世界で注文していない謎の種が届く被害が相次ぐ中、謎の種の正体はジャイアント・ホグウィードという触っただけで酷い皮膚炎を引き起こす危険な植物の種ではないかと、アメリカのSNSを中心に憶測されている。
しかし、これはデマであることをお伝えしたい。
謎の種の正体はジャイアント・ホグウィードの種説
中国から送られてくる謎の種は「ジャイアントホグウィード」説が濃厚。
世界一猛毒な草で高さは4mまで成長、2万粒の種を周囲にばら撒き繁殖させる。
毒性は触れただけで火傷のような症状が出た後、一生火傷のような跡が残る
狩る時には全身防護服が必要で、下手に切ったら液が飛び散り目を失明させる pic.twitter.com/kc4kc8lgMM— 東欧鉄道@コロナウイルス情報発信中 (@City_Railway) August 1, 2020
もしかしたらもうリプに書いてあるかもしれませんが、中央アジア原産のジャイアントホグウィードの核種子?という話がアメリカのSNSであるそう。
もし自生したら大やけどする人出てくるので大変怖いですね…
でも得たいの知れない荷物なので、どのみち恐怖ですね pic.twitter.com/OiPpSwIGa3— 佐渡 朋/TomoSado/(長谷川)(うさとも) (@t_0123456) July 31, 2020
ジャイアント・ホグウィードはセリ科の多年生植物で、和名はバイカルハナウド。アメリカを中心に、ヨーロッパに広がっている。成長すると5mを超えることもある。
樹液には光毒性の物質が含まれており、樹液が皮膚に付着したまま日光を浴びると重度な水膨れや火傷を引き起こし、傷跡は数年間残り続ける。目に入った場合は恒久的な失明の原因となる。
そのため、ジャイアント・ホグウィードを扱う際は防護服と防護眼鏡を着用するなど最新の注意を払う必要がある。また、万が一にも触れてしまった場合には、その部分を洗剤と水で入念に洗い、太陽光に触れないよう数日間保護する必要があるという。
アメリカでは有害植物として指定され、無許可の州移動や輸入が禁止されている。
▼ジャイアント・ホグウィードによる症状
ジャイアントホグウィード
触ると重度のやけどの症状が現れる。
人間の背丈も超える巨大な植物、多くの種を宿し
辺り一面を侵食し、しかも土地を毒で満たして不毛の地にする。
生物兵器第二弾? pic.twitter.com/Bb2sT22tSR
— まっさー🇯🇵Sammy.FS.No.0051🇯🇵 (@nishibox) August 1, 2020
ジャイアントホグウィードの種に似たやつもあるらしいです。
もしその植物だった場合、触るだけで火傷しますよ。おそろしい。。。 pic.twitter.com/W5PxQ11tby— ピーコ (@kusanisi0808) August 1, 2020
ジャイアント・ホグウィードの種説はデマ!
全米で問題になっているらしい、中国郵政から謎の種が届くというやつ。
これのこと…なのか……?
開けてもーたよ。
どうするよ。アマゾン用に使っている住所に届いたから、確実にアマゾンから情報が漏れた。
なんの種だ?? pic.twitter.com/PTXS6ac3AI— きのこますお🍄 (@KinokoMasuo) July 29, 2020
ジャイアント・ホグウィードの種とされたのはこの黒い種だが、比較すると大きさが違うことが確認できる
大きさはアサガオの種に近く、確実にジャイアント・ホグウィードの種ではない。
現物を見れないとなんとも言えないですが、朝顔の種に似ています! pic.twitter.com/dqiVJJojrR
— たじま (@t_a_z_m_a_) July 30, 2020
ガチでジャイアント・ホグウィードの種なら、もう患者が出ている
仮に、これが本当にジャイアント・ホグウィードの種なら、もう被害者が多数でていてもおかしくない。謎の種が届いたという人は世界中におり、謎の種は7月下旬から騒ぎになっている。また、「開けるな」「触るな」と呼び掛けられているが、そういわれると余計開けて触りたくなるのが人間の性だ。
しかし、これを開けて触った結果、皮膚炎の症状が出たという報告は今のところみられない。したがって、ジャイアント・ホグウィードの種の可能性は低いと思われる。
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