シーズンM4ダブル最終チャンピオン級構築記事【ポケモンチャンピオンズ】

シーズンM4ダブル最終チャンピオン級構築記事【ポケモンチャンピオンズ】

ポケモンチャンピオンズのランクバトル・シーズンM-4が、8月5日10時59分に終了した。シーズンM-4は27日(4週)間と、20日(3週)間だったシーズンM-3より1週間多いシーズンだった。

34日(5週)間だったシーズンM-1とシーズンM-2より1週間少ないが、SVまでは30日間(1か月)の開催だったので、それに近い今期はちょうどいい期間だった。

シーズンM-3に続いてレギュレーションM-Bということで、前期に比べて人口やレートがデフレしているシーズンM-4。ダブルバトルをチャンピオン級(順位112位/最終レート2324.693)で無事終えることができた。

この記事では、シーズンM-4で最終チャンピオン級を達成した最強構築を紹介したい。

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構築紹介

ドドゲザン
あく・はがね
HP:207(32)
こうげき:205(32)
ぼうぎょ:140
とくこう:72
とくぼう:107(2)
すばやさ:70 リキキリン[すばやさ72(すばやさが0.9倍になる能力補正)]より低くし、トリックルーム下で先制できるよう調整。
能力補正:いじっぱり
技:
まもる
ふいうち
ドゲザン
アイアンヘッド
特性:まけんき
持ち物:くろいメガネ

イダイトウ(オスのすがた)
みず・ゴースト
HP:195
こうげき:168(21)
ぼうぎょ:98(13) ドドゲザン[こうげき205(32+こうげきが1.1倍になる能力補正)]のふいうち(威力80×タイプ補正1.5倍=威力120)86.1~101.5%(168~198)乱数1発(6.25%)
とくこう:90
とくぼう:95
すばやさ:130(32)
能力補正:いじっぱり
技:
まもる
アクアジェット
ウェーブタックル
おはかまいり
特性:てきおうりょく
持ち物:しんぴのしずく

オオニューラ
かくとう・どく
HP:155
こうげき:182(32)
ぼうぎょ:82(2)
とくこう:54
とくぼう:100
すばやさ:189(32)
能力補正:ようき
技:
フェイント
インファイト
フェイタルクロー
コーチング
特性:かるわざ
持ち物:きあいのタスキ

プテラ
いわ・ひこう
HP:162(7)
こうげき:152→182(27)
ぼうぎょ:85→105 イダイトウ[こうげき180(32+こうげきが1.1倍になる能力補正)]のアクアジェット(威力40×てきおうりょく2倍×いのちのたま1.3倍=威力104)86.4~102.4%(140~166)乱数1発(6.25%)
とくこう:72→81
とくぼう:95→115 フシギバナ[とくこう167(32+とくこうが1.1倍になる能力補正)]のリーフストーム(威力130×タイプ補正1.5倍×いのちのたま1.3倍=威力254)86.4~101.8%(140~165)乱数1発(12.5%)
すばやさ:200→222(32)
能力補正:ようき
技:
まもる
おいかぜ
いわなだれ
ダブルウイング
特性:きんちょうかん→かたいツメ
持ち物:プテラナイト
特記事項:「→」の先はメガシンカ後のステータス。

メタグロス
はがね・エスパー
HP:157(2)
こうげき:187→197(32)
ぼうぎょ:150→170
とくこう:103→112
とくぼう:110→130
すばやさ:134→178(32)
能力補正:ようき
技:
まもる
バレットパンチ
サイコファング
じだんだ
特性:クリアボディ→かたいツメ
持ち物:メタグロスナイト
特記事項:「→」の先はメガシンカ後のステータス。

ジャラランガ
ドラゴン・かくとう
HP:152(2)
こうげき:117
ぼうぎょ:145
とくこう:167(32)
とくぼう:125
すばやさ:137(32)
能力補正:ひかえめ
技:
まもる
しんくうは
スケイルノイズ
はどうだん
特性:ぼうじん
持ち物:いのちのたま

※ダメージ計算はゲームウィズのツールを使用

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バトルチーム

以上、チーム構成とバトルチーム。“おまけ”として、この構築を組んだ経緯などをつづるので、興味がある人は読んでほしい。

※おまけパートは非常に長く、本日15時のメンテナンス終了後に公開される「成績詳細」を確認する前に書き終わらなかった場合、途中でもこの記事を公開します。構築経緯は“あくまでおまけ”なため、後から文章を追加します。

構築記事はバトルチームのスクショさえ掲載すれば、「バトルデータベース チャンピオンズ」といった外部サイトへ掲載される条件を満たせるため、最低限成り立つと思っています。

最終結果の場合、加えて成績詳細のスクショを掲載すればいいはず。あらかじめご了承ください。

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構築経緯

今回使ったのは「シーズンM-4中間発表&チャンピオン級ボーダー予想/ポケモンチャンピオンズ」でも触れたとおり、とある韓国プレイヤー(今や韓国最強のプレイヤーとされ、シーズンM-3で最終チャンピオン級を達成した構築の原案である韓国のMeLuCaことイ・ジソク選手や、国内で最も有名なSejun Park選手とは別の強者)の構築をベースにしたものとなっている。

原案者は構築を公開していないため、ランクマで見かけたことがある人だけが知っている「知る人ぞ知る」構築だったが、スペインのEric Rios(エリック・リオス)選手が7月20日のTwitch配信中に原案者とマッチング。その対戦で入手した情報に基づき、自分好みに再現したバトルビデオを25日にYouTubeで公開した。

スペインのトッププレイヤーが紹介した構築ということで、ポケモンの海外非公式大会の結果をまとめている情報サイト「Limitless Online Tournament Platform」で26日に開催された参加人数249人の「Nikita Vlasenko Memorial Tournament」でTOP4に入った。

タイミング的にEric選手の影響だろうが、確認した限り、参加人数100人越えの大会でTOP16に残ったのはこのプレイヤーだけだった。この大会自体、そこまで注目されていたわけでもなかったので、あまり広まらなかった。

それからしばらく経った8月3日、Sejun選手が原案者と同じ6匹をYouTubeライブで使用。Sejun選手は「(原案者は)韓国のランキングで1位を取る強いプレイヤー」と話したことから、おそらく筆者やEric選手と同じプレイヤーの構築を再現したと思われる。

Sejun選手はその構築を使って、マスボ級Ⅰ(順位654位/レート2158.877)から10勝4敗でチャンピオン級(順位261位/レート2251.274)の勝率71%を叩き出した。

筆者もSejun選手も原案者と同じ6匹を使い、勝率7割超えでチャンピオン級を達成。このことから、原案者以外が使っても強い構築であることが証明された。

ここで余談だが、筆者とSejun選手はシーズンM-3で似た構築(使用率3位のガオガエン&使用率18位のメガライチュウYによるダブルねこだまし、使用率17位のミロカロスと使用率38位のソウブレイズによる積み起点)を使って最終チャンピオン級を達成した。

筆者とSejun選手は原案が異なるため、あと2匹は違ったが、今期は原案が同じだったので6匹かぶり&各構成もほぼ同じだった。

2シーズン続けて似た構築になったわけだが、もちろん全くの偶然。ただ、筆者とSejun選手は似た構築を好むのかもしれない。

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どこが強かったのか?

使用率2位のドドゲザンの英語名であるKingambit、使用率7位のイダイトウ♂の英語名であるBasculegion、使用率9位のオオニューラの英語名であるSneaslerの頭文字を繋げたKBSの3匹にメガプテラとメガメタグロス、そしてマイナーポケモンのジャラランガを加えたアンチメタ構築となっている。

KBSの3匹は使用率TOP12の環境ポケモンであり、筆者がシーズンM-2で最終チャンピオン級を達成した構築にも入っていた。この記事で改めてKBSの強さを解説する必要はないだろうが、オオニューラの技はよく使われるものではないため解説したい。

オオニューラについて

今回の構築だが、かつてはオオニューラを使用率16位のメガフシギバナに変更して、物理4:特殊2でバランスを取っていた。しかし、シーズン終盤になるとフシギバナが減って微妙になったので、オオニューラへ戻すことに。

▼当時使っていたフシギバナ

フシギバナ
くさ・どく
HP:172(17)
こうげき:91→108
ぼうぎょ:103→143
とくこう:162→187(28)
とくぼう:120→140
すばやさ:121(21) フシギバナの能力ポイント19位(0.5%)すばやさ20(120)抜き。
能力補正:ひかえめ
技:
まもる
エナジーボール
ヘドロばくだん
だいちのちから
特性:ようりょくそ→あついしぼう
持ち物:フシギバナナイト
特記事項:「→」の先はメガシンカ後のステータス。

オオニューラへ戻したことで、再び物理アタッカーが5匹になった。これではガオガエンの特性1位(99.5%)や使用率11位のムクホークの特性1位(97.0%)、使用率30位のクチートの特性2位(48.6%)のいかくを繰り返し発生させられると厳しいため、その対策として技10位(7.0%)のコーチングを採用した。

技1位(94.1%)のねこだましに対して、相手がまもるやみきり、交代などをしてくるタイミングでコーチングすることが多い。そのため、ねこだましは不要なことが多かった。

しかし、先制技は欲しいということで、シーズンM-4ではTOP10圏外のフェイントを採用した。きあいのタスキで1耐えたHPを削り取るときなど、覚えさせていたことで勝利できた対戦もあったので、これで良かったと思う。

シーズンM-4では、技5位(18.8%)のどくづき/持ち物2位(35.2%)のきあいタスキ/特性2位(39.0%)のどくしゅを採用したどく特化タスキが増えていたが、筆者は技3位(77.3%)のフェイタルクロー/きあいのタスキ/特性1位(60.4%)のかるわざを採用したフェイタルかるわざタスキを採用した。

どくづきの30%とどくしゅの21%[もともとの確率は30%だが、どくづきを使った場合は30%ではなく、(1-0.3)×0.3=21%になる模様]で合計51%の確率でどく状態になる。

5割の確率でどく状態になるということで、30%の確率でどく・まひ・ねむり状態のいずれかにする(つまり、各状態異常の発生確率は10%)にするフェイタルクローよりも狙ってどく状態にできるということで、シーズンM-4では人気が高まった。

しかし、フェイタルクローによる20%の確率でまひかねむりを引けば、それで勝ち筋を拾えることも。現に、それで勝利した対戦もあったので、個人的にはフェイタルクローのほうがいいと思った。

どく技をフェイタルクローにするなら、特性をどくしゅにする必要はないため、かるわざとした。

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プテラについて

プテラは、使用率TOP30だと以下の5匹に強い。

・ガオガエン
・使用率4位のヤバソチャ
・使用率5位のエルフーン
・使用率6位のリザードン
・オオニューラ

これらのポケモンはシーズンM-3以前から強いポケモンだが、シーズンM-4で増加したムクホーク(前期13位)、フシギバナ(前期21位)、使用率24位のマフォクシー(前期33位)にも強い。

オオニューラはシーズンM-3に比べて、きあいのタスキを持たせた型が多かった。バトルデータを見ると、シーズンM-3のときは21.1%だったので、14.1%の増加があった。

特に上位帯(マスターボール級Ⅰ~チャンピオン級)では、持ち物1位(53.6%)のしろいハーブよりもきあいのタスキが目立った。そんなオオニューラを、プテラの技3位(71.2%)のダブルウイングできあいのタスキを貫いてワンパンできるのは強い。

オオニューラの特性がかるわざだった場合、きあいのタスキを消費してかるわざが発生したとき、オオニューラが素早さで上回るのを防ぐことができる。

ムクホークはメガシンカ前は技1位(98.4%)のいわなだれ、メガシンカ後はダブルウイングでそれぞれ2倍ダメージとなる。

Limitlessで開催された大会を中心に幾度となく上位入賞したことから、シーズンM-4で急増した使用率14位のバンギラス(前期25位)と使用率28位のドリュウズ(前期43位)が含まれた構築のムクホークは技5位(25.2%)のおいかぜを持っていることが多く、プテラの技2位(90.2%)のおいかぜでプラマイゼロにできる。

▼シーズン序盤から終盤まで多かったバンドリ構築

フシギバナは、シーズン序盤にリザードンと組み合わせた「リザバナ」系の天候パが目立った。しかし、シーズン終盤になるとフシギバナが数を減らしていった。

▼7月11日にLimitlessで開催された「The Grand Champions Festival Encore」で活躍したリザバナ2構築。参加人数4254人と、もはや公式大会よりも参加人数が多く、今期最大の非公式大会となった。

▼晴れと雨のデュアルウェザー構築に入っている使用率7位のイダイトウ♂を、使用率20位のラグラージに変更したバージョンも

▼ナークことアリィ カイト選手も使った、リザバナに使用率41位のドヒドイデを加えた構築も大会で結果を残した

シーズンM-2以降のマフォクシーは主に介護構築で使われることが多かったが、7月25日から26日にかけてポケモンVGCの最大級コミュニティサイト「Victory Road」で開催された「VR July Challenge」でエルフーンの技1位(96.6%)のおいかぜで制圧するスタンに組み込まれ、メガムクホークとのデュアルウェザー構築がTOP16に2人入賞。

これにより、ランクマでも流行ることになった。

▼シーズンM-1の初期にいたスタン軸のメガマフォクシーが復権!

メガマフォクシーのすばやさ種族値は134とかなり高いが、メガプテラはすばやさ種族値150と上回る。そのため、メガムクホークとメガマフォクシーのデュアルメガシンカに強いメガシンカと言える。

プテラは、ライチュウにも強かったりする。プテラで採用される技で2倍ダメージを出せず、むしろでんき技で2倍ダメージとなるため、一見すると不利に思える。

しかし、メガライチュウYのすばやさ種族値130を上回り、ノーガードを利用することでいわなだれの命中率が味方含めて100%となる。

ノーガードはお互いの技の命中率が100%になるが、自分または相手が全体技を使った場合、ノーガードではない味方のポケモンへの技の命中率も100%になる。つまり、命中90のいわなだれは相手2匹に100%当たり、そのうえで30%の確率で相手をひるませる超害悪技となる。

▼ダブルバトルでのいわなだれのひるみ確率

・1匹がひるむ確率:51%[計算式は1-0.7(ひるみ確率0.3を除外した数値)²=0.51]
・2匹ともひるむ確率:9%(計算式は0.3²=0.9)
・どちらもひるまない確率:49%(計算式は0.7²=0.49)

一方、命中90%を考慮した期待値は以下となる。

・1匹がひるむ確率:47%[計算式は1-(1-0.3×0.9)²=0.47]
・2匹ともひるむ確率:7.29%[計算式は(0.9×0.3)²]

しかし、ノーガードによっていわなだれは必中となるため、通常どおりの期待値となる。

メガライチュウYをひるませてしまえば、そのまま突破することも可能。タイプ相性を覆すいわなだれの脅威にさらされることになる。

メガライチュウYは「VR July Challenge」は日本のキムことキムラ ユウト選手がメガムクホークとのデュアルメガシンカで使用。8月1日から2日に開催された「VR August Challenge」では6匹かぶり構築が優勝と準優勝を飾った。

そのため、この構築がランクマで流行ると予想される。メガライチュウYとメガムクホークのデュアルメガシンカにもメガプテラが強く、最近登場した構築の多くにメガプテラが刺さる結果となった。

しかし、メガライチュウYとメガムクホークのデュアルメガシンカはシーズン終了の3日前に注目されたばかりということで、まだまだ広まっておらず、筆者は1回当たったかどうかだった。

シーズンM-4でのプテラは、使用率15位とそこまで多くなかった。マスボ級Ⅰ以上の上位勢であれば周知の事実だろうが、公式の使用率ランキングはマスボ級全体の統計となっている。

そのため、ランク帯によって使用率が変わってくる。例えば、使用率33位のフラエッテ(えいえんのはな)だが、上位帯では使用率が急増する。

筆者は公式の使用率とは別に、上位帯の使用率を集計している。以下、200構築のKP。

1.ドドゲザン:103(52%)
2.ガブリアス:86(43%)
3.イダイトウ♂:73(37%)
4.リザードン:71(36%)
5.エルフーン:61(31%)
6.ガオガエン:56(28%)
7.フラエッテ:48(24%)
8.ヤバソチャ:46(23%)
9.ムクホーク:37(19%)
9.オオニューラ:37(19%)
11.ニンフィア:34(17%)
12.リキキリン:30(15%)
13.ライチュウ:27(14%)
14.サーフゴー:25(13%)
15.マフォクシー:21(11%)
16.カイリュー:19(10%)
16.ブリジュラス:19(10%)

18.キュウコン(アローラのすがた):18(9%)
19.イッカネズミ:16(8%)
19.ミロカロス:16(8%)
21.プテラ:15(8%)
21.バンギラス:15(8%)
21.メタグロス:15(8%)
24.フシギバナ:14(7%)
25.ドヒドイデ:13(7%)
26.カメックス:12(6%)
26.ペリッパー:12(6%)
26.ユキメノコ:12(6%)
26.ドリュウズ:12(6%)
30.ニョロトノ:11(6%)
30.ジャラランガ:11(6%)
30.キラフロル:11(6%)

・集計期間は、最後の1週間に影響するであろう「VR July Challenge」終了後の7月27日から31日の3日間
・筆者が当たった対戦相手ではなく、集計期間内に配信があった第三者のYouTubeライブでマッチングした対戦相手(マスボ級Ⅰ~チャンピオン級)の構築を集計
→筆者はシーズン中に200戦もやらないことが多く、最後の1週間で200戦もやるのは現実的ではないため、この方法を取った
・6匹かぶりは集計するが、全く同じ配置は無効
→レンタルチームの可能性はあるが、同じプレイヤーである可能性も否定できない
→チャンピオンズではトレーナー名を非表示にできるため、TN:トレーナー&全く同じ配置であれば、別人だと証明するのが難しい

プテラは、使用率21位と公式の使用率よりも低かった。実際、上位帯でプテラ構築と当たることはほとんどなかった。

プテラ構築と言えば、メガプテラとメガリザードンYのデュアルメガシンカが人気で、シーズンM-3以前はよく見かけた。しかし、シーズンM-4ではあまり見かけなかった。

▼シーズンM-3以降、よく見かけるのは以下の6匹だが、じーんことキムラ ショウヘイ選手がシーズンM-3で最終1位を取った構築はリキキリンをガオガエンにしていた

このことから、プテラミラーによるいわなだれ運ゲーがそこまでなかった。つまり、こちらが一方的にひるみゲーを仕掛けることができる。

ただ、いわなだれでひるませて運勝ちしたことはほぼ皆無だった。

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メタグロスについて

メタグロスは、使用率TOP30だと以下の9匹に強い。

・エルフーン
・オオニューラ
・使用率11位のニンフィア
・メガムクホーク
・プテラ
・バンギラス
・フシギバナ
・使用率19位のオーロンゲ
・使用率26位のイッカネズミ:技1位(59.6%)のネズミざん+持ち物1位(45.1%)のこうかくレンズ+特性2位(45.7%)のテクニシャンによるワンパンコンボを半減して耐えられるはがねタイプ
・使用率29位のキュウコン(アローラのすがた)

オオニューラは技1位(89.6%)のサイコファングで4倍ダメージとなり、きあいのタスキで耐えたとしても、4位(43.1%)のバレットパンチで縛ることができる。ムクホークのいかくはメタグロスの特性1位(99.2%)のクリアボディで防ぐことができるため、こうげきを下げられない。

メガメタグロスとメガムクホークはすばやさ種族値110となっており、最速の178にすることで、同速ゲーに勝てばサイコファングでワンパンできる

オーロンゲの技2位(85.4%)のひかりのかべと3位(85.3%)のリフレクター、キュウコン(アローラのすがた)の技4位(57.1%)のオーロラベールといった“壁状態”はサイコファングで破壊できる。

レギュレーションM-Bでひかりのねんどが追加され、壁構築が強化された今、サイコファングをタイプ補正1.5倍&かたいツメ1.3倍の威力166で使えるメガメタグロスは強かった。

上位帯で使用率7位のフラエッテ(えいえんのはな)や使用率16位のカイリュー、ドヒドイデや使用率30位のジャラランガとキラフロルにも強い。

カイリューは技9位(16.0%)のねっぷうを覚えたメガシンカ型だと勝てないが、シーズンM-4で増えた物理型であれば勝つことができる。

▼シーズンM-4になって増えたもの

・技2位(48.3%)のしんそく&7位(19.6%)のドラゴンクロー
・持ち物2位(10.3%)のいのちのたま&3位(8.0%)のしろいハーブ
・能力補正2位(30.7%)のいじっぱり
・特性2位(24.4%)のせいしんりょく

これらは全て物理型で採用される。一方、メガシンカ型で採用されるものを中心にそれ以外は減っている。

▼シーズンM-3とシーズンM-4の各種使用率

ドヒドイデは、マスボ級全体だとの使用率41位と中堅クラスだが、上位帯だと使用率25位とTOP30入りしている。ドヒドイデに2倍ダメージを出せるポケモンがいないと、技1位(96.0%)のどくどくによるもうどく状態や2位(94.6%)のトーチカによるどく状態、技3位(92.1%)のまとわりつくでジワジワとHPを削られてしまう。

あと1つの技は4位(75.2%)のワイドガードであることが多いが、5位(20.1%)のじこさいせいが入ることもあって、さらに持ち物1位(91.7%)のたべのこしや特性1位(93.1%)のさいせいりょくで持久戦もできる。

結果、ダブルバトルでありながらTOD(タイムオーバーデスの略。トータルタイムを枯らすことで、引き分けに持ち込む戦術。主に長期戦になりやすいシングルバトルでよく使われる)を仕掛けることもできる。

そんな厄介なドヒドイデに、メタグロスはサイコファングで2倍ダメージを出せ、確定2発で倒すことができる。

このあと解説するジャラランガやキラフロルは複数の構築で採用されており、そんな2匹にサイコファングで2倍ダメージを出せる。

▼キュウコン(アローラのすがた)やメガキラフロル、ジャラランガが入った構築

この大会以降、ランクマでも6匹かぶり構築をちょくちょく見かけるようになった

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ジャラランガについて

ジャラランガはシングル勢から「600族の恥」と言われ、ヌメルゴンと最弱争いをする「弱い600族」のレッテルを張られていた。シングルのみならず、ダブルでも使用率39位のメガゲンガー軸の滅びパで使われる程度で、シーズンM-4では使用率56位のマイナーポケモンとなっている。

▼シーズンM-3からみられたジャラランガ採用の雨滅び

【補足】

・ゲンガーの技3位(63.5%)のほろびのうたはジャラランガの特性1位(76.7%)のぼうおんで無効化でき、味方のゲンガーのほろびのうたで倒れることはないため、非常に相性がいい

・それでも必須枠ではなく、入っていない構築も珍しくない

・そもそも、メガゲンガー自体がマイノリティ
→滅びパは扱いが難しいことから、上位勢でも使うのを避ける人が多い

・ただでさえマイノリティのメガゲンガー軸の必須枠ではジャラランガはマイナーポケモンでしかない

▼Google検索で「600族の恥」と入力すれば「ジャラランガ」と「ヌメルゴン」が名指しでサジェストされる悲しみ…

サジェストワードは検索数が多いものが上に来る仕組みになっており、「ジャラランガ」のほうが上に来ているため、ジャラランガのほうが600族の恥だと思われている模様。

▼YouTubeで「600族の恥」と検索すると、シングルバトルの実況者がジャラランガを茶化す動画が多数ヒットした

ここで補足するが、筆者は使用率1~30位をメジャー、31~50位を中堅、51位から下をマイナーとしている。

600族の恥でマイナーポケモンのジャラランガ”だが、使用率上位に刺さる「アンチメタポケモン」として強かった

ジャラランガは、使用率TOP30だと以下の8匹に強い。

・ドドゲザン
・ガオガエン
・使用率12位のブリジュラス
・バンギラス
・ライチュウ
・使用率22位のコータス
・使用率23位のカメックス
・イッカネズミ
・ドリュウズ

タイプ相性で有利ではないが、特性2位(19.2%)のぼうじんにすることで、ヤバソチャの技2位(94.9%)のいかりのこなやフシギバナの技4位(49.2%)のねむりごなを防ぐことができる。

ヤバソチャはかくとう技が2or4倍ダメージとなるドドゲザン・ドリュウズ・バンギラス・ブリジュラス・ガオガエンと一緒に入っていることが多く、いかりのこなを無視して技3位(85.0%)のはどうだんや5位(29.3%)のしんくうはを当てることができる。

ジャラランガはぼうおんで採用されることがほとんどなため、上位帯でもフシギバナがねむりごなを使ってくることが多かった。そのため、意表がつける。

シーズンM-4で増えたバンギラスのすなおこしによるすなあらし状態によるスリップダメージもぼうじんで防ぐことができるため、今期はぼうおんよりもぼうじんが強かった。

これまでのジャラランガは技4位(38.6%)のソウルビートで全能力を高め、ソウルビートで消費したHPを持ち物2位(22.7%)のたべのこしまたは3位(8.0%)のオボンのみで回復させる型が主流だった。

しかし、レギュレーションM-Bで持ち物1位(52.1%)のいのちのたまが解禁されたことで、ソウルビートをしんくうはに変え、瞬間火力とタイマン性能を高めた型が強くなった。

シーズンM-4で増えたバンギラスのすなおこしによるすなあらし状態によるスリップダメージもぼうじんで防ぐことができるため、いのちのたまと合わせて最大HPが6分の1も減ることがない。そのため、今期はぼうおんよりも需要が高かった

※以上の使用率はシーズンM-3終了後のもの

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勝率は?

「シーズンM-4中間発表&チャンピオン級ボーダー予想/ポケモンチャンピオンズ」を公開した7月21日から潜り始め、モンスターボール級Ⅳから12勝0敗でマスターボール級に到達。

マスボ級になってからも勝ち続け、最終レート2324.693に至るまで76勝(確定)22敗(推定)の勝率78%という驚異的な成績を叩き出した。マスボ級以降に限定するなら、64勝22敗の勝率74%となる。

76勝が確定、22敗が推定しているが、実は勝敗数をカウントしていなかった

ただ、勝利回数に関してはシーズンM-3のラストバトル後にプロフィールをスクショしており、前期の「ランクバトル・ダブルバトルでの通算勝利回数」から今期で増えた勝利回数を計測することで勝利回数を割り出すことができた。

▼前期の「ランクバトル・ダブルバトルでの通算勝利回数」は780回

▼今期の「ランクバトル・ダブルバトルでの通算勝利回数」は856回(勝利回数のあと10回はカジュアルバトルのもの)

このことから、今期は76勝であることが分かった。勝利回数が分かれば、総獲得レートから敗北回数を割り出すことができる。

76勝のうち、12勝はマスボ級まで。マスボ級到達時点でレート1690。

1度の勝敗で動くレートは平均15と仮定すれば、64勝で+960。レート2650になる計算。

そこから、最終レート2324を引くと、残りは326。326/15=22敗と導くことができた。

今回の構築は、3連敗以上が1度もなかった最高2連敗で、それも5回以下だったと記憶している。

そのため、敗北回数は完全一致じゃなかったとしても、ほぼ合っていると思う。

対戦回数は98戦と、まさかの100戦以下。勝率は相手が強くなるマスボ級Ⅱやマスボ級Ⅰから下がると思われたが、チャンピオン級・レート2300超えまで約8割をキープすることができた。

レート2200後半からレート2300台と当たることが増え、さすがに勝率は落ちたが、それでも微々たるもの(1%前後)と最後まで高い勝率だった。

筆者はレート2324で止めたが、原案者は瞬間1位/レート2400を3週目まではキープしていたので、最終1位やレート2400超えを達成できるスペックはあると思われる。

また、原案者は日本のトッププレイヤーとして知られる

・キヌガワことキヌガワ ユウマ選手:PJCS2025 ゲーム部門 マスターカテゴリ優勝/LAIC2026 ゲーム部門 マスターカテゴリ優勝など。

・アリィ選手:PJCS2023 ゲーム部門 マスターカテゴリ優勝/SVダブルバトル最終1位10回など。

・キムラ選手:ポケモンWCS2023 ゲーム部門 マスターカテゴリ優勝/シーズンM-3最終1位など。

のYouTubeライブに対戦相手として度々登場。キヌガワ選手には2勝1敗、アリィ選手には3勝0敗、キムラ選手には1勝1敗など、日本のトッププレイヤーを圧倒する強さを見せた。

この事実も、原案者の構築が強いという判断材料になった。

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構築変更を考えたことも

ここまで読んでくれたのならわざわざ書かなくても分かると思うが、シーズンM-4はこの構築しか使っていない。チーム変更はメガフシギバナ→オオニューラのみで、あとは各構成が少し変わった程度。

7月21日から2週間以上勝ち続けた最強構築となっている。

そんな今回の構築だが、実は構築変更を考えた時期がある。それは、シーズン終盤の最後の1週間。

瞬間1位/レート2400をキープしていた原案者がレートを溶かし始め、構築を参考にしている筆者もレートを溶かすのではないかと危惧した。しかし、残り1週間で新たな“勝ち馬構築”を見つけて調整するのは非常に難しく、このまま勝てることを祈った。

結果、単なる杞憂に終わり、レートを溶かすことなく最終チャンピオン級を達成できた。Sejun選手も同じ構築でチャンピオン級に到達したわけだが、なぜ原案者だけレートを溶かしてしまったのだろうか。

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あと1回の最終チャンピオン級でゴールドバッジ

シーズンM-1から4シーズン連続で最終チャンピオン級を達成し、あと1回の最終チャンピオン級でトレーナー実績「ポケモンチャンピオンズ」の★が2つになり、ゴールドバッジが受け取れる。早ければ、シーズンM-5での最終チャンピオン級達成で実績解除となる。

4シーズンが終了した今、称号「ポケモンチャンピオンズ」を持つプレイヤーはシングルバトルとダブルバトルを累計して最大2400人となった(各ルールの最終300位以内に付与。4シーズンで1200人ずつなので2400人)。いよいよ、レア度感が薄れてきた。

そのため、5回目の最終チャンピオン級でゴールドバッジを受け取り、ライバルたちと一気に差を付けたいと思う。

シーズンM-3ダブル最終チャンピオン級構築記事で、3シーズン連続で最終チャンピオン級を達成しているプレイヤーについて、「“まだ調べていない”ため、正確な人数は分からない」とつづった。

その後、気になって具体的な人数を調べたところ、なんと50人もいなかった(数え間違いがなければ49人)。

過去のシーズンからトレーナー名が変わっているプレイヤーも少なくないが、そんなプレイヤーでも“ある方法”を使えば簡単に追跡できる。任意のプレイヤーのプロフィールを開いて戻る。

その後、過去のシーズンを選択すると、前のトレーナー名にカーソルが合う。

シーズンM-4にて、筆者はトレーナー名「ユニ」でランキング入り→プロフィールを見た後、過去のシーズンを選択すると前のトレーナー名である「ダフネ」にカーソルが合う。

▼実際の動画

この方法で、3シーズン連続で最終チャンピオン級を達成したプレイヤーを特定することに成功した。

シーズンM-4で新たな脱落者が出ると思われるため、4シーズン連続で最終チャンピオン級を達成したプレイヤーはいよいよ40人を切るのではないか。シーズンM-5でも新たな脱落者が出るのは確実なため、5シーズン連続で最終チャンピオン級を達成して、最速ゴールドバッジを獲得するのは世界で30人くらいになるかもしれない。

もちろん、シーズンM-5での脱落者に筆者がなる可能性は否定できない。ここまで来たのだから、次も絶対に最終チャンピオン級に残りたい。

【追記】上記方法で4シーズン連続最終チャンピオン級達成者を調べた結果、35人(今回は数え間違いはないため確定)だと分かった。35人のうち、21人が日本語のプレイヤー、10人が英語のプレイヤー、イタリア・韓国語・中国語(簡体字)・ラテンアメリカスペイン語がそれぞれ1人だった。

日本語が60%を占める結果に。日本人はシングルバトルだけでなく、ダブルバトルでも世界トップだった。

▼過去シーズン構築記事

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