フロムソフトウェアは10月5日、アーマードコア6のバランス調整と不具合修正のための、レギュレーション(1.03.1)を配信した。
前回のバランス調整はライフルとマシンガンの上方修正だけだったが、今回は下方修正も容赦なく入った。
AC6アプデ内容
『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』のバランス調整および不具合修正のためのレギュレーションファイルを配信しました。タイトル画面でオンラインに接続することで適用されます。レギュレーションの内容はリンクよりご確認ください。どうぞよろしくお願いします。https://t.co/57PaKIvU9K
— FROMSOFTWARE (@fromsoftware_pr) October 5, 2023
今回は上方修正がかなり多く、下方修正を中心に触れたい。
短射程ショットガン「SG-026 HALDEMAN」は直撃補正を下方修正。長射程ショットガン「SG-027 ZIMMERMAN」は攻撃力、衝撃力、衝撃残留、直撃補正を下方修正された。
短射程ショットガンはチャプター1ミッション「武装採掘艦破壊」をクリアするとショップに並び、序盤から使えた。
長射程ショットガンはチャプター2最終ミッション「海越え」をクリアするとショップに並び、チャプター3から使えた。長射程ショットガンということだが、前より大型になったからか、プレイヤーの間では「重ショ」と呼ばれている。一応、「長」も「重」も「チョウ」と読める。
序盤は短ショ2丁、チャプター3以降は重ショ2丁がメジャーだった。これらはRTAチャートでも使われ、もっともナーフされるであろう武器だった。
包囲型ハンドミサイル「WS-5000 APERITIF」は誘導性能とリロード時間を下方修正された。
包囲型ハンドミサイルは2週目の海越えをクリアするとショップに並び、入手時期は遅めだ。その分、ミサイルを13連発でき、動き回るAC相手に強かった。
小型連装グレネードキャノン「SONGBIRDS」は攻撃力、衝撃力、衝撃残留を下方修正し、着弾しない場合も有効射程に到達した際に爆発が起きるように仕様を変更された。
小型連装グレネードキャノンはチャプター1最終ミッション「ウォッチポイント襲撃」をクリアするとショップに並び、序盤から使えた。攻撃力は754×2で2発とも当たれば1508、衝撃力は745×2で2発とも当たれば1490となり、序盤から中盤にかけて多い重量級のボス相手に強かった。
爆発範囲も広く、雑魚狩りにも向いていた。リロード時間は6.4と、グレネードにしては早く、連射もしやすかった。
一強だった小型連装グレネードが下方修正された一方、ほかのグレネードは全て上方修正され、グレネードの影に隠れていたバズーカも強化された。
スタンニードルランチャー「VE-60SNA」は衝撃力、衝撃残留、直撃補正、ヒット時の追撃の攻撃力を下方修正された。
スタンニードルランチャーはチャプター3最終ミッション「アイスワーム撃破」前に1つ入手でき、これをクリアすると1つショップに並び、両手持ちが可能となる。
アイスワーム戦のイベント武器と思いきや、その後も強く、アイスワーム戦で使うことから、プレイヤーの間では「ワーム砲」と言われている。
重ショ2丁にワーム砲2丁が最強アセンだという声も多く、現在のRTAでは重ショにパイルバンカー、ワーム砲2丁が最終的なアセンとなっている。
ほかにも、プラズマライフル「IA-C01W1: NEBULA」やニードルミサイル「EL-PW-01 TRUENO」、コーラルミサイル「IB-C03W3: NGI 006」を下方修正されたが、通常のストーリー攻略やRTAでよく使われていたというのは聞かない。対戦で強かったのだろうか。
一強だった小型連装グレネードが下方修正された一方、ほかのグレネードは全て上方修正され、グレネードの影に隠れていたバズーカも強化された。
そんな中、RTAでもよく使われるレーザーキャノン「VP-60LCS」はむしろ総弾数を上方修正され、パイルバンカーはまさかのノータッチだ。今回のアプデを採用したRTAでは、レーザーキャノンとパイルバンカーは残しつつ、重ショに変わる武器を模索することになりそうだ。
フレームパーツは姿勢安定性能や耐〇防御、APといった防御面を下方修正された。四脚は2つ全て下方修正のうえ、ホバリング中の消費ENを増加された。タンクは軽量パーツ「EL-TL-11 FORTALEZA」のみナーフとなった。
四脚とタンクはAPや姿勢安定性能が高いことから、通常のストーリー攻略でもよく使われた。特に軽量タンクパーツは、そこそこの防御性能を持ちながら機動力が高く、重ショ2丁とワーム砲2丁に採用されることが多かった。
FCSはいずれも近距離アシスト適性を下方修正された。
ほかにも、
・残留した衝撃の回復速度が軽い機体で大きく向上し、重い機体でわずかに低下するように、機体の総重量に対する安定回復補正の変化量を調整
・機体の総重量に対する各種ブースト速度の変化量を調整
・機体の総重量が重い場合において、アサルトブーストの最高速度を下方修正
・四脚タイプの脚部において、ブーストキックの攻撃範囲を下方修正
・アサルトブースト中において、被弾時の衝撃を軽減する効果を下方修正
・アサルトブースト中において、敵と接触した際に与える衝撃力と衝撃残留を下方修正
・脚部タイプ毎にブーストキックの衝撃力および衝撃残留を調整し、逆関節タイプ以外において下方修正
など、アサルトブーストやブーストキックに多くの下方修正が入った。
RTAではブーストキックがチャートに組み込まれ、この解禁にアリーナを1つクリアすることとなる。アサルトブーストの速度と機体の重量を乗せたキックは衝撃力に優れ、相手を容易にスタッガーさせられるほか、壁ハメも可能となっている。
武器のリロード中にブーストキックすることで、リロードが長い重量武器の隙をうめることが可能だ。
なお、逆関節パーツのブーストキックはノータッチということで、今後のRTAでは逆関節パーツが使われることになりそうだ。
現在のRTAでは二脚パーツ「VP-422」が使われ、今回のアプデで姿勢安定性能、水平跳躍性能を上方修正された。
▼AC6RTA世界1位の動画