水星の魔女6話が、11月4日に放送された。
エランくん、嘘だよな…?
ツイッターでは「#水星の魔女」が最終的に42.1万ツイートを獲得。過去最高だった3話の38万ツイートを上回る盛り上がりとなった。
6話では、ペイル社の研究者で元ヴァナディース機関所属のベルメリアが、スレッタの母プロスぺラに放った「今更21年前の復讐なんて無意味」との発言から、本編の前日弾にあたる「PROLOGUE」は21年前の話だったことが明らかとなった。
プロローグに登場したエリクト・サマヤは、その見た目や市ノ瀬加那が声を当てていることなどから、スレッタと同一人物だという考察があるが、エリクトは当時4歳で、同一人物だとすると25歳となっており、ここにきて別人である可能性が高まった。
プロスペラは「エアリアルは勝つわ。私のかわいい娘だもの」と意味深な発言をしており、これは後のシーンにかかわってくる。
前回、エランは強化人士4号と呼ばれる強化人間であることが判明したが、なんと“本物のエラン”が登場。しかし性格は異なっており、本物は嫌味な感じで、今までのエランとは別の意味で「氷の君」である。
本物のエランは、決闘に勝ってミオリネを手に入れれば元の顔に戻れるし、市民ナンバーも用意するといった褒美を与えると発言。このことから、今までのエランは本物そっくりに改造した全くの別人であり、本物の代わりという意味ではクローンのような存在だ。
普通の人間では、GUNDフォーマットの危険性からガンダムの性能を発揮できず、だからこそエランのような身代わりが用意された背景が明らかとなった。
そして始まるスレッタとエランの決闘。同時に本作初のガンダム同士のバトルとなる。
スレッタとの決闘で初めて感情をあらわにしたエラン。「氷の君」と言われているが、感情が失われたわけではなかった。
本気のエランに追い詰められるスレッタ。ついに負けてしまうのかと思われたが、エアリアルから光が放たれ、エランは動けなくなる。
顔を上げると、そこには人の形をしたシルエットが複数あり、子供の笑い声も聞こえてきて、ホラーチックなテイストに。その正体はプロスペラがこぼした「私のかわいい娘」につながりそうだ。
直後、エアリアルの攻撃を受け、エランはあっという間に敗北する。
勝利したスレッタは「今日はいつもより声…聞こえた気がする」とつぶやき、エアリアルから出た子供の声は認識していたようだ。
一方、敗北したエランは改造前に母親から誕生日を祝ってもらった記憶を思い出した。誕生日はないと言ったが、本当はあったのだ。
後日、エランとデートの待ち合わせをするスレッタ。しかし、スレッタに負けたエランは無情にも処分されてしまう。
6話にして、ついに死者が出てしまった水星の魔女。ガンダムシリーズの強化人間=死亡フラグという伝統はへし折ることができなかった。
ガンダムファンとしては待ちわびた展開だろうが、これを受け、ピクシブ百科事典で「エランショック」の記事が作られていた。
なお、エランの代わりはまだあるということで、今後は強化人士5号として別のエランが登場すると思われる。いずれ、前のエランはもういないことに気づいたスレッタがブチギレ、ペイル社に復讐を誓うのかもしれない。