岩手県で初の新型コロナウイルス感染者が確認された。岩手県によると、感染者は2名でいずれも男性。コロナ感染を受け、先ほど達増拓也知事と盛岡市の谷岡裕明市長が会見を開いた。
岩手県のコロナ感染を受け、ツイッターでは「岩手県」「岩手陥落」「岩手1号」「最後の砦」など続々とトレンド入り。また、「前から隠蔽してたんじゃねぇの?」「想像を絶する村八分が始まる…!」といった声もみられた。
岩手で初のコロナ感染者
岩手県内で初の新型コロナウイルス感染者が確認されたことを受け、達増拓也知事と盛岡市の谷岡裕明市長が会見を開いた。
達増知事は「コロナは誰でも感染する可能性がある。岩手県も例外ではないし、県民の皆様方には引き続き冷静に感染対策に努めていただくようお願いしたい。報道機関の皆様にも、患者のプライバシー保護に十分な配慮をいただくことをお願いする」と述べた。
きょう判明した2名のうち1名は盛岡市内の40代男性で、谷岡市長によると、今月22日に関東方面のキャンプ場に移動し26日まで滞在。その際に合流した同行者の中から新型コロナウイルスの陽性患者が1名いたことから、本人が市の帰国者接触者相談センターに相談して判明したという。その後、本人は感染症指定医療機関に入院、濃厚接触者の職場関係者はきょうから自宅待機しているという。
谷岡市長は市民に向け「皆さんには不安を感じている方もいると思うが冷静に努めていただきたい」、また報道関係者に対しても「プライバシー保護の観点から、患者への配慮をお願いしたい」と呼びかけた。
また、もう1名は宮古市の30代男性で、記者会見の準備中に判明したことから、行動歴などについてはこれからの調査となるという。
盛岡市の40代男性の行動歴の続報
岩手県によりますと、県内で初めて新型コロナウイルスの感染が確認された盛岡市の40代男性は、今月22日に自家用車で関東地方のキャンプ場に移動し、23~26日に友人3人とキャンプ場に滞在していました。4人は同じテントに宿泊していました。
26日にキャンプ場を自家用車で出発して帰宅しましたが、途中、食事やトイレ休憩で3か所のサービスエリアに立ち寄ったほか、スーパーで買い物をしました。
28日に、キャンプに参加した友人1人が新型コロナウイルスに感染したことが分かったため、盛岡市の帰国者・接触者相談センターに相談し、29日に帰国者・接触者外来を受診。PCR検査の結果、感染が確認されました。
27日と28日は職場に出勤していて、仕事中はマスクを着用していたということです。
県によりますと、立ち寄り先での濃厚接触者はいないということです。
「隠蔽してた」「村八分が始まる」との声
岩手県のコロナ感染を受け、ツイッターでは「岩手県」「岩手陥落」「岩手1号」「最後の砦」など関連キーワードが続々とトレンド入りしている。岩手県は47都道府県最後の感染県となり、最後の砦が陥落したと話題になっている。
また、「岩手県絶対今までに感染者『隠蔽』してたなw」などの陰謀論や「想像を絶する村八分が始まる…!」などの被害を懸念する声もみられた。
実際に他県では、コロナ感染者に対する村八分があるそうで、田舎に近づくほど嫌がらせはひどくなるらしい。岩手県は田舎の部類に入るので、村八分が始まれば住まいを追われる可能性がある。
愛知コロナ男や山梨コロナ女、へずまりゅうのように、故意にコロナをばら撒いた奴ならともかく、ただコロナに感染した人が村八分に遭うのは酷だ。