さいたま市大宮区のネットカフェ「マンボープラス大宮西口店」で、客の40歳男が20代の女性従業員を人質にとり個室に立てこもっている事件で、警察は犯人と人質女性に軽食と飲料水を差し入れした。
そんなことしたら余計出てこないのではないかと思われるが、これはこう着状態を打破する作戦の可能性がある。
大宮立てこもり事件、犯人と人質女性に軽食と水を差し入れ
さいたま市大宮区のJR大宮駅前のビルにあるインターネットカフェで男が女性従業員を人質にして立てこもっている事件は18日午後、発生から24時間以上が経過した。埼玉県警は昼ごろ、2人分の軽食と飲料水を受け渡した。依然として男からの具体的な要求はなく、膠着(こうちゃく)状態が続いている。
報道によると、警察は18日昼頃、犯人と人質女性に軽食と飲料水を差し入れとのこと。2人は丸一日、何も口にしていないとみられ、この差し入れは飢えを満たせる施しとなっている。
犯人は何も口にせず丸一日部屋から出てこなかった不屈の精神を持っており、水と食料を与えたら余計でてこないのではないかという声もあるだろう。しかし、水と食料を口にすればトイレは近くなり、いずれ出てくることになる。
汚い話となるが、個室内でしている可能性もある。しかし、個室は密閉空間でしかも2人いるため、いずれは異臭でいられなくなり、結局出てくるハメとなるだろう。
人間は3日間、飲み食いしなければ限界を迎えるとされ、6月に入って暑くなり毎日の飲食が欠かせない。ほっといてもそのうち出てくると思われるが、人質女性の健康状態を考えるとそうもいかなくなる。そこで警察は、こう着状態を打破するため、このような手段を取ったと思われる。
個室から出てきたら最後、警察がすぐに犯人を取り押さえるだろう。しかし、犯人は刃物を持っているため、まだまだ油断はできない。