今年8月、八王子市立第六中学校に在籍していた中学2年の永石陽菜さんが自殺を図った問題で昨日、市教委が会見を開き、学校でいじめがあったことを認めた。
八王子・中2自殺問題について
時系列
■昨年
8月:中学1年生だった永石陽菜さんが部活を休んで家族旅行⇒上級生からそのことをLINEでとがめられ、他の部員も無視⇒不登校に
9月下旬:永石陽菜さんが両親に相談⇒学校に対応求める
10月上旬:顧問が上級生にトラブルの有無を尋ねたところ「LINEで強く言い過ぎた」と説明⇒「謝った」との報告=「いじめはなかった」と結論付け■今年
4月:市内の別の中学校に転校も不登校が続く
8月下旬:JR中央線・西八王子駅で電車に飛び込み、約2週間後に死亡
永石陽菜さんは去年の段階で、いじめられていることを両親に相談。両親は学校側に対応を求め、学校側は事実関係を確認し当該生徒を指導したところ、「LINEで強く言い過ぎた」と説明。数日後、「謝った」との報告があり、学校はトラブルは解決したと判断。いじめはなかったと結論付けた。
しかし、両親はいじめは続いていたと主張。転校後もいじめは続いていたとみられる。また、学校がいじめを認めたのは自殺した後だった。
学校側はいじめを認識
永石陽菜さんの父親がブチギレ激怒
永石陽菜さんが自殺したことについて、父親の洋さん(57)は学校に対し怒りをあらわにしている。
いじめがあったところできちんと対応していたのであれば、こういうことがなかったのではないか。第2、第3の陽菜を絶対、出してもらいたくない
11月6日配信「NNN」より
▼亡くなった永石陽菜さんの両親
市教委が会見 いじめ認める
6日午後4時半、八王子市の教育委員会が記者会見を開き、学校でいじめがあったことを認めた。
市教委は今後、第三者委員会を設置し、いじめと自殺の因果関係を調査する方針。
遺書やSNSのやりとり公開
11月7日配信「FNN」より
市教委によると、遺書は置き手紙のような形で残されていて、学校での辛い出来事やトラブルを乗り越えられなかった自分を責め、両親に感謝する内容がつづられていたそうだ。
八王子市立第六中学校の陸上部所属か
Googleマップが荒らされる
今回のいじめ問題が報じられると、八王子市立第六中学校のGoogleマップは荒らされることになった。
星1の9割以上は、今回のいじめ問題を批判する内容だった。「生徒と先生晒されてたけど大丈夫なのかな?自業自得だけど…」と加害生徒や顧問が特定されたと思われる書き込みもみられた。