株式会社ジェイアール東日本企画が社会人の移動実態を調べたところ、20代の外出回数が最も少なく、70代を下回るという結果が出た。
同社は「インターネットやスマートフォンが普及し、あらゆることが自宅にいながらにして行えるようになったため」と分析しているが、これに現役20代が反論している。
ジェイアール東日本企画の調査結果
記事によると
・1か月の移動回数は全国平均で43.6回。単純計算で1日あたり1.4回移動。20代は37.3回で、70代の40.8回を下回る
・移動のピークは30代後半。自宅や職場、学校以外の場の移動が多いのは30代後半と60代。高齢層はリタイアによる移動減を他の移動で補てんする傾向
・スマホネイティブの若者に見られる“家好き”傾向。20代は6割超、30代でも5割が自らを“ひきこもり”と認識
・外出回収が減少した最大の理由は言うまでもなくインターネットおよびスマートフォンの普及にある。あらゆることが自宅にいながらにして行なえるようになったことが移動減に拍車をかけている
出典:http://www.jeki.co.jp/info/files/upload/20170928/170928hpMDL1.pdf
20代の外出回数が70代を下回り、スマホ世代の若者の多くがひきこもりになっているらしい。その最大の理由として、ネットやスマホ普及を挙げているが、本当にそれだけなのだろうか。
ジェイアール東日本企画の調査結果に現役20代「給料が少なく休みもねぇんだよ!」「疲れていて外出する気力がない」
ジェイアール東日本企画は、若者の外出が減少したのはネットやスマホ普及にあると分析しているが、それだけではないと現役20代が反論している。
「給料が少なく休みもねぇんだよ!」
「外に出ると金使うから出たくないだけ」
「家の方が快適で楽しい。用もないのに外出したくないよ」
「仕事で疲れていて外出する気力がない」
「外に出ても特にメリットが無いから出ないんだよ」
「特に外出する意味がない、時間もない。外に出る暇があったら寝るわ」
「外に出て他人に会うのが嫌」
ツイッターでは、ほとんどの人が金と暇がないことを挙げているが、金がないというのは少々疑問に感じる。
近年ではソーシャルゲームが流行しており、多くの人が課金している。中には何十万、何百万単位の廃課金者も存在する。「金がない」とツイートした人の中にも課金勢がみられたが、金がないのにソーシャルゲームに課金しているのは一体どういうことなのか。ソーシャルゲームに課金しすぎて、外出先で使う金がないということだろうか。
筆者も職業柄、今から出ないことが多いが、「金や暇がない」「疲れていて外出する気力がない」というわけではなく、「単純に外に出るのがめんどくさい」「外に出るメリットがない」ことが理由だ。これは学生時代から続いており、夏休み期間中もほぼ外に出ないで過ごしていた。
現代は外出しなくても色々できる便利な時代になった。今後、テクノロジーがもっと進化し、一生外出しなくても生活できる・・・なんて世界も来るかもしれない。