PJCS2024ゲーム部門TOP8から見える海外との構築の傾向違い-ポケモンSV

PJCS2024ゲーム部門TOP8から見える海外との構築の傾向違い-ポケモンSV

ポケモンジャパンチャンピオンシップ2024(PJCS2024)決勝大会が6月1日と6月2日の土日2日間行われる。

この記事では、ポケモンSVを使ったゲーム部門TOP8から見える海外との構築の傾向違いをつづりたい。

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PJCS2024TOP8構築の傾向

禁伝枠は

1.白バド2
1.ミライドン2
3.テラパゴス1
3.月食ネクロズマ1
3.ルナアーラ1
3.カイオーガ1

となった。

同率1位はランクマ・シーズン18で使用率10位のミライドンと使用率11位の白バドレックスの2匹で2人ずつ。この2匹はランクマでも使用率ワンツーだ。

同率3位は使用率18位のカイオーガ、使用率49位のルナアーラ、使用率118位の月食ネクロズマ、使用率21位のテラパゴスの4匹で1人ずつ。ルナアーラはランクマでも海外大会でもちらほら見るが、月食ネクロズマを使う人はほとんどいなかった。

一方、使用率12位の黒バドレックス、使用率22位のコライドン、使用率24位のザマゼンタは1人もいなかった。

8人の構築を見ると、テンプレから外れた構成がちらほら…

■ハラヒュウマ選手
テラパゴス:メテオビームとロックカットを覚えさせ、パワフルハーブを持たせている
ハバタクカミ:トリックルームを覚えているのに、きあいのタスキを持たせていない

■コデラケンヤ選手
白バドレックス:「ブリザードランス/10まんばりき/まもる/トリックルーム」、性格はゆうかんまたはいじっぱり、持ち物はクリアチャーム、といったテンプレ構成から一転、まもるとトリックルームをくさわけとかみくだくに変え、性格はようき、持ち物はとつげきチョッキに
→素早さを上げるくさわけに、トルネロスとウルガモスはおいかぜを覚えていることから、おそらくようき最速
ディンルー:ランクマでも見ないうっぷんばらしを覚えている
トルネロス:こがらしあらしではなくエアスラッシュを覚えている
連撃ウーラオス:こだわりスカーフではなくこだわりハチマキを持たせている
タケルライコ:ランクマでも見ないこだわりメガネを持たせている

■エンドウキワム選手
白バドレックス:まもるとトリックルームをタネばくだんとかみくだくに変え、持ち物はとつげきチョッキに
テツノブジン:ランクマでは見ないかなしばりを覚えている

■オオスミナオヤ選手
カイオーガ:ふぶきを覚えさせ、持ち物はおんみつマント、テラスタイプはこおり
→トルネロスで雪を降らし、ふぶき連打する模様

パオジアン:つららおとしをきっている
ゴリランダー:ランクマでは見ないつるぎのまいを覚えている
エンテイ:ランクマでは見ないくさわけを覚えている

■タオカマサヒロ選手
エルフーン:ランクマでは見ないくさむすびを覚えている

■シンエツソウ選手
シャリタツ:ランクマでは見ないねごとを覚えている

特に日本人はこういった珍しい構成を好む傾向にある。

TOP8まではBO1でランクマの見せ合いでオープンにされない情報は開示されないため、意表を突く目的があるのかもしれないが、TOP8以降はBO3となり、お互いのステータス以外はすべて開示されるので、こういった意表型はむしろ不利になるはずだ。

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海外はテンプレ型が主流

一方、BO3が主流となっている海外ではどうか。

5月26日から27日に開催された「2024 Pokémon Los Angeles Regional Championships」のTOP4構築を見ていきたい。

■Montana Mott選手
ゴリランダー@とつげきチョッキ
特性:グラスメイカー
テラスタイプ:ほのお
ねこだまし
ウッドハンマー
グラススライダー
とんぼがえり

黒バドレックス@のろいのおふだ
特性:じんばいったい
テラスタイプ:フェアリー
アストラルビット
わるだくみ
ドレインキッス
まもる

ガオガエン@ぼうじんゴーグル
特性:いかく
テラスタイプ:ゴースト
ねこだまし
ちょうはつ
はたきおとす
すてゼリフ

連撃ウーラオス@きあいのタスキ
特性:ふかしのこぶし
テラスタイプ:みず
すいりゅうれんだ
インファイト
みきり
アクアジェット

トルネロス@おんみつマント
特性:いたずらごころ
テラスタイプ:あく
こがらしあらし
おいかぜ
あまごい
ちょうはつ

ピッピ@しんかのきせき
特性:フレンドガード
テラスタイプ:くさ
このゆびとまれ
てだすけ
まもる
いやしのはどう

ゴリランダー@とつげきチョッキ
特性:グラスメイカー
テラスタイプ:ほのお
ねこだまし
ウッドハンマー
グラススライダー
とんぼがえり

 

■Ryan Haig選手
ペリッパー@きあいのタスキ
特性:あめふらし
テラスタイプ:ゴースト
ぼうふう
ウェザーボール
ワイドガード
てだすけ

タケルライコ@ブーストエナジー
特性:こだいかっせい
テラスタイプ:でんき
10まんボルト
りゅうせいぐん
じんらい
まもる

ガオガエン@ぼうじんゴーグル
特性:いかく
テラスタイプ:みず
はたきおとす
ねこだまし
ちょうはつ
すてゼリフ

連撃ウーラオス@こだわりスカーフ
特性:ふかしのこぶし
テラスタイプ:ゴースト
すいりゅうれんだ
インファイト
コーチング
とんぼがえり

白バドレックス@クリアチャーム
特性:じんばいったい
テラスタイプ:ほのお
ブリザードランス
10まんばりき
トリックルーム
まもる

モロバレル@ゴツゴツメット
特性:さいせいりょく
テラスタイプ:フェアリー
かふんだんご
キノコのほうし
いかりのこな
まもる

 

■Kian Campbell選手
ゴリランダー@とつげきチョッキ
特性:グラスメイカー
テラスタイプ:じめん
ウッドハンマー
ねこだまし
10まんばりき
グラススライダー

王ザシアン@くちたけん
特性:ふとうのけん
テラスタイプ:フェアリー
きょじゅうざん
つるぎのまい
まもる
じゃれつく

連撃ウーラオス@しんぴのしずく
特性:ふかしのこぶし
テラスタイプ:くさ
インファイト
みきり
すいりゅうれんだ
アクアジェット

パオジアン@きあいのタスキ
特性:わざわいのつるぎ
テラスタイプ:ステラ
せいなるつるぎ
つららおとし
まもる
ふいうち

ブラッキー@ぼうじんゴーグル
特性:せいしんりょく
テラスタイプ:みず
バークアウト
ちょうはつ
イカサマ
あくび

トルネロス@おんみつマント
特性:いたずらごころ
テラスタイプ:あく
こがらしあらし
あまごい
まもる
おいかぜ

 

■Aditya Subramanian選手
連撃ウーラオス@きあいのタスキ
特性:ふかしのこぶし
テラスタイプ:ステラ
すいりゅうれんだ
ちょうはつ
インファイト
みきり

ガオガエン@ぼうじんゴーグル
特性:いかく
テラスタイプ:ゴースト
はたきおとす
おにび
すてゼリフ
ねこだまし

黒バドレックス@おんみつマント
特性:じんばいったい
テラスタイプ:フェアリー
アストラルビット
ドレインキッス
めいそう
まもる

タケルライコ@とつげきチョッキ
特性:こだいかっせい
テラスタイプ:でんき
じんらい
エレキネット
10まんボルト
りゅうせいぐん

ピッピ@しんかのきせき
特性:フレンドガード
テラスタイプ:くさ
このゆびとまれ
まもる
うたう
いやしのはどう

ゴリランダー@こだわりハチマキ
特性:グラスメイカー
テラスタイプ:くさ
ウッドハンマー
グラススライダー
10まんばりき
とんぼがえり

太字がランクマではあまり見ない構成だが、いずれもテンプレから大きく逸脱していない。強いて言うなら、海外プレイヤーはあまり見ないテラスタイプにする傾向が強い。

このことから、海外ではテンプレ構成が主流となっているようだ。BO3を勝ち抜くにはやはり、意表型よりもテンプレを突き詰めたほうがいいのだろうか。

ちなみに、筆者は使用率TOP30のテンプレ構成を使うことが多いため海外プレイヤー寄りだ。

ランクマはBO3ではないが、上位帯は同じ人と早ければ30分以内に再マッチすることが頻繁にあり、短いスパンでの再マッチはお互いに相手の構築を覚えているはずなので実質BO3となる。

1日のDAY1ではTOP4が決定。明日のDAY2で国内チャンピオンが決定する。

▼明日のDAY2トーナメント表

禁伝枠はテラパゴス、白バド、カイオーガ、ミライドンが1人ずつ残った。

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