9月29日に放送されたアニメ「葬送のフリーレン」初回2時間スペシャルの世帯視聴率は6.8%(個人4.2%)だったと報じられた。この視聴率だが、高いのか低いのか。
宣伝しまくり&金ローで2時間スペシャルまでして6.8%は微妙
葬送のフリーレンの原作は週刊少年サンデーで連載中ということで、同じサンデー連載でトップを張っている名探偵コナンと比較したい。
以下、2023年に金曜ロードショーで放送されたコナン映画の視聴率だ。
4月7日 名探偵コナン ハロウィンの花嫁:10.5%(初回)
4月14日 名探偵コナン 漆黒の追跡者:8.8%(3回目)
9月15日 名探偵コナン 天国へのカウントダウン:7.4%(3回目)
9月22日 名探偵コナン 純黒の悪夢:8.3%(3回目)
ハロウィンの花嫁は2022年のゴールデンウィークに上映され、今年が地上波初放送となった。
地上波初放送ともあって、視聴率は10.5%と圧倒的だったが、本作は興行収入97.8億円と全26作で歴代2位を記録し、口コミも歴代トップクラスだったことから、劇場やDVDなどで観た人も何度でも観たくなる神作となっている。
ほか3作品は今回で3回目の放送となったが、最低でも7%以上を記録しており、さすがコナン映画である。
一方、葬送のフリーレンは放送前にSNSなどで宣伝しまくっており、金ロー枠まで使って2時間スペシャルで放送したが、視聴率は3回目のコナン映画以下となっている。
初アニメ化の初回放送としては前線したほうだが、ここまでした結果としては微妙ではないか。
これは大抵のアニメ作品に言えることだが、もっとも注目されるのは最初と最後で、2回目以降は勢いが落ちる。そう考えると、もう少し数字が欲しかったと言える。
原作ファンいわく、この作品はいわゆる初動型で、2回目以降は失速する可能性が高い。
▼Anime Trendingで公開された「もっとも期待されている2023年秋アニメランキング」ではスパイファミリー2期に敗れ2位になっている
スパイファミリーはファミリー層からも高い支持を受けており、第2の鬼滅に迫る勢いだ(※ネクスト鬼滅は呪術廻戦と言われているが、呪術はファミリー人気はあまりないと思うので客層はかぶっておらず、また別ジャンルだと思っている)。