水星の魔女16話では、プラント・クエタ事件で自分と父デリングを助けてくれたこと、それなのに「人殺し」と言ったことについて、スレッタに「『ごめん』って謝りたかった、『ありがとう』っていうべきだった」など謝罪と感謝を述べたミオリネ。
一方、スレッタは母プロスペラの言う通りハエ叩きしたことを正しかったと笑みを浮かべ、そんなスレッタにミオリネは「私は笑えない。正しくても笑っちゃいけないよ」と正論を投げかけ、さらに「お母さんが言ったらあんたなんでもやるの?」と叱った。
その後、スレッタを自身の復讐に利用するプロスペラに抗議していた。
2クール入ってから1人で動くシーンも多く、グエルと並んで裏の主人公ポジションを獲得したミオリネだが、SNSではしょうもない理由で批判されている。
ミオリネ、紅茶を飲んだだけで批判される
これは今回のことではなく、先週の15話でのこと。
Cパート、ミオリネは紅茶を飲んでいたが、これに対し
自ら戦争の実情を知り自分にできることをって行動を起こしてマリナ姫やクーデリアを思うと、安全なところで温かい紅茶を飲んでいるミって…
ミオリネが優雅に紅茶飲みながら話聞いている間に、グエルと二カはボッコボッコにされて、シャディクは今の耐性を変えるために暗躍してて…ってミオリネはなんのために作ったキャラなんだ?
グエルがヤベーことになっている裏、ミオリネが安全地帯で紅茶をいただいているシーンは「あえてやってるのか」のか「スタッフの天然が炸裂した」のかどっちだろう
といった批判が寄せられた。
ミオリネはヒステリーな性格から、どちらかと言えば嫌われているキャラだった。当サイトでも過去にその件でいくつか取り上げている。
しかし、プラント事件以降、ヒステリーな一面は成りをひそめ、スレッタに謝罪している。以前のミオリネだったら絶対謝罪しないし、現にスレッタとのすれ違いはミオリネが悪いのに、そのことは謝っていない。
「助けてもらったのに人殺し呼ばわりするのはどうなの?」とかツッコまれれば逆ギレしていただろう。そう考えれば、ミオリネも成長したと言える。
グエルも以前の俺様キャラは成りをひそめている。今度は視聴者も変わるべきではないか。
ミオリネの紅茶批判には「アス高モブ(学園のモブ生徒)の解像度が上がる感じで正直笑える」など失笑の声が殺到する一方、考察班はミオリネが紅茶に何も入れない意図を汲んでいた。
ミオリネがラジャンにクワイエットゼロ計画について紅茶を一緒に飲むシーン
ミルクを入れるラジャンと何も入れないミオリネが混沌と清浄の対比を示してて面白い
ミオリネがどんな答えを出していくのか楽しみ pic.twitter.com/NHqonFBVmB— はらやま (@Z008aAlDdr7Qgvs) April 24, 2023
ラジャン=紅茶にミルクを入れて「混ぜ物」にして飲む=原初の理想が現実の厳しさに染まった思考を受け入れている
ミオリネ=ミルクを入れてない紅茶、口をつけない=まだ何にも染まっていない純粋な思想、はじまってもいない状態
って対比かなぁCパート。— 八杜@ジム7ヌシ4ダン4 (@yatagarasu8) April 23, 2023
水星Cパートの紅茶が「ミルクを入れないことで濁らないミオリネの心が揺れ動いていることを波紋で表現している」のはわかるんだが、
地球側の描写メインだったせいで「水を飲むにも苦労する地球民が戦ってる頃、総裁の娘は軍人に紅茶を入れさせそれを当たり前に飲んでる」ってエグい対比に見えちゃう— こうしょ (@kousi_dayo) April 23, 2023