ポケモン9世代が2023年初頭に発売との噂が先日あった。
ポケモン9世代、2023年初頭発売?
ゲームフリーク、『ポケットモンスター』本編新作を開発中かhttps://t.co/OU1fTL83OX #Pokemon #ポケモン #NintendoSwitch pic.twitter.com/S8zHfSZBjj
— ニンテンドーエブリー (@nintendoevery) October 24, 2021
こう報じたのは、ニンテンドーエブリーというサイト。記事によると、複数のインサイダーの話として、ゲームフリークは来年2月にポケモン9世代を発表する計画だと分かった。新型コロナウイルスの影響により、発売は2023年初頭に持ち込む見通しだという。
ポケモン本編は9月から11月にかけて発売することが多いが、赤緑は2月、リメイクのFRLGは1月に発売され、レジェンドアルセウスも1月に発売されることから、2月説も可能性としては十分あり得る。来年は1月にレジェンドアルセウスが発売されるため、いずれにせよ9世代は早くて同年11月前後になるだろう。
9世代でもリストラはほぼ確
9世代の舞台はどこで御三家や伝説はどうなるのか気になるところだが、ほぼ確実なのは今回もリストラはあるだろうということだ。
剣盾のリストラ問題の際、ゲームフリークの増田順一氏はこのような発言をしていた。
・ハードがSwitchに移行したことで、これまでと比べて開発に多くの時間がかかるようになった
・加えて、ポケモンの総数も膨大となり、その中で一匹ずつクオリティを上げ、バトルバランスも取って、限られた開発期間の中で最新作を提供するためにどうするかと長い間議論を重ねてきた
・その結果、“剣盾から”対応方針を変え、各ソフトに登場するポケモンを絞ることに
増田順一氏は、炎上後のファミ通のインタビューに「これから先の作品ではすべてのポケモンを登場させるのは難しいという決断に至った」「いつかはせねばならない決断でもありました。最終的にはクオリティーを選択せざるを得なかったのです」と悔しい胸の内を吐露。
ただ、剣盾に登場させられなくても、ポケモンHOMEを介して、別のタイトルで活躍させようとは考えていて、決してないがしろにはしないつもりだと語った。
「剣盾から」「これから先の作品では」ということで、剣盾だけでなく、今後のタイトルでもリストラがあるのは確実だ。現に、ダイパリメイクやアルセウスにはガラルまでの全てのポケモンは登場しないと思われる。そもそも、ランクマすらないのだ。
もし、剣盾が大失敗に終わっていたら、ゲームフリークも考え直した可能性があるが、剣盾は国内533万本、世界は2264万本を売り上げている。
国内売上は、2010年9月に発売した5世代完全新作「ポケモンBW」以来、9年ぶりの500万台を達成。世界売上は、1999年11月に発売された2世代完全新作「ポケモン金・銀」以来、20年ぶりの2000万本超えで、歴代3位に上り詰めた。剣盾は現在も売れ続けており、金銀の2310万本超えも夢ではない。
ポケモン本編の互換切りは剣盾以前にルビサファであり、こちらは過去作のポケモンを一切持ち込めない「完全互換切り」だったため金銀から大きく売上を減らした。一方、剣盾の互換切りは成功したため、今後もされるのではないか。
一プレイヤーとしても、今回の互換切りは良かったと思う。これまでのように、最初からすべてのポケモンが使えると数ヶ月くらいで飽きてしまうからだ。
現に、冠の雪原を最後に新ポケモンが登場していない剣盾はすでに飽きてやっていないし、ランクマ人口も着実に減っており、今年3月1日から4月1日にかけて開催されたシーズン16を最後に30万人を切っている。半年も代り映えしなければ、そりゃ飽きるだろう。
配布やDLCで少しずつ新ポケモンや新技を解禁することで、より長く楽しめたと思う。ポケモンユナイトのバトルバランスの下手さを見る限り、ポケモンに定期的なバランス調整は期待できないため、既存の数値をいじるのではなく、新要素で環境を変えていくしかなさそうだ。
また、ハードはSwitchとなるだろう。2021年11月の時点で次世代ハードが発表されていないからだ。DS以降、ポケモンは同じハードで2世代続けて出すため、9世代もSwitchなのはほぼ確実だろう。剣盾がロングランになったDLCもあるのではないか。