リコリコに続く覇権百合アニメだと話題の水星の魔女。しかし、実際に観てみると言うほど百合でもないのではないか。
水星の魔女って言うほど百合じゃない理由
そもそも、なぜ水星の魔女は百合アニメだと言われているのか。1話で、決闘に勝利したスレッタをミネリオが花婿認定したのが主な理由だが、決闘に勝った者が花婿になるというのはミネリオの父親が決めた“俺ルール”であり、ミネリオの意志ではない。
現に、2話では形式上は婚約者となるが、自身にその気はないと語っている。
2話では、今一度決闘で勝ったらスレッタを自身の婚約者として認めるよう父親に直談判しており、やっぱり百合じゃないとも言われているが、グエルのようなDV男や父親が決めたよくわからない男と強制的に結婚させられるくらいなら、まだ話せるスレッタの方がいいというだけではないか。
今のところ、スレッタとはせいぜい女友達のような関係で、恋愛的な親密な関係にはなっていない。
ほかにも、主題歌がスレッタとミオリネがセットで描かれていることも百合だと言われているが、水星の魔女のWikiなどを見た限り、この2人が主要人物となっており、単に主要人物が中心に描かれているだけのように思える。
ミオリネというか、現地人はノンケが多いようだが、水星人のスレッタは普通にノーマルのようで、2話でご飯を運んできたイケメンにときめいている。
水星の魔女に関して、ネットでは少女革命ウテナを上げる人が多いが、百合とロボットということで、筆者は神無月の巫女を思い出した。
このアニメは正真正銘の百合アニメで、画像に写っている女キャラ2人がカップルなのだが、画像の男キャラが茶髪に恋しており、しかし茶髪は告白を断って女を選ぶという三角関係になっている。
ロボットものの百合アニメということで、神無月の巫女みたいなものかと思ったが、全然そんなことはなかった。
今後、百合が強くなる可能性もあるが、しばらくは百合アニメという感じではないと思う。