今、アンシャントロマンというゲームが高騰しているとし、転売ヤーの“次の獲物”として勧めるツイートがバズっている。
アンシャントロマンが高騰しているとの情報
転売ヤーの皆さんにお得な情報です!
今、PS1専用ソフト「アンシャントロマン」が
「何故か」高騰しています!
私は中古ショップにて500円程度で買ったので
もし見つけたら即買いです!
そしてアンシャントロマンで莫大な利益を得ましょう!
ガンプラやPS5の転売の時代は終わり! pic.twitter.com/B0fH5WBe0q
— からすま(ks投稿者) (@karasuma114514) May 30, 2021
YouTuberからすま(チャンネル登録者数32.2万人)によると、今アンシャントロマンがなぜか高騰しているとのこと。自身は中古ショップで500円くらいで買ったとし、「アンシャントロマンで莫大な利益を得ましょう!」転売ヤーに勧めた。
続けて、
しかも市場からアンシャントロマンが消えても
「何故か」ヘイトが集まりません!
つまり良心を一切痛めることなく転売で利益を得れるのです!
これだけ評価を受けみんなプレイしたいはずのゲームなのですがおかしいこともあるものですね
と語った。
たまにこのようなツイートを見かけるが、ほとんどは転売ヤーをハメる罠だ。転売ヤーはモノの本当の価値を知らないため、誤情報に騙された転売ヤーがこぞってあまり価値のないカードやガンプラなどを買い占める騒動が度々起きている。
しかし、掲載画像の出品物はすべて「SOLD」となっており、中には2万円を超えるものも。コラ画像かと思ってメルカリを見たが、やはり売り切れが続出している。
▼ちなみにAmazonでは3万円を超えている
アンシャントロマンとは
アンシャントロマンは、1998年4月23日に日本システムより発売されたPS1ソフト。ムービーからフィールドまで3Dで表現されており、音声も声優による肉声を採用したRPGとのこと。
Wikiによると、FF7を意識した作品となっているが、グラフィック、サウンドの難を始めとして数多くの問題点を抱えているため、商業ゲームとして相応しくないほどに完成度の低い駄作として知られている。80年代のPCゲームのセンスをそのままプレステ作品に当てはめて製作してしまったという揶揄をゲームライターによってされている。
ゲームカタログでも「全要素が満遍なく論外」「PS初期にすら及ばないグラフィック」「戦略不要に等しい戦闘」などの理由でクソゲー判定されている。
発売1ヶ月前にサウンドトラックとドラマCDが発売されているとも。しかし本編に比べれば断然、出来の良いものとなっているという。
価格高騰はからすまの影響!?
世間には今まで眼中に無かったクソゲーだったがからすまAチャンネルさんの動画の影響で知名度が増加しただけでなくソフトの相場が高騰した。
ピクシブ百科事典より
アンシャントロマンの価格が高騰した理由について、ピクシブ百科事典にはなんと、ツイートをしたからすま自身の動画の影響だとつづられている。
YouTubeで「アンシャントロマン」と検索し「視聴回数」順にしたところ、10万再生を超えた9動画のうち、5動画はからすまの動画だった。からすまがアンシャントロマンの知名度を上げたというのは事実のようだ。
なお、サムネイルでよく使われる木っ端微塵になる男性の画像は、ピクシブ百科事典では「理不尽に吹き飛んだおっさん」と呼ばれている。冒頭の「永遠に続くと思われたある文明が理不尽にも吹き飛んだ」という文章を元にそう呼ばれるようになったと推測されているそうだ。
昨日、体験版の生放送を行ったからすま。ツイッターでは「何故か製品版よりクオリティが高かったということに驚きを隠せませんでした」とコメントしている。
▼一番再生されているのは、アンシャントロマンのレビュー動画
【追記】体験版ディスクは1枚で内容はこれらしい