フェミニストを名乗るツイッターユーザーのてづれも(@re_mon_moji)が、VRアバターは究極の「女性の私物化」とし、「これは新しい形の女性売買ビジネスである。私達は売られている」などと非難した。
これらのツイートに対しては批判が殺到しており、人格攻撃を受けたとし今度は反日ツイートまで始めた。
フェミニストてづれも、VRアバターは「女性の私物化」新しい形の人身売買ビジネスと非難
「VRで美少女の体になる」って究極の「女体の私物化」なんですよね。本来自分自身は男性であるにも関わらず、出来合いの女体を(しかも生理などの女性にとって不利益な部分は排除した状態で)、自由に扱うことを可能にしている。女性に対する支配欲、所有欲の極みですね。フェミニズムの実現は遠い…。
— てづれも🍤 (@re_mon_moji) September 7, 2020
少し調べてみると、VRのプレイヤーは大半が男性らしいけれど、アバターはほとんどが女性らしい。アバターを販売しているサイトもあるが、検索して真っ先に、そして一番売れているのが女性アバターだ。これは新しい形の女性売買ビジネスである。私達は売られている。
— てづれも🍤 (@re_mon_moji) September 7, 2020
この後にも、引用リツイートの形でコメントを返信しており
・リアルで生きることに不満を持ったオタク男性たちが美少女になりきるのは、オタク男性たちの“ミソジニーの極み”だと非難
・(VRアバターは)ただのアイコンではなく、己のアイデンティティと同一化しているという点が問題
・売れるから売るという指摘に対しては「売れるからといってなんでも売っていいわけではありません。麻薬や銃が売れるからといって売っていいわけがないでしょう」と反論
・男性から降りたいという声に対しては「なぜ美少女になる必要があるのですか?」と必要性を尋ねた
・VRアバターで手軽に美少女になるのは“消費”だと非難
・女性になりきること自体は問題ないが、女性の体を利用しているのが問題
→VRアバターは誰かの皮を剥いで自分に着させるのと同じ・VRアバターの話なのに、「3次元を模したもので好き勝手やられたら気分がいいとは思えない」とすり替えようとする
・女性アバターを売買している時点で女性差別
・てづれものアイコンも自身ではないという指摘に対しては「私が所属している属性を持つ存在」と問題ない発言
・障害者に置き換えたとすると、健常者が障害者アバターをまとって障害者のふりをするのは障害者の人格を否定する行為だと非難
「私への容姿・人格攻撃が始まりました。日本はこういう国なんです」
案の定、てづれもには批判が殺到しており、批判は人格攻撃とし、「日本はこういう国」と反日ツイートまで始めた。
私への容姿・人格攻撃が始まりました。日本はこういう国なんです。
— てづれも🍤 (@re_mon_moji) September 7, 2020
「この議論はラブドールの議論と同じ」
その後のツイートでは、この議論はラブドールの議論と同じものだと語った。
そろそろネタあかしをしますが、この議論はラブドールの議論と同じなのですよ。気づいた方もいらっしゃると思いますが、女性の体を男性が好き勝手にいじりたおすことは、本物の女性の体に対しても何をしてもいいという価値観を肯定することなんですよ。女性の体は女性のもの。
— てづれも🍤 (@re_mon_moji) September 7, 2020
荻野稔議員も参戦!
今回の騒動には、オタク議員として知られる荻野稔氏も参戦した。
VRや漫画やアニメやゲームの表現をもって、性暴力や性犯罪を肯定していると諸悪の根源のように言う人は、それ以前には何もなかったという認識なのだろうか。空気、社会的な承認を理由にする人がいるが、何かそれによって実際に社会全体で性犯罪や性暴力が増えたという記録でもあるのだろうか。
— おぎの稔(荻野稔)大田区議会議員 議員系Vtuber🏭✈️ (@ogino_otaku) September 7, 2020
VRで女性型のアバターを男性が使用していること、それらが販売されていることを新しい形の人身売買だとか、女性性を搾取しているとか言う人がいるのか。そういう目線でしか見れないのだろうか。もう何でもありだな。
— おぎの稔(荻野稔)大田区議会議員 議員系Vtuber🏭✈️ (@ogino_otaku) September 7, 2020
これらのツイートは、一連のてづれものツイートを批判するものだが、これに対してづれもも反論している。
実際に増えているかどうかは関係ありません。そういった行為を肯定しているかどうかが問題なのです。人権侵害に繋がる恐れのあるものは、我々市民的努力によって排除していかなければ手遅れになります。 https://t.co/QowPZhWEKx
— てづれも🍤 (@re_mon_moji) September 7, 2020
実際に女性を販売していますよね?「あれはアバターであって女性ではない」というのは反論になっていませんよ。それらを使用して「女性」になっていることは、まさにそのアバターが女性であるという証拠です。おぎのさんは女性が陳列されて販売されている状況に何も感じないのですか? https://t.co/8ZCixCSKTE
— てづれも🍤 (@re_mon_moji) September 7, 2020
てづれもにはアバターが実際に女性に見えるとの反論に対しては「表層的にはただの3Dモデルなわけですが、それらを制作し購入して使っている人にとっては『女性』」だと反論した。
>あなたにはアバターが実際の女性に見えるようですが。私はそうは思いません。
いえ、ですから、表層的にはただの3Dモデルなわけですが、それらを制作し購入して使っている人にとっては「女性」であると申し上げています。 https://t.co/5QmZoZhOLt
— てづれも🍤 (@re_mon_moji) September 7, 2020
▼てづれものツイプロ
ツイートによれば、大学の講師をやっているという。
その他、こんなツイートが話題に!
ついっぷるトレンドには、今回の騒動に関してツイートしたものがいくつかトレンド入りしており、最後にそれを紹介したい。
あかん、女性アバターが人身売買なら動物アバターがワシントン条約に違反してしまう!
— べーこん🥓 (@bacongsi) September 8, 2020
さすがにVRの3Dモデルを売ることを『私』たちは売られた。買う奴は新たな形の人身売買とかいいだしたら、必死の建前であった「作品や作者を攻撃しているわけではない」すら崩壊して「作者は人身売買の元締め」になるのに数日かからないと思いますね。
作品を否定していないとか、全部嘘じゃん。
— もへもへ (@gerogeroR) September 8, 2020