アーマードコア6はチャプター1突破時点では、同じフロムゲーのエルデンリングより簡単だった。以前、そのような旨の記事を投稿した。
しかし、チャプター2から頭角を現し、終盤はエルデンリングを超える勢いのボスが出てきた。
筆者は無事、1週目をクリアしたが、その感想を述べたい。
エルデンリングより難しいが面白い
チャプター2から、敵をスタッガーさせて、その隙に一撃をくらわすという立ち回りが必須となった。正確にはバルテウスから重要となるが、バルテウスはパルス防壁を破壊するとスタッガー状態となり、これはパルスガンやパルスブレードで簡単にはがせるため、いまいち実感がなかった。
チャプター2最終ボスのシースパイダーは、人によってはバルテウスより強いと感じるだろう。筆者はバルテウスを初見で倒したが、シースパイダーは数時間かかった。
チャプター3最終ボスのアイスワームはスタンニードルランチャーを頭部に当てると、味方がスタッガー状態にしてくれ、その隙に攻撃すればいいので、これまでのボスに比べると弱かった。
本当に難しいのはチャプター4以降だ。チャプター4には、ボスを2分以内に倒して脱出するミッションだったり、チャプター4最終ボスのアイビスシリーズはなんと2回戦ある。もちろん、途中で負けたら最初からやり直しだ。
1回戦でもバルテウスとかより強いのに、これが2回戦続くのだから相当つらい。終盤の最難関ミッションとなり、ここで心が折れて投げ出しても仕方ない強さである。
エルデンリングのボスに例えるなら、ラスボスのラダゴン&エルデの獣と同格かそれ以上に強かった。これがラスボスかと思いきや、まだ終わりではない。
そして、チャプター5。ラスティは回復を2回使ってきて、APをゼロにすると半分まで回復して粘ってくる。こいつもかなり強いが、本当にヤバいのはラスボスのエアだ。
主人公のオペレーターとして活躍したエアだが、終盤で決別し、ラスボスとして襲い掛かってくる。エアは機体に乗って挑んできて、パルス防壁を張ってくる。
エアのパルス防壁はバルテウス以上に頻度が高く、パルス防壁を破壊して再展開されるまでに再度スタッガーを取るのはほぼ不可能なほど早く展開してくる。
パルス防壁にはパルスガンや近接武器が有効だが、APを半分まで削るとパルス防壁を張ってこなくなり、攻撃力と衝撃力が低いパルス防壁をはがすためだけのパルスガンは完全に腐ってしまう。
そのため、パルスガンは使えないが、近接武器はそう簡単に撃てるわけでもなく、パルス防壁を破壊するまでに相当なダメージが蓄積していることが多い。
APを3分の1ほど削ると行動パターンが代わり、さらに避けにくい攻撃をやってくる。APを半分削るとまた行動パターンが代わり、より激しい攻撃となる。
筆者はクリアまでに半日近くかかったと思う。エルデンリングのボスに例えるなら、一番強いマレニアより強かったと思う。
チャプター1の時点ではエルデンリングより簡単だったが、終盤まで進めるとエルデンリングより難しかった。しかし、エルデンリングと比べてもイライラ度は低かった。
エルデンリングのボスは瞬殺される可能性があり、道中の雑魚敵も理不尽レベルに強く、高所から落ちると即死する。
死ぬと所持ルーンを全て落とし、死んだ次は死んだ場所にルーンが落ちていて、拾うと回収できるが、その前に死ぬと落としたルーンは永遠に回収できなくなる。
このゲームは簡単に死んでしまい、常にイライラしながらプレイしていた記憶がある。
また、オープンワールドゆえマップが無駄に広く、攻略サイトなどを見ないとすぐ迷子になっていた。
一方、アーマードコア6のボスは瞬殺されることは少なく、接戦になることも多い。道中の雑魚敵は弱く、落ちてもAPを半分減らすだけだ。
死んでもチェックポイントからやり直せるうえ、装備を変更することができる。
ミッション制なうえ、目的地はマーキングさせ、どこへ行けばいいか迷うことはほとんどない。
アーマードコア6は難しい、エルデンリングは理不尽といった認識だ。
これは筆者の読解力にも問題があるかもだが、エルデンリングはなぜ主人公が戦っているのかなど、ストーリーがよく分からなかった。ゲーム発売後に連載されている漫画でストーリーの裏側が確認できたほどだ。
一方、アーマードコア6はコーラルを巡って人々が争うというストーリーで、ハンドラーや企業の犬として働かされるが、最終的にはその役目から解放されるといった感じで、主人公の立ち位置もハッキリしていた。
個人的にはエルデンリングより面白いと思う。エルデンリングは2022年にGOTYを取ったが、アーマードコア6も2023年にGOTYを取れるクオリティだと思う。
本日、ファミ通で初週売上が発表されると思う。ネットの反響を見る限り、結構売れてそうな勢いだ。