高知・土佐市で小学6年生の楠瀬成(くすのせなる)くん(11)が行方不明になった。警察や消防が捜索したところ、宇佐漁協の近くで成くんが乗っていた自転車が見つかり、警察は海に転落した可能性があるとみて捜索を続けている。
高知・土佐市で小6男児が行方不明 海に転落か
高知県土佐市で小学6年生の男子児童が遊びに出かけたまま行方がわからなくなり、警察などは海に転落した可能性があるとみて捜索を続けている。
行方がわからなくなっているのは、土佐市の宇佐小学校6年の楠瀬成くん(11)。警察によると、成くんは8日、小学校の始業式に出席し自宅に戻った後、午後2時ごろに遊びに出かけたまま午後7時前になっても帰宅しなかったため、心配した母親が警察に届け出た。
警察や消防が捜索したところ、宇佐漁協の近くで成くんが乗っていた自転車を発見。成くんは、普段から岸壁の近くで一人で遊んだり、船を眺めたりするのが好きで、8日も、地元の人が岸壁につけられた船の上にいるところを目撃したという。
警察などは海に転落した可能性があるとみて、9日朝から約140人態勢で捜索を続けている。
楠瀬成くんの自転車が見つかった場所
楠瀬成くんの特徴
楠瀬君は、身長が1メートル30センチほど、オレンジ色のジャンパーに青色のジーンズと黒いスニーカーをはいていて、黒いメガネをかけているということです。
誘拐された可能性は?
海岸近くで自転車が発見されたということで、警察は海に転落した可能性があるとみて捜索しているが、140人態勢で捜索をしているのにもかかわらず、楠瀬成くんはおろか、成くんの他の持ち物などは一切見つかっていない。
ということは、誘拐された可能性もあるのではないか。犯人は海岸近くに自転車を放置することで、楠瀬成くんが海に転落したと偽装工作した線も考えられる。いずれにせよ、早期の発見が望まれる。