地図検索サイト「Googleマップ」上で、大阪市「柴島駅」(くにじまえき)が「部落柴島駅」に書き換えられていた一連の改ざん騒動。私鉄側は「部落差別を助長する不適切な書き込み」として、Googleに削除要請すると、今度は駅の存在そのものが抹消された。
Googleマップの大阪市「柴島駅」が「部落柴島駅」に改ざん
今回改ざんされたのは、大阪市「柴島駅」(大阪府大阪市東淀川区柴島2-12)。ツイッターには6月2日午前11時ごろから書き換えを指摘する声が寄せられていた。
そんな柴島駅が「部落柴島駅」に改ざんされていた。部落とは元々、集落や特定の小さな共同社会を指す言葉だったが、現在は社会的な差別や人権侵害を被っている地域のことであり、放送禁止用語にもなっている。
Googleマップの大阪市「柴島駅」の改ざんを報告→今度は存在が抹消される・・・
報告を受け、すぐに対処してくれるのは有難いことだが、なんと柴島駅そのものが抹消されているではないか。Googleマップに「柴島駅」と検索すると、駅名やレビューなどは出てくるが、マップ上に表示されなくなっている。
Googleは修正が面倒になり存在そのものを消してしまったのか・・・ しかし、実際はそうではないようだ。毎日新聞では次のように報じられている。
私鉄の広報部によると、グーグルに削除を要請し、正しい駅名に修正するよう求めたが、グーグルは「削除には時間が掛かる」と回答したという。
どうやら修正には時間がかかるとのこと。削除は速攻で行われたが、修正はそんなにかかるものなのだろうか・・・?
柴島駅がGoogleマップ上で非表示へ(6月3日午後6時30分現在)