水星の魔女9話が、12月4日に放送された。
シャディクとミオリネ、すれ違う2人
ツイッターでは「#水星の魔女」が最終的に37.2万ツイートを獲得。水星の魔女は今回で9話を迎えたが、いまだ30万超えのツイート数を維持しており、勢いが全く落ちていない。
前回、シャディクによって学生起業規則に「学生事業における新技術安全性の証明」が追加され、株式会社ガンダムを設立できなくなったミオリネとスレッタ。そんな2人をシャディクは呼び出し、前に話した手を組むことを真剣に考えてみないかと、事業譲渡契約書を持ちかける。
会社の代表はミオリネのまま、経営も実務も任せるとし、自分はガンダム事業に一枚嚙めればいいなど好条件を出すが、ミオリネは校則を書き換えたのはシャディクだと感づく。シャディクにも自分にも都合が良すぎるとし、シャディクがそういうやり方を好むのも知っていると、幼馴染ゆえの感が働いた。
「俺以外に誰が君を救えるんだ?」と話を逸らすシャディクに、ミオリネはこの学園ならではのシンプルな解決法として、シャディクに決闘を申し込んだ。
今回の決闘は6対6の集団戦で、個人戦続きだった水星の魔女で初の集団戦に。決闘はベネリットグループの外部にも中継で配信されることとなり、ミオリネは校則を元に戻してもらうこと、シャディクは株式会社ガンダムの譲渡を賭けた。
ミオリネはペイル社からザウォートを借り、決闘に必要な6機をそろえた。集団戦はリーダー機のブレードアンテナを折ったチームが勝ちというメダロット方式に。
決闘が始まると、スレッタ以外の5機があっという間に戦闘不能。スレッタ1人で6機を相手することとなったうえ、ガンダム対策のアンチドートを持ち合わせていた。
追い詰められたスレッタだが、突如エアリアルが覚醒。
次々と相手チームを落としていくが、左足を壊され「ミオリネの隣に立つのは俺だ!」ととどめを刺しに来たシャディク。しかし、この展開をミオリネは読んでおり、戦闘不能になったと思われたチュチュの狙撃でミカエリスのブレードアンテナを折り、ミオリネチームの勝利となった。
中継の効果で会社のPV再生数はうなぎ上り。会社も設立が完了した。
今後、会社に危害を加えないとミオリネに誓ったシャディク。最初から決闘でミオリネを奪えばよかったとし、「ホルダーになって君を守る。そのひと言が言えれば俺も中に入れたのかな?」と遠回しの告白。
これに対し、ミオリネは「今更よ」といい、赤くなっていないトマトを刈り取った。
BSS(僕が先に好きだったのに)という湿度が高い(ヤンデレ気質)男シャディクの恋は実らず、無事負けヒロインに。ただ、ミオリネも好意があったとみられ、かつては両想いだったようだ。赤くなっていないトマトを刈り取ったのは、初恋を断ち切る意味があるのかもしれない。
もっと早く告白していれば、結果は違っていたかもしれない。サブタイトルの「あと一歩、キミに踏み出せたなら」はそういうことなのではないか。
スレッタは、ミオリネを守る力も助ける視野も持ち合わせていない、ミオリネにすがるだけのただの子供だと下したシャディクだが、そんなスレッタに2度も負けたグエルにミオリネを任せようとした。スレッタにも、少なくともミオリネを守る力は持ち合わせているはずだ。