任天堂のスマートフォンアプリ「スーパーマリオラン」の配信日まで残り4日となった。
本作はiphoneバージョンが先行となり、後にAndroidでも配信されるが、同時に開始されないということでAndroidユーザーから悲鳴が挙がっている。
同社がリリースしているスマートフォンアプリ「ポケモンGO」のように同日に配信ではなく、遅れるのは何か理由があるのだろうか。
「スーパーマリオランのAndroidバージョンの配信日はいつになるの」と悲鳴
スーパーマリオランは、今月15日に任天堂から世界同時配信されるスマートフォンアプリだ。開発協力・運営協力はディー・エヌ・エー。
本作は初のスマホマリオシリーズとなり、走り続けるマリオに簡単なタップ操作でジャンプさせるなどして楽しむアクションゲーム。シングルプレイだけでなく、世界のプレイヤーと競ったり、王国を作っていくモードも存在している。
配信日は100カ国以上のApp Store(史上初の事前予約が行われ、9日までに2000万件を超えた)にて配信開始。ダウンロードおよびステージ3までは無料だが、全ての要素を楽しむには1200円の有料となる。
App Storeで配信開始ということで、当日はiphoneバージョンのみダウンロードして遊ぶことができる。
当然、Androidユーザーは配信日に遊べないわけで、「(Androidの)配信はいつですかー」「(Androidは)見捨てられた?」などネット上で悲鳴が殺到している。
iphoneより遅れる理由は?
これまでの報道によると、すでにAndroid版の開発も進めているという。配信日は未定。
スーパーマリオランと同様、任天堂がリリースしたポケモンGOは、Android版が先行したが、その数時間後にiphoneのダウンロードも開始されていた。今回もそうなると期待したユーザーが多かったとみられるが、なぜ、iphoneより大幅に遅れることになってしまったのか。
iphone maniaによると、任天堂の宮本茂氏は
まずはiPhoneとiOS向けに配信を決めたのも、セキュリティ要素が理由の1つです
と話していたという。
すなわち、海賊版や違法アプリの対策をするためにAndroid版の配信が遅れてしまったということだ。
Androidアプリはiphoneアプリと比較すると簡単にインストールできることから海賊版や個人情報を盗み取る違法アプリが多くなっている。
また、マリオは自作したマリオゲームを外国人が無断配信しているのをよく見かけるため、セキュリティ対策を十分にやってからAndroidでも配信するという見解とみられる。