ツイッターで「出刃包丁は海外で『ジャパニーズヤンデレソード』と呼ばれている」というツイートがバズっている。しかし、真相は全く異なるようだ。
出刃包丁は海外で「ジャパニーズヤンデレソード」と呼ばれている
Q.海外で『ヤンデレ』って通じるの?
A.出刃包丁は海外で『ジャパニーズヤンデレソード』と呼ばれてます。 https://t.co/8b95XwDos7— 九兆 (@kyu_tyou99) July 11, 2023
元ネタは九兆さんのツイート。「海外で『ヤンデレ』って通じるの?」という問いに対し、「出刃包丁は海外で『ジャパニーズヤンデレソード』と呼ばれてます」と回答。Devan Pratamaというユーザーが2021年に投稿したツイートを引用した。
翻訳すると、「まさか彼女もヤンデレ少女だったとは」とし、添付された漫画にはジャパニーズヤンデレソードの英語である「Japanese Yandere Sword」と書かれている。
ヤンデレ少女は包丁を持っており、ジャパニーズヤンデレソードとはつまり包丁のことらしい。
そんなジャパニーズヤンデレソードだが、九兆さんのツイートにはこんな指摘も。
— 無糖 (@vinaredo) July 12, 2023
りりざわさんによると、ジャパニーズヤンデレソードが海外で流行っている事実は確認できず、単に1人の外国人が「バツイチで泣き虫なおとなりさん」という漫画の一コマに「Japanese Yandere Sword」と勝手に書き換えただけのようだったという。
りりざわさんのツイートには「作者さんご本人による書き込み」との情報も。
作者さんご本人による書き込みです。https://t.co/5K0kzPzQ45
— わくわくncmkランド🧩細部 (@nicomaki_yokose) July 12, 2023
バツイチで泣き虫なおとなりさんの作者である十五夜さんは、全く同じ画像を3時間前に投稿しており、元ネタは作者からだったようだ。
試しに、ツイッターでキーワードを「Japanese Yandere Sword」とし、日付を元ネタが投稿された2021年10月から2023年7月10日に設定して検索したところ、ネタにしているのはほとんどが日本人だった。流行ったのは日本だけで、海外ではそこまで認知されていないようである。