パリ五輪オリンピック柔道男子60キロ級の準々決勝で日本代表の永山竜樹とスペイン代表のフランシスコ・ガルリゴスが対戦。ガルリゴスは永山に寝技をくらわせたところ、審判から「待て」とストップがかかったが、ガルリゴスはそのままフィニッシュをかけ永山は失神。
無効試合になるかと思いきや、なぜかガルリゴスの勝利となった。試合後、ガルリゴスは永山に握手を求めたが、当然ながら永山は納得しておらず握手拒否。ガルリゴスが畳から去ったあとも永山はとどまり、判定に抗議したが覆らなかった。
この試合を受け、審判誤審で勝利したガルリゴスには日本人から批判や誹謗中傷が殺到。一方、握手拒否した永山にもスペイン人から批判や誹謗中傷が殺到するなど、両者大炎上で日本とスペインでの国際問題に発展している。
▼以下、ガルリゴスのインスタに寄せられた日本人からのコメント
柔道のルールも知らない人は二度と柔道をしないでくださいね
待てがかかっても絞め続けて、あんたは締めてるのをわかっているのにそれで得たメダルは嬉しいものなの?素直に喜べる?後ろ指さされて生きていく方が嫌じゃない?
6秒は悪質卑怯ですよ。審判が絶対なら、待てしないで失格です。人々は認めません。メダル返して下さい。スポーツを柔道🥋を舐めてるな、噛んでるか!
武道家なら恥を知れ!一歩間違えたら相手は死んでいた。武道の精神を学んでいない。柔道は人殺しの技ではない。卑怯な手を使って勝つのは柔道では恥ずべきこと
代表の選手がやるべき行為ではない。
今後の大会出場停止処分を下すべき。柔道を汚す行為が日本人には一番許せないのです。
礼節なくして戦いたいのなら他のスポーツにしなさい。私の犬は「待て」を理解することができます。犬以下は柔道をやる資格はない。
パラリンピックのメダルおめでとう。耳が聞こえない中、格上の日本人相手によく頑張りました。
▼以下、永山に対するスペイン人の反応
私たちは柔道で日本人に勝ちましたが、その男は負け方を知らず、スペイン人とは握手をしませんでした。くたばれよ、〇〇〇〇。
試合後に握手すらしないのは大きな無礼ですし、試合の結果は気にしません。ガルリゴス選手は、もし自分に同じことが起こったとしても、握手をしただろうと確信しています。
我々が腹を立てるのは、日本人がスペイン人に挨拶をしないことだ。我々にとってそれは敬意の欠如だ。スペイン人は最悪の敵に対しても挨拶を拒否しない。その行為は我々を驚かせるが、日本人がそのようなことをするとはもっと驚きだ。
これは完全に審判の決定であり、スペインのライバルに対する日本の無礼な行為の言い訳にはならない。決定を下したのは彼ではなく、審判だ。それは彼のせいではない
私たちにとっては、握手をしないのは負け惜しみだが、彼らにとっては、それがファウルのサインであった可能性があったとしても理解できるため、遵守していないことの表れなのだ。
負けることを知らないのは、オリンピズムの価値観に合わない。フラン、おめでとう!
日本人の恥。なぜなら、柔道はライバルに対する最も敬意を払うスポーツの一つだからです。くたばれ
Google翻訳&DeepL翻訳より
今回の問題だが、どっちが悪かったのか。
永山が握手していればガルリゴスだけ悪者にできた
個人的には、永山が握手していればガルリゴスと審判だけを悪者にできただろう。ガルリゴスと審判に非があるのは確実だが、握手しなかったせいで永山にも火の粉が飛んだ状況となっている。
反則勝ちした奴と握手なんてしたくないと思うが、そこはグッとこらえるべきだった。明らかに相手が悪いのに、こちらが対応を求められるという状況は一般人でも度々あると思うが、特に公の場では重要となってくる。
握手していれば、永山に非は一切ないわけで、さすがのスペイン人も自国の選手がダメだったと気づくはずだ。
日本人もスペイン人も身内を庇って敵を叩くのは一緒。日本人は永山の握手拒否をスルーしてガルリゴスの反則勝ちを叩きまくっているし、スペイン人もガルリゴスの反則勝ちをスルーして永山の握手拒否を叩いている。
なお、永山が握手拒否したことについて、日本人は「卑怯者に払う敬意はない」などと主張しているが、スペイン人からしたら「それってあなたの感想ですよね」と思っていることだろう。
向こうからしたら「ガタガタ言ってるけど、結局のところ握手拒否した事実は変わらないよね?それって国を背負うスポーツマンとしてどうなの?」となる。
双方で主張がなくなってきた現在、お互いに人種差別で罵倒しあうポリコレカードバトルが展開されている。最初こそガルリゴスと審判が悪い流れだったのに、永山の握手拒否や日本人の誹謗中傷やスペイン人差別で結局、どっちもどっちという状況となっている。
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