ポケモン剣盾ランクマッチ・シーズン15から2週間以上が経過し、環境はひとまず固まったと思われる。
シーズン15では禁伝が1体だけ手持ちに入れられるが、結局強い禁伝は何なのか。この記事では、実際に使った、または使われて強かった禁伝を紹介する。
ポケモン剣盾ランクマ・シーズン15、実際に強かった禁伝
1.カイオーガ
ダブルバトルが導入されたRS時代からトップメタのカイオーガ。XYではゲンシカイキと専用技「こんげんのはどう」が追加されたが、ゲンシグラードンやメガレックウザに一歩劣るイメージがあった。
ポケモン剣盾では、ゲンシカイキもメガシンカも廃止されたため、再びカイオーガがトップに躍り出た。素早さが変化した場合、そのターンから反映される仕様となり、味方の先制おいかぜからのしおふきでの制圧が可能となった。
筆者は化身トルネロスでおいかぜし、カイオーガのしおふきで制圧しながら、トルネロスも必中となった「ぼうふう」や水タイプの威力100となったウェザーボールで殴っていく構築を使った。
過去作では、先制するため「こだわりスカーフ」を持たせたり、ゲンシカイキは「あいいろのたま」を持たせる必要があったが、ポケモン剣盾ではこれらを持たせる必要がなくなった。しんぴのしずくを持たせることで、水技はゲンシカイオーガを超える。
一方、ゴリランダーのグラススライダーで縛られるが、ダイマックスすることで耐え、単体攻撃になるが威力150の雨ダイストリームを放つこともできる。
カイオーガは基本的に、しおふきで相手全体を制圧していき、状況に応じてダイマックスするのが強いと思う。
2.グラードン
ゲンシカイキを失ったが、ポケモン剣盾でも余裕で活躍できる。フシギバナやリザードン入りの晴れパに含まれていることが多く、素早さを下げてトリル下で上を取ってくる動きもみられた。
シーズン15でも猛威を振るっているレジエレキにめちゃくちゃ強く、ダブルでは貴重な地面タイプ。ポケモンランキングでは25位と下の方だが、カイオーガ同様、トップ10入りしてもおかしくないスペックを持っていると思う。
ポケモン剣盾のGSダブルでは、カイオーガとグラードンの2強だと感じている。
3.バドレックス
カイオーガやグラードン以外に強い禁伝と言えば、2種の馬と合体したバドレックスだと思う。
白バドレックスは攻撃・防御・特防が高く、特攻は平均ほどで素早さは低い鈍足物理アタッカー。そのため、トリル下で上から殴る動きが多い。
黒バドレックスは真逆で、特攻・素早さが高く、他は平均ほどの俊足特殊アタッカー。ワイドフォースを覚えるため、サイコフィールド下で連打するのも強い
特性「じんばいったい」はきんちょうかんと馬の特性をあわせもつ。威力120の全体技がタイプ一致で撃て、2匹同時に倒せば火力を一気に2段階上げられる。
白バドレックスは「じゃくてんほけん」を持っていることが多く、いずれも能力が上がるとダイマックスしてくることが印象だ。
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以上が実際に強いと感じた禁伝だ。シーズン15が始まる前に強いと言われていたザシアンは
・持ち物は実質、「くちたけん」で固定
・ダイマックスできない
・単体技しかない上にレパートリーが少ない
などから型がほぼ固定化され、対策が容易なためあまり強いとは思わない。
イベルタルは、ぎゃくじょうが発動したGファイヤーに飛行技の火力で劣り、ダークオーラは相手の悪技を強化してしまうのが欠点だ。
ディアルガは特攻150あるが、インフレしているポケモン剣盾では禁伝としては物足りない。特性もプレッシャーとかだし、禁伝枠を使ってまで採用するメリットをあまり感じられない。
禁伝を迷ったら、カイオーガ、グラードン、バドレックスのどれかを採用すれば間違いはないと思う。