アイスを購入した消防隊員3人を住民が通報。3人は訓告、訓諭、指導の処分となったというニュースが物議をかもしている。
消防隊員はアイス購入すら許されない
救急搬送を終えて消防署に戻る途中にアイスクリームを購入し、その後に救急車のサイレンを鳴らして走行したとして、大阪市消防局が隊員3人に対し、訓告などの処分をしていたことがわかった。
市消防局によると、3人は2020年12月8日夕、市内の病院に患者を搬送。署に戻る途中に2人が店舗でアイスを購入した。制服姿だったため住民が声をかけると、隊員は慌てて救急車の赤色灯をつけ、数十秒間サイレンを鳴らしながらその場を離れたという。住民が通報して発覚した。
市消防局は勤務時間中に出動が連続したり、長時間に及んだりして十分な水分補給ができない場合、水などを買うことは認めているが、アイスの購入については「体調維持とは関係がない」と判断。赤色灯の点灯とサイレンの使用は出動指令を受けた際などに限られており、市消防局は昨年2月、3人を訓告、訓諭、指導の処分とした。
現場に行く途中だったり、救急搬送中にアイスを買うのは大問題だが、3人は一仕事終えて消防署に戻る途中にアイスを購入。住民に声をかけられ、慌ててサイレンを鳴らしながらその場を離れたという。
住民になんていわれたのかは書かれていないため不明だが、こんな所で消防隊員にかけるような奴だ。「消防隊員がこんな所で何やってるの?」「通報するよ?」などと圧をかけたのだろう。
過去には「消防車でうどんを食べに来ている」「消防車で弁当を買いに来ている」といったクレームがあった。救急隊員にも「救急隊員が自販機で飲み物を購入していた」というクレームがある。
こういったクレームは公務員に対して多く、それをまとめたツイートが過去にバズっていた。
「救急隊員がコンビニ寄ってるんだけど!」
「警察官がスマホ使ってるんだけど!」
「消防車がうどん屋に停まってるんだけど!」
「運転士が乗務中に水飲んでるんだけど!」
「店員が店の裏で喋ってるんだけど!」ちょっと待って!そのクレーム…
貴 方 は 害 を 被 り ま し た か ?
— 🐸かしけん🐸 (@Kashiken_N) July 28, 2018
消防隊員3人は声をかけられ、その手の輩だと思い逃げてしまったのだろう。
案の定、住民は消防隊員を通報。市消防局は3人を訓告、訓諭、指導の処分とした。
このニュースに対し、ツイッターでは
サイレンはダメだが制服姿でアイス買ってもいいと思う
どんな仕事してたって人だもん喉渇くし今日はお茶じゃなくアイス食べたい日もあると思うくだらんクレーマーいるよなー。
そのぐらい寛容になれよ
普段命はってるんだから日常くらいゆったりさせたれやアイスでもコーヒーでも気軽に買って気分転換して欲しい。いつも神経張り詰めてお仕事していただいてるのだろうし。サイレンは市民がギャーギャー言うから焦ったのでは。後ろめたいことは何もなく堂々と買ってもらえるような社会ならいいな。
サイレンは紛らわしいからダメだろし、訓練さぼってるとか搬送途中なら問題外だけど。
制服の消防隊員さん達が帰路の途中でアイス買うだけにもびくびくしないといけないこの世の中がどうかなって感じはする。自衛隊さんも一緒。
など、サイレンを鳴らすのはダメだがアイスを買うくらい許すべきといった声が多い。
サイレンを鳴らしたのも、くだらないクレームをつける連中がいるからで、この消防隊員3人に一切の非はないだろう。
記事には、「市消防局は勤務時間中に出動が連続したり、長時間に及んだりして十分な水分補給ができない場合、水などを買うことは認めている」とある。特定の状況でないと、水すらまともに飲めないのも問題ではないか。