将棋界最高峰のタイトル「竜王」の名を冠したポケモンバトル大会「ポケモン竜王戦2024」本選が2月25日に開催された。ポケモンSVを使用したゲーム部門はBIG6が優勝した。
公式大会でも優勝したBIG6最強!
ゲーム部門決勝戦はたなけー選手とアダチミズキ選手。
たなけー選手は耐久ガオガエンとドヒドイデを採用した、いわゆる受けまわし構築。方やアダチミズキ選手はオーガポンを切ったBIG6だ。
ハバタクカミ:使用率1位
カイリュー:使用率2位
連撃ウーラオス:使用率4位
パオジアン:使用率5位
Aガチグマ:使用率6位
サーフゴー:使用率8位※ランクマ使用率
使用率が高い順に並んでいるのは、アダチ選手が意識したものなのかもしれない。
使用率3位のオーガポンが入っていないのは、選出の際、ドラゴンテラスを必ず1匹以上選出する(テラスタルを切る必要はない)ルールの関係上、くさとほのおのメインウエポンとなる竈門オーガポンでは打点がないからだと思われる。
大会はダブルバトル同様、3セットマッチのBO3形式。
1戦目はたなけー選手:ガオガエン、ラティアス、あと1匹は出していないので不明、アダチ選手:サーフゴー、カイリュー、パオジアン。たなけー選手のはがねテラスラティアスをアダチ選手が突破できず、たなけー選手が勝利。
2戦目はたなけー選手:Aガチグマ、タケルライコ、ガオガエン、アダチ選手:連撃ウーラオス、Aガチグマ、カイリュー。アダチ選手が連撃ウーラオスを上手く通して勝利。
最後の3戦目はたなけー選手:ガオガエン、ラティアス、ドヒドイデ、アダチ選手:サーフゴー、カイリュー、パオジアン。1戦目、たなけー選手のラス1がドヒドイデだとしたら、お互い、1戦目と全く同じ選出となる。
アダチ選手のあくテラスパオジアンがかみくだくで防御を下げまくり、たなけー選手のドヒドイデに急所を当てるなど激運発動。最終的に、たなけー選手の降参でアダチ選手が優勝した。
一見、アダチ選手の運勝ちに思えるが、たなけー選手は受けに徹していて、相手に思考回数を与えてしまった。結果、防御ダウンや急所を引いてもおかしくない状況を作りだした。
あくテラスパオジアンが暴れる前も、アダチ選手のサーフゴーがシャドーボールで特防ダウンを引きまくったが、こちらもたなけー選手が受けに徹していたから起こりえた状況だ。
決勝戦ラストマッチを受け、Xでは「パオジアン」がトレンド入りした。
パオジアンと言えば、準決勝アダチ選手VSらいざ選手の2戦目、らいざ選手のパオジアンがぜったいれいどを一発で当てている。ただ、これに関してはらいざ選手の霊獣ランドロスがじわれを2回連続で外し、実質3回目で一撃技が当たり、命中30%を踏まえると、おおむね確率通りだ。
その後、らいざ選手のパオジアンはつららおとしを2回打ったが、1回目は当てたがひるまず、2回目は外しており、らいざ選手はむしろ運が悪かった。
竜王戦とは関係ないが、ポケモン情報局が2月22日、パオジアンで運ゲしまくる動画をアップして物議を呼んだ。
つよくてかっこいい #パオジアン ❄️#ポケモンSV pic.twitter.com/BN1PUo2sNf
— 【公式】ポケモン情報局 (@poke_times) February 22, 2024
昨年開催されたWCS2023ゲーム部門決勝戦でも、パオジアンのつららおとしでひるませたキムラショウヘイ選手が優勝した。決勝戦ではむしろキムラ選手のモロバレルがキノコのほうしで眠らせまくった印象が強いが、やはりポケモンというゲームは積極的に運ゲ仕掛けることが勝ちにつながるようだ。
優勝構築はのちにレギュレーションDの結論パに
▼WCS2023ゲーム部門決勝戦は2:34:12~
ランクマ使用率のみならず、公式大会でも優勝したBIG6。やはり、高使用率は最強だったわけだ。
▼ポケモン竜王戦2024ゲーム部門決勝戦は10:05:00~