ポケモンチャンピオンズのランクバトル・シーズンM-5から本8月28日で23日が経過した。シーズン終了まで11日に迫り、すでに折り返しを迎えている。
翌29日0時30分より、YouTubeチャンネル「The Official Pokémon YouTube channel(ポケモン海外公式YouTubeチャンネル)でポケモンワールドチャンピオンシップ(WCS)2026のライブ配信が開始される。大会は31日まで開催される予定。
この記事では、少し遅れたがシーズンM5の中間発表とポケモンWCS2026ゲーム部門で最も注目されているマスターカテゴリの優勝構築を、シーズンM-1からシーズンM-4まで4シーズン連続最終チャンピオン級を達成した筆者が予想したい。
最終チャンピオン級ボーダー予想&中間発表
シーズンM-5は34日間(5週間)あるが、レギュレーションM-Bの3ヶ月目ということで過去最高のデフレシーズンとなっている。
しかし、同様にレギュレーションM-BのデフレシーズンだったシーズンM-4より7日間(1週間)より長いため、シーズンM-5の最終チャンピオン級ボーダーはシーズンM-4のレート2302.532とほぼ変わらないくらいだと予想される。
ポケモンチャンピオンズの非公式トラッキングサイト「Silph Scope」を見てみると、8月28日16時時点のチャンピオン級ボーダーはレート2152.893となっている。
一方、シーズンM-4はシーズン開始から同じく23日後の7月31日16時時点のチャンピオン級ボーダーはレート2214.3だった。
レート差は61.4。シーズンM-5はシーズンM-4に比べてデフレしていることが分かるが、今期は7日間長いため、この1週間でレート差61.4程度なら埋めることができる。
最終日はどれだけデフレしてもレートがインフレするため、もしかしたらシーズンM-4のボーダーを超える可能性もある。
シーズンM-5の最終チャンピオン級ボーダーがレート2300に到達する可能性があると予想した筆者は、レート2300に到達したプレイヤーが始めた出た8月22日、つまりシーズン開始から3週目に今期の準備を始めた。
少し遅すぎるのではないかと思う人もいるかもしれないが、シーズンM-5は5週間あるため、ちょうど折り返し地点の22日(3週目)から始めても十分間に合うと考えている。
シーズンM-5も、ランクバトルで見かけた上位勢の構築を参考に構築を組んだ。今期の構築はまだ公開できないが、この記事を見てくれた読者のためにヒントだけは伝えたい。
・とある日本のプレイヤー(5月に開催された「グローバルチャレンジ2026」マスターカテゴリで上位640名に残れていないため、「ポケモンジャパンチャンピオンシップス(PJCS)2026」ゲーム部門マスターカテゴリには参加していない模様。もちろん、「ポケモンWCS2026」ゲーム部門の参加選手でもない)の構築をアレンジしたもの。
・シーズンM-3で使ったようなランクアップ(セットアップ)の並びと、もう1つ別の勝ち筋を入れた構築。もう1つの勝ち筋はチャンピオンズになってからダブルバトルでもみられるようになったが、ダブルバトルではそこまで多くない戦術。
・もう1つの勝ち筋はランクバトルよりも大会のほうが強そうだが、あまり見ない構築なため、初見殺しも有効な公式オンライン大会かも。
・ちなみにVictory Road(8~9日開催の「VR August Challenge #2(参加人数261人)」、15~16日開催の「Victory Road to San Francisco(参加人数1461人)」)やLimitless(参加人数100人以上)、日本のオフ大会(15~16日開催の「EXTREME-ダブルバトル(参加人数456人)」や週1開催のテラスクエア主催大会やてるチャレ等)などでTOP8or16に全く同じ構築は1つもなかった(いずれもシーズンM-5に開催された大会)。
・使用率30位のメジャーポケモン3匹、使用率31~50位の中堅ポケモン1匹、使用率50位以下のポケモン2匹。構築の半分が中堅以下ということで、構築のパワーは歴代最低となり、比較的扱いが難しいシーズンM-3構築を超える歴代屈指の操作難易度となった。
・つまり、過去一尖った構築。パワーで“おせおせ”ではなく、かなりテクニカルに立ち回らないと初心者帯のマスターボール級Ⅲ以下でも勝つのは難しいと思う(相当プレイング重視)。
参考にした構築を見たとき、最初「これで勝ってるのマジ?」とは思った。それくらい勝つのが難しい構築だと思う。
気になる勝率だが、シーズンM-5は最初介護構築(ランクアップ・トリプルセットアップ)を使っていたが、マスターボール級Ⅲで大苦戦する弱さだったので解体した。この構築はマスターボール級Ⅲから使ったので、最初からの勝率は出せない。
マスターボール級Ⅲ・レート1700台から現時点で10戦し、最初の1回だけ負けて9連勝した。
思ったより勝ってるが、マスターボール級Ⅱに到達し、ここからマスターボール級Ⅰ→チャンピオン級と進めば勝率も落ちてくるだろう。
歴代屈指の操作難易度ということで、この構築だけの勝率でもシーズンM-4みたいに勝率78%とかはまずいかない。構築を参考にしたプレイヤーも勝率6割ギリギリであり、最初の介護構築で勝率が激落ちしたので、最終的な勝率は6割を切るかもしれない。
ちなみに、歴代最低勝率はシーズンM-1の55.7%となっている。
ポケモンWCS2026ゲーム部門で結果を残した構築がこれまでになかったものであれば、それがランクバトルにも入ってくるため、最後の1週間(9月2日~9日)の環境が変わる可能性がある。新しい構築が入ってくれば、その構築に対応する必要があるため、この構築が最終結果ではない。
「ポケモンWCS2026」ゲーム部門の結果に注目したい。今後、構築が変わったとしても最終チャンピオン級を達成したら、シーズン終了の9月9日に構築を公開したい。
ランクアップ(セットアップ)構築の必須枠であるガオガエンのみ公開。
マスターカテゴリ優勝構築予想
シーズンM-5は過去4シーズンで登場した構築が全ている環境となっており、新規構築はゲンガースタン以外、環境入りしていない。そのため「ポケモンWCS2026」ゲーム部門でも、これまでに登場した構築が中心の環境と予想される。
「ポケモンWCS2026」ゲーム部門に登場するであろうメタチームについて、アメリカのYouTubeでVGCプレイヤーのJoeUX9ことJoseph Ugarte(ジョセフ・ウガルテ)選手が8月24日に「Ranking Every Meta Team In Pokémon Champions(ポケモンチャンピオンズの全メタチームをランキング形式で解説)」と題した動画で解説しているので紹介したい。
1.マフォカメ:メガマフォクシー メガカメックス オオニューラ ドドゲザン ガオガエン ヤバソチャ。
・シーズンM-3から登場。オオニューラ・ガオガエン・ヤバソチャなど3匹のサポーターでサポートしながら、メガマフォクシー・メガカメックス・ドドゲザンなど3匹の積み技持ちアタッカーで攻める構築。
・このような構築は日本だと「介護構築」と呼ばれているが、海外では「ランクアップ」、3匹のサポーターでサポートすることから「トリプルセットアップ」などと呼ばれている。
2.ガブエッテ:ヤバソチャ メガガブリアス オオニューラ メガフラエッテ ガオガエン ドドゲザン。
・シーズンM-2から登場。ヤバソチャ・オオニューラ・ガオガエンなど3匹のサポーターでサポートしながら、メガガブリアス・メガフラエッテ・ドドゲザンなど3匹のアタッカーで攻める構築。
・トリプルセットアップとの違いは、オオニューラにコーチングを覚えさせ、メガガブリアスやドドゲザンのこうげきとぼうぎょを上げる。そのため、メガガブリアスとドドゲザンには積み技を持たせないことが多い。
・シーズンM-4ダブルバトル最終1位を取った、シンガポールのマギカウラことJude Lee(ジュード・リー)選手も愛用。
3.メノコヴィラン:メガスコヴィラン メガユキメノコ オオニューラ ドドゲザン イダイトウ(オスのすがた) ルガルガン(たそがれのすがた)。
・シーズンM-2から登場。メガスコヴィランとメガユキメノコはどちらかと言えばサポート寄りで、ドドゲザン・イダイトウ(オスのすがた)・オオニューラのKBSがメインアタッカーとなる構築。
・ルガルガン(たそがれのすがた)はメガスコヴィランとメガユキメノコが苦手とするメガリザードンYへのアンチメタポケモンとして機能する。
4.ゲンガースタン:メガゲンガー オオニューラ カイリュー ドドゲザン ガオガエン キュウコン(アローラのすがた)。
・シーズンM-5から登場。今期唯一の新風。
・メガゲンガーと言えばほろびのうたを使った戦術が主流だが、この構築ではほろびのうたを使わず、それぞれが独立したグッドスタッフとなっている。
・もともと、ドドゲザンの枠はラグラージ(あくび&たべのこし搭載の流し型)だったが、現在はドドゲザンを入れた形が主流となっている。
5.おいかぜトリル:メガムクホーク キラフロル リキキリン コータス エルフーン オオニューラ。
・シーズンM-4から登場?。エルフーンのおいかぜとリキキリンのトリックルームをスイッチして戦う構築。
6.バンドリムクホーク:ドリュウズ メガバンギラス メガムクホーク サーフゴー ミロカロス ヤバソチャ。
シーズンM-4から登場。バンギラスとドリュウズによる砂の並びに、メガムクホークのおいかぜで素早さをガン上げする構築。
7.スターフォックス(ムクホーク:Staraptor&マフォクシー:Delphox):エルフーン メガムクホーク メガマフォクシー ドドゲザン ガブリアス キラフロル。
・シーズンM-4から登場。メガマフォクシーはセットアップ系の構築で使うのが主流だが、それをエルフーンによるおいかぜ軸に入れた構築。
8.ペリブリラグ:ブリジュラス メガラグラージ ペリッパー オーロンゲ ヤバソチャ メガメタグロス。
・シーズンM-3から登場。純正雨パ。
9.ライチュウムクホーク:メガライチュウY メガムクホーク リキキリン ウインディ(ヒスイのすがた) ドドゲザン ニンフィア。
・シーズンM-4から登場。メガライチュウYとメガムクホークといったレギュレーションM-Bで登場した新メガシンカを2匹採用した構築。
・メガライチュウYのでんじほうによるまひ状態による素早さ1/2、メガムクホークのおいかぜやリキキリンのトリックルーム。ウインディ(ヒスイのすがた)のしんそくやドドゲザンのふいうち、ニンフィアのでんこうせっかといった先制技。
一方、相手の先制技はリキキリンのテイルアーマーで無効化する。このことから、常に相手に先制することを重視した構築となっている。
10.1プテリザ(旧):メガプテラ メガリザードンY リキキリン ドドゲザン ガブリアス ニンフィア。
・シーズンM-1からいたような気がするが、本格的に増えたのはシーズンM-2から。プテラがリザードンに強いため、リザードンに強いリザードングッドスタッフの1つ。
10.2.プテリザ(新):メガプテラ メガリザードンY フシギバナ ガブリアス ガオガエン ニンフィア。
・シーズンM-4から登場。リキキリンとドドゲザンを解雇してフシギバナ(ようりょくそ)とガオガエンを採用した構築。フシギバナはリザードンに弱いが、メガリザードンYのひでりによるにほんばれ状態にタダ乗りしてようりょくそを発生することができる。
・この構築でのリザードンはげんしのちからを覚えているため、リザードンミラーに強い。
・プテリザ(旧)構築よりもリザードン対策を強化したリザードングッドスタッフとなっている。
11.1.BIG6(旧):メガリザードンY メガフラエッテ ドドゲザン ガブリアス イダイトウ(オスのすがた) エルフーン。
・シーズンM-1から登場。「PJCS2026」ゲーム部門マスターカテゴリの優勝構築でもある。
・レギュレーションM-Aでは結論パとされていた。続くレギュレーションM-Bも環境トップメタ構築として暴走しており、多くのプレイヤーたちが「ポケモンWCS2026」ゲーム部門マスターカテゴリでも優勝すると予想している。
・一方、何シーズンもわたり暴走しているメガリザードンYと交換以外で入手するにはポケモンZの購入が必須となり一部で「Pay to Win」だと揶揄されているメガフラエッテとのデュアルメガシンカということで、特に海外勢から嫌われている構築でもある。
11.2.BIG6(新):メガリザードンY メガフラエッテ ガブリアス イダイトウ(オスのすがた) ガオガエン エルフーン。
・シーズンM-2から登場。ドドゲザンをガオガエンに変更し、メガフラエッテにめいそうを覚えさせた形。
・リザードンがげんしのちからを覚えていることがあり、リザードンミラーに強い。
12.リザバナドヒドイデ:メガリザードンY フシギバナ ガブリアス ガオガエン ドヒドイデ ニンフィア。
・シーズンM-3から登場。メガリザードンYとフシギバナによる晴れの並びにドヒドイデが加わった構築。
・ドヒドイデはシングルバトルで使われるポケモンだったが、ポケモンチャンピオンズになってからダブルバトルでも使われるようになった。
・この構築はダブルバトルでドヒドイデが台頭するきっかけとなった構築の1つでもある。
13.晴れ雨:メガリザードンY フシギバナ オーロンゲ ブリジュラス メガラグラージorイダイトウ(オスのすがた) ペリッパー。
・シーズンM-4から登場。
・メガリザードンYとフシギバナによる晴れの並びに、ペリッパーとブリジュラス(とメガラグラージまたはイダイトウが加わることも)による雨の並びが混在する構築。
・2つの天候とオーロンゲのいたずらごころによる先制すてゼリフによって、天候の取り合いで勝ちやすくなる。
14.バシャメノコ:メガバシャーモ メガユキメノコ ガオガエン ドドゲザン ヤバソチャ オオニューラ。
・シーズンM-4から登場?。メガスコヴィランとメガユキメノコの構築に近いが、メガバシャーモはアタッカーとして活躍できる。
15.滅び雨:メガゲンガー ニョロトノ ブリジュラス メガラグラージ ガオガエン ビビヨン。
・シーズンM-3から登場。メガゲンガーやニョロトノのほろびのうたによる展開と、ニョロトノとブリジュラスやメガラグラージによる雨展開が混在する構築。
・ビビヨンのぼうふうはあめ状態で必中となるため、実は雨パ運用が最も相性良かったりする。
これら以外にも構築はあるが、以上が主要な構築となっている。この中でマスターカテゴリを制する構築はどれか。
結論から言えば、BIG6は上位入賞(Top Cut以上)するが、優勝はできないと思う。
「PJCS2026」ゲーム部門マスターカテゴリで優勝したのち、今日までランクバトルや大会で暴れ続けているBIG6。
BIG6は各ポケモンの型が豊富にあるものの、ここまで暴れ続けていることもあって主要な構成は対戦ガチ勢であれば、みんな知っているほど広まった。もちろん、対策もしっかりされているため、「PJCS2026」ゲーム部門マスターカテゴリのような一強状態にはまずならないだろう。
現に、最近のランクバトルや大会では以前のように、BIG6ばかりが上位を占めるような環境ではなくなっている。
ズバリ、BIG6への対策が万全な構築が優勝候補と言える。どの構築もBIG6への対策はちゃんとしていると思うが、特にマフォカメとプテリザ(新)あたりが優勝するのではないか。
マフォカメは「Victory Road to San Francisco」や22日開催の「てるチャレChampions #4 Online(参加人数153人)」で優勝。
プテリザ(新)は「EXTREME-ダブルバトル」で優勝している。
いずれの構築も直近の大型大会で優勝しており、「ポケモンWCS」ゲーム部門マスターカテゴリでも優勝する可能性が高いと言える。筆者としては、マフォカメが優勝してほしいと思っている。
マフォカメは公式大会でまだ優勝経験がなく、マフォクシーはメガリザードンYのライバルポジションのほのおタイプとなっている。
ほのおタイプの御三家としてはガオガエンとバシャーモがいるが、2匹は物理アタッカーなため、特殊アタッカーのメガリザードンYのライバルは同じく特殊アタッカーのメガマフォクシーだと思われる。
リザードンはカントー地方の御三家だが、くさタイプ御三家のフシギバナはメガリザードンYのひでりによるはれ状態でフシギバナのようりょくそが発生するため、リザードンの味方として組まれることが多い。
一方、みず御三家のカメックスははれ状態によってカメックスのみず技の威力が半減するため、基本的には同じく構築に入れない。また、カメックスはアニメなどでリザードンのライバルとして描かれることも。
アニメ『ポケットモンスター(無印)」で主人公のサトシがジョウトリーグでリザードンを使い、ライバルのシゲルがカメックスを使って激闘を繰り広げた。
結果、サトシのリザードンが勝利したが、「ポケモンWCS2026」ゲーム部門マスターカテゴリではカメックスが勝って欲しい。
最強のメガリザードンYとメガフラエッテを倒して、メガマフォクシーとメガカメックスが優勝への頂に上ることを期待したい。
晴れ雨も、シーズンM-5にLimitlessで開催された大会で複数回優勝している。ちなみにBIG6も。
そのため、BIG6が優勝する可能性がないこともない。
ゲンガースタンが大穴になる可能性がある。「PJCS2026」ゲーム部門マスターカテゴリも滅ぶゲンガー構築が準優勝したので「ポケモンWCS2026」ゲーム部門マスターカテゴリでも再びメガゲンガーが活躍する可能性はある。
準優勝したアライ リンタロウ選手の構築
▼総括
本命:マフォカメ
準本命:プテリザ(新)、晴れ雨
可能性:メノコヴィラン、BIG6
大穴:ゲンガースタン
▼過去シーズン構築記事






