2024「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」ネタバレ・感想 2025年のコナン映画や裏話も

2024「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」ネタバレ・感想 2025年のコナン映画や裏話も

劇場版「名探偵コナン」第27作「100万ドルの五稜星」が4月12日に公開された。

この記事では、100万ドルの五稜星のネタバレや感想を惜しむことなくつづりたい。

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100万ドルの五稜星ネタバレ

今回の大まかなストーリーとしては、北海道・函館を舞台に幕末を生きた新選組・土方歳三にまつわる6本の刀を集めることで、戦時中の軍需産業に深く関わっていた斧江家初代当主が函館のどこかに隠したとされるお宝に辿り着く。

件のお宝は当時、日本の敗色濃厚だった戦況を一変させるほどの強力な兵器だったらしく、その宝を巡って殺人事件やらドンパチが起こるといった感じ。

ここからは、要点を箇条書きで列挙したい。

・本作キーパーソンの福城聖は居合の達人である医大生で、和葉に好意を寄せる服部の恋のライバル

画像はPVから

・紅葉は登場するが、伊織とともに函館の絶景を巡る女となり、謎解きにあまりかかわってこない

・博士、少年探偵団&灰原は終盤に登場
→コナンのアシスタントとして活躍

・沖田だけでなく、鬼丸猛も登場
→沖田と協力して敵を倒すシーン

・花火ボールは今年も登場

・お宝の正体は戦時中に使った暗号解読機の試作品
→現代の市場価値は皆無で、それを見た犯人の「こんなもののために私は…」はアニメ最高視聴率の名作エピソード「青の古城探索事件」の犯人を連想させる

※エンドロールに青の古城みたいな実写映像アリ

アニメ本編より青部分は水色だった

・クライマックス、函館山の100万ドルの絶景で平次が和葉に告白する
→…しかし、伊織が落としたスタングレネードで聞こえておらず、無事成就せず

・優作には兄がおり、その正体はなんとキッドの父親である黒羽盗一だった
→つまり、新一とキッドは親戚

・優作いわく、盗一とは20年くらい会っていないが連絡はとっている

・事件を追っていた映画ゲストキャラの川添善久は盗一の変装で、ラストシーンに初代キッドの姿で登場

・現在の姿で登場するのは初で、回想では新一と蘭の小学校時代の話に登場した

アニメ473話「工藤新一少年の冒険」より

※この時、盗一はコナンに噂されてくしゃみしていた。100万ドルの五稜星に登場した優作もコナンに噂されてくしゃみしており、兄弟で癖が同じだったことが判明

・キッドの幼馴染で中森銀三警部の娘である中森青子がコナンと対面
→蘭とは対面せず

※新一とキッドが親戚だとしたら、顔が似てる蘭と青子も親が兄弟の親戚である可能性が高い

▼銀三の妻・碧子(みどりこ)【※まじっく怪斗のみ登場】と英理の顔やもみあげのカールがそっくり

碧子は検事、英理は弁護士と法廷のライバル関係にあり、2人が姉妹である可能性大

・来年のコナン映画はガチで長野県警メイン
→森の雪に諸伏高明警部のセリフからはじまり、大和警部と上原刑事の声もあったような…

▼来年のコナン映画が長野県警説は昨日のトレンドで話題だった

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100万ドルの五稜星感想

昨年公開の映画「黒鉄の魚影」は組織関係だったということで、本編にガッツリ関わってくるだろうと思って期待値が高かったが、今年はキッドと大阪組ということで本編への影響は薄く、正直あまり期待していなかった。

情報もほとんど追っておらず、ストーリーもろくに把握しないまま映画を観に行った。しかし、実際に観てみると、思った以上に楽しめた。

まず、今年は謎解きがメインだ。殺人事件の謎解きよりも財宝の在りかを推理するのがメインだった。最近のコナン映画はミステリーの薄っぺらさをアクションの派手さやキャラ人気でごまかし、こういった点がレビュー欄で毎年のように指摘されていた。

「キャラ人気にあやかったコナン映画なんてもう観ません」。こんな人は大勢いるだろう。しかし、今年のコナン映画は初期みたいな謎解きメインだ。アクションは例年に比べると少なかった。

キャラ人気に関しても、今年は2021年公開の映画「緋色の弾丸」公開記念の公式人気投票で1位の赤井や2位の安室が不在。3位の灰原は終盤のみであまり出番なし。キッドは5位、平次は11位ということで、キャラ映画でもない。

そのため、最近のコナン映画にウンザリしている人ほど観てほしい映画だ。また、今年は本編要素が薄いからスルーしようという人にもおすすめしたい。

ただ、コナンのもう一つの醍醐味であるラブコメは今年薄かった。本編に先駆けて平次と和葉がカップルになるはずないのはみんな分かっていたと思うが、もう少し2人のシーンは欲しかったかもしれない。

むしろ、コナンと平次のコンビに福城良衛と斧江拓三の誰得おっさんコンビ、そして平次とキッドの和解からの共闘、クライマックスの平次と福城の頂上対決など、腐女子が喜びそうな組み合わせが目立った。

福城はイケメンかつ医大生で、ライバルである平次のケガの手当てまでするなど気配りができ、剣道でも恋愛でも平次のいいライバルとなるだろう。和葉の恋のライバルである紅葉と徒党組むことも…?

父の良衛は殺人事件の犯人として逮捕され、聖も警察署から逃亡する際、警官に暴行したり、お宝は強力な兵器だったと聞いて函館を爆撃しようとするなど、父に負けずと犯罪行為に手を染めているが、逮捕シーンはなかったと思う。

もしかしたら本編に逆輸入される可能性も。実際に逆輸入されたケースはそれなりに多い。

白鳥任三郎:1997年公開「時計仕掛けの摩天楼」

風見裕也:2016年公開「純黒の悪夢」

綾小路文麿:2003年公開「迷宮の十字路」

栗山緑:1998年公開「14番目の標的」

このように、福城も本編に逆輸入される可能性は十分ある。もちろん、逮捕されていなければだが。

それにしても、和葉は年上キラーっぷりが板についてきた。本編でも大学生の男に好意を持たれていた。

アニメ573-574話「恥ずかしいお守りの行方」で和葉に好意を持った国末照明

ただ、2人の男はいずれも加害者か被害者になっている。

余談だが、園子がアタックした男は年上が多く、やはりほとんどが犯人か被害者になっており、ある意味”逆園子”とも言える。

2025年のコナン映画は長野県警メインということで、来年も謎解き中心だろう。ミステリーメインのコナンがついに帰ってきた。ただ、ラブコメはもう少しあってもいいかもしれない。

最後に、今年の興行収入は100億行くかだが、前評判では厳しいかもしれない。去年は組織メインとのことで本編にガッツリ関わってくるだろうという期待と、人気投票3位の灰原メインで、しかもコ哀というカプ厨歓喜のPVがされていたので100億いった。

そういった意味では、今年はパンチが弱いと言える。ただ、口コミでいいレビューが広がれば興行収入も伸びていくだろう。

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