【オワコン】流行語大賞がマトモだったのは2017年が最後という現実

【オワコン】流行語大賞がマトモだったのは2017年が最後という現実

毎年12月に発表される「ユーキャン新語・流行語大賞」だが、ここ数年は一部界隈の間で流行ったり、そもそも流行っていない言葉を選出。認知の低い言葉をあえて選出することで、検索エンジンでの検索やSNSでの投稿を促せるため、あとから流行らせることが可能だ。

2024年の流行語大賞で年間大賞に選ばれた「ふてほど」は全く流行っておらず、例年以上に批判が集中している。

そんな流行語大賞だが、歴代の年間大賞を見ると、マトモだったのは2017年が最後という現実を叩きつけられた。

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流行語大賞2017年間大賞

2017年の流行語大賞「年間大賞」は「インスタ映え」と「忖度」の2つ受賞した。

インスタ映えは言葉の通り、インスタで映える(もしくはバズる)写真を撮ること。一方、インスタ映えで撮ったスイーツなどを一切食べずに捨てる連中が続出し、ハエのように群がることから「インスタ蠅」と揶揄された。

忖度は、他人の心情を推し量ること、また、推し量って相手に配慮すること。2017年2月に表面化した森友学園問題で用いられたことで広く周知した。

7年経った今でも、インスタ映えや忖度はよく使われ、日常語となっている(ピクシブ百科事典によると、インスタ映えは死後になりつつあるらしい)。忖度は当サイトでもよく使い、基本的に悪い意味で使うことがほとんどだ。

賛否両論となっているドラクエ3HD-2Dリメイクに例えると・・・

・主人公の性別廃止はポリコレに配慮した
→しかし、多くのプレイヤーはそれを臨んでおらず、「ポリコレに忖度するな!」と批判される

・難易度設定は初心者に配慮した
→「楽ちんプレイ」は無敵になるため、ゲームプレイの意味がない「こんな忖度は必要ない!」

ちなみに、Googleトレンドにて、2017年にGoogleでの検索数が急上昇したワードを調べたところ、インスタ映えも忖度も入っていなかった。それでも、近年の流行語大賞に比べれば幾分マシな結果となっている。

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2018年からおかしくなった

2018年:そだねー ロコ・ソラーレ(平昌オリンピックカーリング女子日本代表)
2019年:ONE TEAM ラグビーワールドカップ2019 日本代表
2020年:3密 小池百合子(第21代東京都知事)
2021年:リアル二刀流/ショータイム 大谷翔平(MLBロサンゼルス・エンゼルス選手)
2022年:村神様 村上宗隆(東京ヤクルトスワローズ内野手)
2023年:アレ(A.R.E) 岡田彰布(阪神タイガース監督)
2024年:ふてほど  TBS系金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』

2020年をのぞき、2018年から2023年まではオリンピックやワールドカップ、野球などスポーツ関連から選出された。これらを観ていた人であれば知っているかもしれないが、観ていない人からすれば「何それ?」状態だろう。

ちなみに、筆者はどれも知らない。このように、“界隈での流行語”を“世間で流行った言葉”として選出しているのだ。

2020年の「3密」は新型コロナウイルス関連で東京都の小池百合子都知事から出た言葉なため、界隈以外でも認知されていると思うが、実際はそこまで流行っていなかったという認識だ。

2024年の「ふてほど」だが、これは界隈でも流行っておらず、例年より批判が多くみられた。

もはや流行語大賞はオワコンだろう。こんな無意味な企画、いつまで続けるつもりなのか。

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