2022年12月公開予定の映画「THE FIRST SLAM DUNK」について、旧作アニメから声優を総とっかえし、その事実を伏せたままムビチケを販売したことが詐欺だと炎上している。
ほかにも、主題歌を担当するアーティストが無名で「誰?」との声が上がったり、今作ではCGが使われているが、その出来が微妙なことが非難されている。しかし、それ以上に問題視するところがある。
スラダン映画、公開1ヶ月切ってもなおストーリー明かさず
12月3日公開予定の今作だが、いまだストーリーが公開されていない。アニメの続きなのか、それともオリジナルなのか。声優や主題歌も大事だが、ストーリーがどうなるのかも観に行くかの指標になるはずだ。
旧作アニメは、原作31巻276話のうち22巻197話で終了。アニメの続きだとしたら198話からとなるが、原作ラスボスにして、もっとも盛り上がる山王工業戦は25巻からとなっている。
ファンとしては、山王工業戦の映像化を求めるはず。オリジナルになる可能性もあるが、1996年放送のアニメが26年ぶりに復活するということで、やはりアニメの続きをやるべきだろう。
東映アニメーションミュージアムチャンネルでアニメ全話が期間限定配信されており、アニメの続きになる可能性が高いが、いずれにせよ、公開1ヶ月を切っていることもあって、さすがにストーリーの詳細がほしいところ。
声優変更といい、主題歌といい、CGといい、情報をギリギリまで隠しまくっているスラダン映画。サプライズのつもりなのかもしれないが、むしろ肩透かしを食らったとヘイトを集めている。
観に行く材料となる部分は包み隠さずすぐ公開し、映画オリジナルシーンなどでサプライズすればよかったのではないか。