3月24日に発売されたバイオハザード4リメイク「RE4」の有料DLC「SEPARATE WAYS」が9月21日に配信された。
SEPARATE WAYSは原作から削除されたエイダ編で、1000円で販売されている。オリジナル版「the another order」からボリュームはどうなったのか、また1000円払う価値があるのか紹介したい。
バイオハザードRE4エイダ編のボリューム
筆者は0時の配信から徹夜でプレイし、約7時間でクリアした。難易度はスタンダードで、全ての敵を殲滅しながら進めていたので無駄に時間かかっている。スピーディにやれば、初見でも5時間くらいでクリアできると思う。
オリジナル版は難易度ノーマル固定だったが、RE4では本編と同じように難易度を選べる。本編(レオン編)のエイダ視点という内容こそ変わらないが、多くの追加要素がある。
大きな追加点は、サラザールの左腕がエイダの追跡者として襲い掛かるところだろう。
本編およびオリジナル版のレオン編では、サラザールの右腕であるヴェルデューゴが度々登場し、最終的にボスとして立ちはだかる。
一方、左腕のほうは影が薄く、オリジナル版でもサラザールに投げたナイフをレオンに投げ返すムービーしか出番がない。
RE4では、サラザールとの初対面ムービーで登場した以来、後のムービーで姿がなく、唯一の出番も削除された。
赤いローブがヴェルデューゴで、黒いローブが左腕
オリジナル版では、サラザールとともに取り込まれる末路だったが、RE4ではサラザール単体で挑んできて、左腕はどこに行ったのか謎だった。
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実は、エイダを追っていていなかったようだ。
ゲーム内での左腕は「刺客」と表記され、ゲーム開始地点の古城から村まで追いかけてきて、度々ボスとして立ちはだかる。
古城の最終決戦では「刺客ペサンタを倒す」というミッションから、左腕はペサンタと判明。二回戦となるが、一回戦のローブが取れた姿はRE4で削除されたボス「U-3」と酷似している。
二回戦は分離した寄生体が襲い掛かってくるが、地中に潜るというU-3と同じ攻撃をしてくる。
ヴェルデューゴは完全肉弾戦だったが、ペサンタは多重影分身の術や溶解液を飛ばすといった姑息な手段も使ってくる。
ヴェルデューゴは倒さなくてもストーリー進行するが(倒すとトロフィー「返り討ち」をもらえ、トロコンするなら倒す必要アリ)ペサンタは倒さないとストーリーが進行しない。
しかも、ボスとして何度も登場するということで、オリジナル版が発売された2005年から18年の時を経て、まさかのヴェルデューゴよりも出番を与えられる結果となった。
ほかにも
・エイダも寄生体を埋め込まれ、それもあってレオンとアシュリー含めて3人分の遅延薬を作ることに
・ウェスカーが現地に来ていた
・本編およびオリジナル版ではなかったエイダとアシュリーの絡み
・オリジナル版ではチャプター5までだったが、RE4ではチャプター7に拡大
といったストーリーの改変から、足跡や指紋から痕跡をたどるサイコ探偵みたいな要素が追加された。
RE4で削除された村のゴンドラは孤島で復活。
レーザー部屋も復活した。
RE4のレーザー部屋は行き来で2回通ることとなり、帰りにはエイダを追いかけてきた敵も入ってくる。この敵は最後、映画「バイオハザード」の隊長と同じサイコロステーキ先輩となるので期待してほしい。
オリジナル版でも武器商人は利用できたが、武器の改造はできなかった。RE4では、武器の改造が可能となり、限定改造を改造段階に関係なくいつでも依頼できる特殊改造チケットも利用できる。
トロフィーは計7つ。最難関はプロフェッショナルをクリアランクS+でクリアとなっている。9月21日夕方現在、いずれの突破率も0.1%程度となっている。
オリジナル版はPS2版などで最初から収録されていたが、RE4では発売から6ヶ月を経て1000円の有料販売となったエイダ編。半年待たされたうえ、有料販売になった甲斐あって、ボリュームは大幅に増え、1000円払ってでもやる価値はあると思う。