロハン”が早速湧いたと話題になったが、この自称プロハンが言うことは全くの見当違いとも言えなくない。
なぜなら、今回のアルシュベルド狩猟はライズ体験版の看板モンスターに比べるとかなりヌルゲーになっているからだ。
・制限時間20分だが、ライズ体験版の15分より5分も長い
→ただ、エリア移動の頻度が高いが、これはライズにもあった気がする
※ライズではガルク、ワイルズではセクレトといった乗り物が登場したほか、ワイルズでは簡易キャンプが出たので、これらを前提とした調整?
・装備を自由に変更できる
→ライズ体験版では、各武器種ごとに防具が固定だった
・気絶耐性、精霊の加護、不屈といった強スキルが使える
→特に不屈は5乙までできるということで、これを2回使う前提である説
・落石、ツタや環境利用による罠が非常に多い
→落石は体力の5%を削れ、毎回ダウンする
・サブ武器をヘビィボウガンにすれば、鬼人弾による攻撃力アップと睡眠弾からの睡眠落石or大タル爆弾で大ダメージ
・ワイルズ初登場のスリンガー誘導弾で、モンスターを罠や他のモンスターの場所に簡単に誘導できる
・他のモンスターと合流させて縄張り争いさせれば大ダメージを狙える
・段差の他、セクレトから飛び降りた際の抜刀攻撃でも乗りができ、乗りがしやすくなった
→乗り名人のスキルもあるので、複数回乗ることも可能
・シビレ罠で捕獲できる
→ライズ体験版のパッケージモンスターは捕獲不可だった
※マガイマガドは牙竜種だったが、確か罠は使えなかったはず。メル・ゼナは古龍種なのでそもそも罠にかからない
・オトモがめちゃくちゃ優秀
→体力や状態異常(アルシュベルドの場合、龍属性やられを回復)の回復、シビレ罠設置、怒り時の移行や捕獲のタイミングを教えてくれる親切設計
マガイマガドやメル・ゼナと比較すると、アルシュベルドは狩猟の選択肢が大幅に増えたという印象だ。結果、ベータテスト初日かつ初見で狩猟したハンターが続出。あまり上手くない、下手寄りのハンターでも狩猟しており、全武器で狩猟したハンターも多くみられた。
マガイマガドやメル・ゼナは「プロハンしかやれない」という難易度だったのに対し、アルシュベルドは「狩猟できれば初心者卒業」と言える低難易度になった。ワイルズが初モンハンなら狩猟できなくても不思議ではないが、経験者でソロ狩猟できないのは“ちょっとやばい”かもしれない。
そんな中、アルシュベルドを狩猟してイキり散らかしているハンターもいるようだが、この程度のクエストをクリアした程度でイキるのは早計ではないか。
アルシュベルドが低難易度になったのは、マガイマガドやメル・ゼナが難しすぎて、もはや製品版のどのクエストよりも難しかったという声を受けたのかもしれない。体験版より製品版がヌルゲーなのはどうなのかということで、今回は難易度を抑えたのではないか。
ワイルズが初モンハンの初心者に伝えたい
ちなみに、優雅に覇王のこの発言は(おそらく)野良マルチでのことのようだ。野良マルチはこのような自称プロハンだったり初心者も多い。
ただ、初心者はいきなりマルチに来るのではなく、まずはソロでラスボスクリアまでやってほしい。なぜなら、マルチでは実力が一切つかないからだ。
情報によると、モンスターのマルチ体力は
2人:約1.6倍
3人:約2倍
4人:2.4倍
になっているという。
一覧を見れば分かる通り、モンスターの体力は増えた人数よりも圧倒的に少ない。例えば、4人マルチは2.4倍なので3人よりも少ない数値となっている。
2人がキャンプ待機したり採取や採掘など狩りに参加しなかったとしても、2人が実力者であれば狩猟は可能。寄生プレイで簡単クリアできてしまうので、もちろん実力なんてつくはずもなく、楽を覚えた地雷ハンターのできあがりだ。
このように言うのは、筆者が経験者だからというのもある。筆者が学生の頃、世間では2ndGが発売していた。特に古参からモンハン最高傑作と名高い本作だが、筆者は2ndGをソロでひたすら進めていた。
その頃、確か春休みだったと思うが、休み明け、筆者は集会所のG級(アイスボーン以降のマスターランクに相当)ラスボスのウカムルバスまであとちょっというところだった。一方、クラスメイトは春休み中にウカムルバスを討伐し全クリしていた。
「早いな」と思ったのも束の間、そいつは終始マルチで寄生してクリアしたという。しかも、当時問題になった悪魔ネコというチートにまで手を染めたのにもかかわらず、めちゃくちゃドヤっていた。
この一件以降、筆者はモンハンに限らず、マルチプレイゲームでソロ専を貫き、マルチで寄生しているやつらを見下すようになった。つまらない身の上話だと思うが、こういう経験があったからかも、いきなりマルチで楽をすることを覚えないで欲しいと伝えたい。
そもそも、いきなりマルチで楽するなら何のためにモンハンするのかという話になる。ソロでラスボスまでやれば最低限の実力はつくはずだし、マルチをやるのはそれからでも遅くないはずだ。