【ZA】メガシンカほどマイナーポケモンを救済したバトルシステムはない件

【ZA】メガシンカほどマイナーポケモンを救済したバトルシステムはない件

ポケモンXYに登場したメガシンカ。メガシンカ以降のバトルシステムの中では特に人気が高いが、2025年秋発売のZAで復活することが決定した。

先日より、ZAの新メガシンカが続々とリークされている。そんなメガシンカだが、実はメガシンカほどマイナーポケモンを救済したバトルシステムはないのを知っているだろうか。

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マイナー&オワコンポケモンの強化がメインのメガシンカ

メガフシギバナ
メガリザードンX
メガリザードンY
メガカメックス
メガスピアー
メガピジョット
メガフーディン
メガヤドラン
メガゲンガー
メガガルーラ
メガカイロス
メガギャラドス
メガプテラ
メガミュウツーX
メガミュウツーY
メガデンリュウ
メガハガネール
メガハッサム
メガヘラクロス
メガヘルガー
メガバンギラス
メガジュカイン
メガバシャーモ
メガラグラージ
メガサーナイト
メガヤミラミ
メガクチート
メガボスゴドラ
メガチャーレム
メガライボルト
メガサメハダー
メガバクーダ
メガチルタリス
メガジュペッタ
メガアブソル
メガオニゴーリ
メガボーマンダ
メガメタグロス
メガラティアス
メガラティオス
メガレックウザ
メガミミロップ
メガガブリアス
メガルカリオ
メガユキノオー
メガエルレイド
メガタブンネ
メガディアンシー

全48種類を見てみると、対戦ではあまり使われなかったマイナーポケモンの多くがメガシンカをもらっている。ここからは、主に対戦で使われたメガシンカを紹介したい。

メガガルーラ

6世代ではシングル・ダブルともに48体の頂点に立ち、竜王戦でキッズを号泣させ、ガルットモンスター(ガルモン)と揶揄されるきっかけを作ったメガガルーラだが、ガルーラ自体は非メガシンカの環境ではドマイナーであり、使う人はほぼ皆無だった。

バランスブレイカーだったが、メガシンカでこそ輝いたポケモンの1体である。

メガリザードン

リザードンは公式がゴリ押ししまくっているポケモンだけあって人気が高いが(2020年の公式人気投票で4位)、対戦ではあまり使われていなかった。しかし、メガシンカによって対戦でも日の目を浴びる存在となった。

メガリザードンXはシングル、メガリザードンYはシングル・ダブル両方で使われた(どちらかと言えばダブルの方が多かったが、シングルでもそれなりに使われており、XなのかYなのか読みが発生した)。

6世代ではメガガルーラ一強だったが、メガガルーラがナーフされたサンムーンではシングル・ダブルともにもっとも使われたメガシンカに上り詰めた。

メガゲンガー

ゲンガーはキャラ人気が高く(2020年の公式人気投票で10位)、対戦でもよく使われていた。そんなゲンガーだが、メガシンカでさらに強化された。

キャラ人気も対戦人気も高いポケモンをさらに強くしたわけだが、ゲンガーのようなケースはそこまで多くない。

メガガルーラほどではないが、当時のゲンガーも中々のぶっ壊れで、特性はふゆうなので、弱点のじめん技が効かない。メガゲンガーになると特性がかげふみになり、かげふみキャッチからのほろびのうたがダブルで強力だった。

さすがにやばいと判断されたのか、サンムーンでは特性がふゆうからのろわれボディに変更。事実上のナーフになった。

メガカイロス

カイロスはマイナーポケモンだったが、メガシンカをもらったことでシングルで使われていた。

メガギャラドス

ギャラドスはシングルで使われており、メガシンカでさらに強化された。ただ、ゲンガーに比べると強化は控えめになっており、メガシンカを使わない選択肢も多かった。

メガハッサム

ハッサムはシングルで使われており、メガシンカでさらに強化された。ただ、強化されたのは種族値だけで、特性はテクニシャンから変わっておらず、そこまで大幅な強化ではない。

メガヘラクロス

ヘラクロスはマイナーポケモンだったが、メガシンカによってシングルで使われるようになった。

メガバンギラス

バンギラスはキャラ人気が高く(2020年の公式人気投票で12位)、対戦でもよく使われていた。そんなバンギラスだが、メガシンカでさらに強化された。

ゲンガーと異なり、強化されたのは種族値だけで、特性はすなおこしから変わっておらず、そこまで大幅な強化というわけではない。

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メガバシャーモ

バシャーモはシングルで使用率が高いポケモンであり、メガシンカでさらに強化された。ただ、強化されたのは種族値だけで、特性はかそくから変わっておらず、そこまで大幅な強化ではない。

一方、特性が変わらないメガシンカの中ではもっとも使われていた印象だ。

メガラグラージ

ラグラージはシングルでステロやあくびといった起点作成要因として使われるが、メガシンカを得たことでアタッカーとしても活躍した。メガラグラージになると、特性がすいすいに変わるため、雨パで使われた。

メガサーナイト

サーナイトはキャラ人気こそ高いが(2020年の公式人気投票で9位)、対戦ではほぼ使われなかった。そんなサーナイトだが、メガシンカをもらったことで、主にダブルでよく使われるようになった。

メガクチート

クチートは合計種族値が380しかないため、対戦ではまず使われなかった。しかし、メガシンカをもらったことで、シングルでよく使われるようになった。

メガライボルト

ライボルトはマイナーポケモンなため、これまでの対戦環境ではまず使われなかった。しかし、メガシンカをもらったことで、初期のシングルでちょくちょく使われていた印象だ。

メガボーマンダ

ボーマンダは合計種族値600の強力ポケモンだが、6世代以降はインフレについて行けずオワコン化していた。そんなボーマンダだが、メガシンカをもらったことで、見事復権に成功した。

メガメタグロス

ボーマンダ同様、6世代以降はインフレについて行けずオワコン化していたが、メガシンカをもらったことで、見事復権した。

メガレックウザ

レックウザは伝説のポケモンの中でもっとも人気が高いが(2020年の公式人気投票で8位)、対戦ではグラードンとカイオーガに遅れをとって全く使われていなかった。そんなレックウザだが、メガシンカをもらったことで、伝説のポケモンが使用できるルールのトップメタに上り詰めた。

メガシンカするにはメガストーンを持たせる必要があるため、持ち物が固定されるデメリットがあった。しかし、メガレックウザはメガストーンを持たせる必要がないため、完全上位互換となっている。

メガルカリオ

ルカリオはキャラ人気こそ高いが(2020年の公式人気投票で2位)、対戦ではマイナーポケモンなのでほぼ使われなかった。そんなルカリオだが、メガシンカをもらったことで、シングルで活躍するようになった。

 

これ以外も、多くのマイナー&オワコンポケモンがメガシンカで強化され、その一方で元々強かったポケモンはゲンガーをのぞき、種族値増加程度の強化に抑えられている。

6世代のシングル環境トップメタだったガブリアスはメガガブリアスになると素早さが下がり、特性が「すながくれ」や「さめはだ」から「すなのちから」になるため、実質劣化していた。

ガブリアスとは別の意味で頭角を現し、害悪すぎてシングル勢からもっとも嫌われているオニゴーリは特性がムラッケからフリーズスキンとなるため、実質ナーフとなった。

このように、メガシンカすると強いポケモンはむしろ弱くなるという、絶妙なバランス調整がされていた。

メガシンカではないが、それに近い存在であるゲンシカイオーガとゲンシグラードンだが、ゲンシカイオーガはゲンシグラードンのメタ的な調整になっているのに対し、ゲンシグラードンはタイプがじめん・ほのおに変更され、ひでりによって上がったほのお技をタイプ一致で撃てるようになった。

また、特性「おわりのだいち」が4倍弱点となったみず技を無効化できるので、特性を維持できればカイオーガに勝つことができるという、これまでは難しかったことが実現可能になった。

結果、伝説のポケモンが使える環境で使用率トップだったカイオーガをグラードンが上回るという快挙を成し遂げた。

リークされたZAの新メガシンカもカイリュー、ドリュウズ、ゲッコウガ以外はマイナーポケモンとなっている。

ドリュウズとゲッコウガは当時の環境ほど強いわけじゃないため、強化される可能性があるが、カイリューはSVシングルのBIG6に入るほど人気ポケモンなため、ガブリアス同様、むしろ劣化する調整になるかもしれない。

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メガシンカ以降のバトルシステムは強いポケモンの暴力でしかない

メガシンカは公式から選ばれし者のみ許されたバトルシステムであり、当時は一部のポケモンしかメガシンカできない点が批判された。

批判を受けてか、メガシンカ以降のバトルシステムであるZワザ、ダイマックス、テラスタルは全てのポケモンが使えるようになったが、その結果、強いポケモンをさらに強くする環境となり、メジャーとマイナーとの格差がますます広がった。

サンムーンはZワザとメガシンカも使え、剣盾は選ばれし者のみ許されたキョダイマックスがあったのでまだマシだったが、SVのテラスタルは強いポケモンの暴力でしかなく、マイナーポケモンの人権はほぼ奪われたと言っていい。

そのため、もっともつまらない対戦環境と評価する声も多い。

キョダイマックスより、メガシンカの方が圧倒的に数が多いということで、今となってはメガシンカこそマイナーポケモンをもっとも救ったバトルシステムとして再評価されている。

ZAはランクマあるか分からないが、メガガルーラがナーフされたままであれば、かなり面白い環境になるのではないか。

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