レジェンズアルセウスは従来のポケモンと比べてもかなり難しくなっている。その理由として挙げられるのが、キングやクイーン戦といったシズメダマでのバトルだ。シズメダマを当てながら、相手の攻撃はローリングでかわすなどアクションが強く、アクション苦手な人は苦戦することだろう。
しかし、いつものポケモンバトルはレベルを上げてゴリ押しすれば勝てる。そう思っていた矢先に、クリア後のウォロとギラティナ三連戦に分からされる人が続出している。
ウォロとギラティナの初見殺し感
クリア後のメインストーリーを進め、シンオウ神殿で戦うこととなるウォロ。ウォロの豹変にも驚きだが、それ以上にそこからの三連戦が初見殺し感MAXとなっている。
最初にバトルするのはウォロ。シロナの先祖らしく、パーティはシロナパで、ヒスイにはミロカロスがいないからか、代わりにヒスイウインディを使ってくる。6匹フルに使ってくるうえ、レベルはすべて68ということでかなりの強敵だ。
何とか倒して安堵すると、続けてギラティナ・アナザーフォルムとのバトルがはじまる。レベルは70。なお、ウォロ戦で受けたダメージは回復しない。これも倒し、やっと終わったかと思った矢先、最後にギラティナ・オリジンフォルムとバトルすることとなる。
途中で負けると、またウォロ戦からやり直しとなる。イベントもスキップできず、なかなかの苦行を強いられることとなる。
初見殺しはウォロよりギラティナ戦だ。ギラティナの技構成はシャドーダイブ、ドラゴンクロー、だいちのちから、はどうだん、というガチ構成。
今作のシャドーダイブは2ターンかけるなく攻撃でき、同時に煙幕の効果が発生する。これによって攻撃が全く当たらず、ギラティナのAIはオヤブン同様、適格な技選択をしてくるため、負ける人が続出している。
ウォロとギラティナの三連戦は例えるなら、ポケモンストーリー史上屈指の難易度といわれるUSUMのウルトラネクロズマと同等かそれ以上だろう。
行動順のおかげで全抜きが難しくなっている
レジェンズアルセウスは素早さ順ではなく、行動順で決まってくる。行動順は素早さも加味されるが、相手も行動順を上げる技や早業を使ってくるため、これまでのシリーズのように、レベルを上げて「ずっとオレのターン!!」は難しくなっている。
また、従来とステータス計算が異なり、20レベから30レベ程度の差であれば倒されることも少なくない。
1対複数匹も珍しくない
レジェンズアルセウスでは、野生戦などで1対複数匹というバトルになることがある。こちら1匹に対し、相手複数匹というのは過去のシリーズで「群れバトル」があったが、この時は全体技で一掃することができた。
しかし、レジェンズアルセウスには全体技がなく、1匹ずつしか攻撃できない。一方、相手は複数匹で攻撃してくるうえ、行動順が上がる技や早業を駆使し攻撃回数を増やしてくる。これまでのシリーズとステータス計算も異なるため、レベル差があっても倒されてしまうことは珍しくない。
これに関しては不満の声も上がっているが、よくよく考えれば野生ポケモンにフェアプレイ精神が通用するわけがない。特に、レジェンズアルセウスの世界は「殺るか殺られるか」であり、相手も生き残るためどんな手でも使ってくるのだ。