東京・青梅市成木の民家で殺害された資産家の小川和男さん(67)だが、現在無職であることが判明している。小川和男さんは近隣住民や知人に対して「1億円が入っている」といい、現金が入ったアタッシュケースを見せびらかしたこともあったという。
無職なのに1億円とは、その資産はどこからやってきたのか。小川和男さんは生前、この資産の出処に関して知人や親族などに話していたようだ。
【青梅殺人事件】小川和男さんの経歴
報道によると
・青梅市の中学校を卒業後、相模原市の運送会社(テスター組み立て作業)に勤務する傍ら、親族の仕事も手伝っていた
・運送会社は定年退職
・同居の母親が亡くなり、10年ほど前から1人暮らし
周囲に大金を見せびらかす
小中学校の同級生によると
・4年前の同窓会に出席した小川和男さんがアタッシュケースの1億円を見せびらかしてきた
・着ていたジャケットの両胸ポケットにもそれぞれ100万円が入っていた
・参加者は30人ほどで、会計も全額払ってくれた(2次会も出してくれ、金額にしたら10万ほどだったとの報道も)
・大金の出処を尋ねたところ、小川和男さんは「昔、都心で飲食店などの商売をしていた」と言っていた
・競馬で3千万稼いだとか、競艇で当たったなんていう噂もあった
別の同級生によると
病院に行くときもアタッシュケースを持っていて、待合室で会った人にまで中身を見せびらかしていた
「バブル時代にキャバレーをやってて儲けた」と言っていた
キャバレーとは
日本において1960年代から1970年代に流行した、ホステスが客をもてなす飲食店。料金は時間制で”明朗会計”、ショーを行うステージや生バンド付きのダンスホールがあり、より大衆化した1970年代以降はおさわりなど、お色気サービスを伴う店も登場した。
小川和男さんの親族「母親が亡くなる前からギャンブルで儲けたと言いだした」
親族によると、小川和男さんは母親が亡くなる前から、ギャンブルで儲けたという話を少しずつしていたという(グッディ)
「恨まれるような人ではなかったと思う」
幼なじみだという60代の男性は「お祭りや地区の清掃活動の時には近所の人にお菓子を配ったりしていて恨まれるような人ではなかったと思います。すごいお金を持っているんだなと思ったことがありました」と話していました。
【9千万余りはどこへ?】事件後、現金が入ったアタッシュケースが見つかるも、中身は10万円ほどだった
現金が入ったジュラルミンケースは事件後、手つかずの状態で現場の母屋と隣接した敷地内の建物で見つかった。ケースには帯封付きの現金が入っていたものの、上げ底になっており、紙幣以外の紙も入れられて、現金総額は10万円程度だったという。
警察は、犯人が金品を奪う間もなく逃走したとみているという。