1月28日に発売される、過去のシンオウ地方を描いた「LEGENDS アルセウス」公式サイトで10月19日、「不思議な映像、調査協力求ム!」と題したページがアップされた。
ページには、シンオウ地方でポケモンの調査をしているという研究員によるタイムラインがあり、ミオ図書館の奥からシンオウ地方が冒険の舞台となるヒスイ地方と呼ばれていた頃の古い映像資料が見つかった。
現在、復元中だが映像が乱れている上にアクシデントも起きていて中々進まず困っているとのこと。そこで、みんなにも映像を見てほしい、と一本の動画を公開。映像を見て気づいたことがあれば、「#ポケモン調査報告」のタグを付けて報告してほしいという。
つまり、これは参加型の企画なわけだ。ツイッターでは、映像に映っているポケモンや映像の男性に何が起こったのか考察するツイートが飛び交っている。
それよりも、筆者は男性の挙動が気になったので、この記事でつづりたい。
この時代にビデオカメラはない
映像の男性はビデオカメラで撮影していると思われる。しかし、LEGENDSアルセウスは遠い昔のシンオウ地方を描いており、具体的な時系列は不明だが、少なくとも数百年以上前だと思われる。
シンオウ地方およびヒスイ地方は現代の北海道を舞台としており、現代の日本でビデオカメラが登場したのは1980年代なため、まだ40年ほどしか経っておらず、この時代にビデオカメラがあるのは違和感を感じる。ポケモンの世界と現代は時の流れが異なるかもしれないが、さすがに厳しいのではないか。
男性はヒスイガーディを知らない
男性は調査中にガーディを発見したが、原種ではなくヒスイ地方のガーディのようだ。しかし、男性はヒスイガーディをはじめてみたような反応をしている。この男性が現地人だとしたら、ヒスイガーディのほうが一般的なため知らないはずがない。
この時代にはないビデオカメラを持っている、原種ガーディは知っているがヒスイガーディは知らない、といったことから、男性は現地人ではなく未来から何らかの方法を使って過去のヒスイ地方にやってきたと推測できる。
アルセウスフォンという現代の技術で作られたデバイス
映像だけでなく、アルセウスフォンという現代の技術で作られたようなデバイスも登場する。この時代は現代だと黒電話すら登場していないだろう。
公式サイトによると、アルセウスフォンは主人公が冒険の中で“偶然”手にする道具。不思議な力が宿っており、次に行くべき道を指し示してくれるという
アルセウスと言えば、2009年に上映された「劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール アルセウス 超克の時空へ」という映画がある。
この映画では遠い昔、人間に裏切られたアルセウスが現代で目覚め、人間を滅ぼそうと暴れまわる。アルセウスの圧倒的な力に為す術がない中、時間ポケモンのディアルガはその力でサトシたちを過去に飛ばし、サトシたちはアルセウスが人間に裏切られる過去を変えようと行動する。
LEGENDSアルセウスも単に過去のシンオウ地方を描くのでなく、未来からのつながりもかかわってくるのかもしれない。
今回の映像だが、昔の映像媒体にありがちな乱れた映像にノイズだらけの音声がホラー映画チックな演出で「普通に怖かった」「ポケモン公式が本気出すと此処まで怖いものが作れると再確認した」「呪いのビデオ感が半端なくてびっくりしたよ」など絶賛の声が相次いでいる。
【続報】