ポケモンSVの草御三家であるニャオハの最終進化となるマスカーニャ。ニャオハは3匹の中で断トツで人気があるが、マスカーニャもやはり断トツで人気となった。
そんなマスカーニャの特性は「しんりょく」と「へんげんじざい」をなっている。へんげんじざいは過去作で強特性だったことから、こちらを選ぶ人も少なくないが、特にダブルではしんりょく一択であることを主張したい。
まだへんげんじざい使ってるの?時代はしんりょくです
マスカーニャは、現環境で使われているポケモン中で、ドラパルト→カマスジョー(雨パで使われる)→ファイアロー→タイカイデンの次に早い。
しかし、この4匹はめちゃくちゃ多いわけではなく、使用率トップテンに入るポケモンで一番早いのがマスカーニャである。
特にダブルは相手より先に動けるかがとにかく重要で、一番早いのは大きなアドバンテージとなる。
専用技「トリックフラワー」は威力70しかないが確定急所となり、急所ダメージは1.5倍され、威力は実質105となる。急所は防御アップや壁も貫通し、使用率の多いコノヨザルのビルドアップやオーロンゲの壁などを無視できる。
非接触技なため、ガブリアスの特性「さめはだ」の効果も受けない。
そして特性だが、へんげんじざいはSVから場に出たら1回しか使えず、大幅な弱体化を受けた。いろんなタイプの技を毎ターン、タイプ一致で打てなくなり、攻撃種族値も110と決して高くないうえ、基本的に素早さに補正をかけるため、余計火力が出にくい。
くさ・あくは弱点が7つあり、うちむしは4倍だが、ダブルではくさタイプはいかりのこな、キノコのほうし、ねむりごななどを受けず、あくタイプはいたずらごころを無効化できることから、実はかなり強い複合だ。
しかし、へんげんじざいはくさ技かあく技なら一方、それ以外のタイプの技なら両方が消えてしまい、マスカーニャの強みを消してしまう。
しんりょくであれば、きあいのタスキで耐えてしんりょくを発動させることで、トリックフラワーは威力70からタイプ一致補正1.5倍×確定急所1.5倍×しんりょく1.5倍で約236に跳ね上がる。
タイプもくさ・あくのままで、両方をタイプ一致で打て、くさの粉技無効にあくのいたずらごころ無効の恩恵も消えない。
くさテラスすることで、威力は315に上がり、半減でも150以上の火力が出る。
タイプ不一致の火力は期待できないため、攻撃技はくさ技とあく技に限定。あく技ははたきおとすだけでなくふいうちを持たせることで、相手が“しんそく以外の先制技”を持っていたとしても、高い素早さから先に動けることが多く、強力な縛りを押し付けることができる。
まもるはあるとかなり便利。ほかに持たせる技もないだろうから、入れることが推奨される。
▼しんりょくマスカーニャを使って2桁いった構築