2022年春アニメの覇権濃厚とされるスパイファミリーだが、最近失速した説が浮上している。
最新9話が過去最低ツイート数
6月4日放送の9話だが、ツイート数が過去最低となった。5月21日放送の7話は「#SPY_FAMILY」ではトレンド入りしないという挙動があった。
また、6話か7話ごろから「スパイファミリー つまらない」が定期的にサジェスト入りするように。1話放送後も「つまらない」がサジェスト入りしていたが、これは初めて見た人が合わなくて「つまらない」と感じたことで浮上したと思われるが、6話、7話ときての「つまらない」は、単に飽きられてきたのかもしれない。
海外評価ダウン
3話時点では、海外のMyAnimeListでレビュー9.09を獲得。サイト内歴代1位の「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」に次ぐ評価を受けていた。このままハガレンを超えると思われたが、現在は9.04まで評価を落とし、歴代10位に転落している。
原作紙漫画の在庫が早くも復活
アニメがスタートしてまもなく、Amazonで原作紙漫画が全巻売り切れとなった。しかし、現在は全巻復活している。
復活はいつごろか定かではないが、鬼滅の刃や呪術廻戦が全盛期だったころはかなり長い間、在庫切れが続いていた記憶がある。
最初から勢いがありすぎた
スパイファミリーはアニメ化前から累計1250万部も売れており、広告も多かったことから、1話から注目度が高かった。しかし、最初から勢いがありすぎると失速も早いとはよく言ったもの。
一方、鬼滅の刃や呪術廻戦はアニメ化前は累計1000万部以下で、最初から勢いがめちゃめちゃあったわけではない。2作品はストーリーものであり、回を追うごとにストーリーが評価されていた。
また、鬼滅の刃や呪術廻戦は“素材”が多く、これをネタにしたコラなど二次創作が盛んであり、メディアが積極的に取り上げていたのも大きい。結果、ブームが長く続いたのではないか。
一方、スパイファミリーはダミアニャ成長IFくらいしかなく、二次創作はあまり盛り上がっていないように思える(少なくともツイッターでは)。
失速も今期覇権は揺るがない
全盛期より失速したスパイファミリーだが、それでも今期覇権は揺るがないだろう。ツイート数は減ったものの、いまだ今期1位には変わらず、dアニメストアのウィークリー視聴数も1位をキープしている。
次に勢いがあるかぐや様3期も最初に比べたら全体的に数字が落ちており、ほかのアニメもめちゃくちゃ勢いが高まったということもない。
スパイファミリーはコメディものなため、今後好転したとしても爆発的に評価は上がらないだろう。このまま落ち続けるのか、それともどこかで上がるのか。分割2クールとなっており、1クール目は12話か13話あたりで終わるはずだ。