熊本・阿蘇市郡の実家へ帰省した際に新型コロナウイルスに感染していたことが確認された横浜市の10代男性について、熊本県は6月28日、男性が帰省した日に近所の友人会であった食事会に参加していたことを明らかにした。その場には友人ら9人がいたが、PCR検査の結果、全員が陰性と確認されたという。
これを受け、ネットでは母親が敷地内にテントを張って過ごさせたという話は嘘だったのではないかと指摘された。
熊本コロナ男、帰省当日に近所の友人宅で食事会 友人9人は全員陰性
横浜市で新型コロナウイルスの検査を受けた後に熊本県阿蘇市郡の実家に戻り感染が判明した飲食店員の10代男性=横浜市=について、同県は28日、男性が帰省した26日に近所の友人宅であった食事会に参加していたと明らかにした。その場には友人ら9人がいたが、PCR検査の結果、全員が陰性と確認された。
県によると、男性は同日午後6時ごろに横浜市保健所から陽性との連絡を受けていた。男性が食事会に参加していた時間は不明。9人の中には、男性が横浜市から帰省した際、熊本空港まで車で迎えに行った友人も含まれる。男性は現在、県内の感染症指定医療機関に入院している。
男の行動歴
熊本県によると
6月22日 | 発熱、咳、咽頭痛の症状 |
25日 | 横浜市内の医療機関(帰国者・接触者外来)を受診、検体採取 |
26日 | 横浜市から外出しないよう指示されていたが、飛行機で熊本空港へ移動 ↓ 友人の車で空港から実家付近まで移動 ↓ 実家に到着し、玄関先で検査を受けたことを告げると、母親は敷地内にテントを張って過ごさせた ↓ 一緒に移動した友人を含む9人の食事会に参加 ↓ 横浜市保健所から陽性を伝えられ、県内感染症医療機関に入院 |
男は27日に横浜市に帰宅する予定だったが、熊本県から外出しないよう指示され実家で待機していた。28日現在も無症状で、発熱などはない。
敷地にテントは嘘だった?
熊本県によると、男性は実家に到着し玄関先で「検査を受けた」ことを告げると、母親は家には立ち入らせず、敷地内にテントを張って過ごさせたという。
テントを張って過ごしていたはずなのに友人宅に行ったということで、ネットでは「テントから脱出して遊びに行った」「最初からテントは張ってなかった」など、テントで過ごしたは嘘だったのではないかという指摘が寄せられた。
また、家族にコロナ陽性を伝えるなら友人にも伝えるとし、最初は友人に会っていたのではないかという推理もみられた。
男の勤務先について、ホストではないかという憶測もみられた。