盲導犬を蹴る虐待動画の件に、この盲導犬が所属しているアイメイト協会が14日、コメントした。
アイメイト協会「このような事が二度と起きないよう…」←今回で二度目じゃん【盲導犬の所属団体】
問題のアイメイト(盲導犬)を利用者から回収し保護したという。それはさておき「このような事が二度と起きないよう…」などとコメントしているが、今回で二度目であることを忘れているのだろうか。
アイメイト協会は2010年4月にも盲導犬の虐待が疑われ、同協会や県、市などに多数の問い合わせが入った。この件について当時、アイメイト協会は以下のようにコメントしていた。
・調査の結果、盲導犬使用者が盲導犬を虐待したという事実は確認されなかった。疑いを指摘された盲導犬の健康状態は良好であり、また、飼育環境や使用状態にも問題はなかった
・現地調査として、飼育環境、飼育方法、使用状況、歩行状況等についての観察調査を期間をおいて複数回実施したが、いずれの調査においても異常は認められず、問題のない状態であることを確認した
・目撃情報を確認するために第三者(市民・交友関係など)への聞き取り調査を行ったが、虐待であるとの事実は確認されなかった。また、寄せられた情報は伝聞による不確かなものであり、目撃者が存在しない情報だった
・数度にわたり、使用者本人への聞き取り調査を行ったが、虐待行為にあたる事実は確認されなかった
・虐待の証拠があるとの情報もあったが、その存在は現在に至っても確認できていない
「火のない所に煙は立たぬ」という言葉通り、本当に虐待がなかったら、ここまで騒ぎにはならない。しらばっくれているが、虐待はあったのだろう。
当時は虐待の様子を撮影し、SNSに証拠としてアップするという文化がなく、誤魔化すことは容易だった。しかし、近年はスマートフォンが普及し、誰でもどこでも撮影するようになり、悪いことをすればすぐにネットで晒される時代になった。今回の件も虐待動画がなかったとしたら、事実を認めただろうか。