ポケモン剣盾DLC「エキスパンションパス」にカントーの伝説のポケモン・ファイヤーのガラルのすがたが登場することが発表された。
フリーザーですら黄金時代があったのに、ファイヤーにはそんな時代は片時もなく、“にらみつけるさん”と今日に至るまで馬鹿にされ続けたファイヤー。そんなファイヤーがポケモン剣盾DLCで、積年の怒りを表したかのようなビジュアルと性能を手に入れた。
ポケモン剣盾にガラルファイヤーが登場!
イベルタルみたいでかっこいい!
ファイヤー闇堕ちしてイベルタルになってるやん pic.twitter.com/c9mBsrreAw
— らてつむり☕️🐌 (@omusubi_iiii) June 2, 2020
カロスの伝説ポケモン・イベルタルのようなビジュアルとタイプの組み合わせを持つガラルファイヤー。山吹色の体色に赤い炎を灯す原種に対し、黒い体色に赤紫の炎と“闇堕ち”という言葉が相応しい禍々しいビジュアルとなった。「にらみつけるさんw」「リザードン、ファイアローの劣化」「雑魚」などと馬鹿にされ続けた怒りを体現しているかのようだ。
公式の説明には
「翼を大きく広げ、周囲に邪悪なオーラを放つ精神攻撃を得意としており、この攻撃を食らってしまうと燃え尽きたような強い疲労感を感じるぞ」
と書かれている。被害にあうのはファイヤーを馬鹿にし続けてきた人たちかもしれない。
タイプ変更、ぎゃくじょうで強化!
まず、タイプが「ほのお」から「あく」になったのは大きい。原種と同じ組み合わせにはリザードン、ファイアローがおり、特にリザードンはシングル・ダブルともに環境上位のポケモンだ。リザードンと差別化できただけでも嬉しいが、ステルスロックでHPが半分もっていかれなくなったのも評価点だろう。
あく・ひこうの組み合わせはすでにドンカラス、バルジーナ、イベルタルがいる。ドンカラスはポケモン剣盾DLCに現時点で内定しておらず、どちらかといえばイベルタルよりも種族値だが、通常のルールではイベルタルは使えないので差別化には成功していると思われる。
ファイヤー:90-100-90-125-85-90 (580)
イベルタル:126-131-95-131-98-99 (680)
特性は「プレッシャー」から「ぎゃくじょう」に変更。ぎゃくじょうは、相手の攻撃でHPが半分以下になると「とくこう」が1段階上がる。この効果はHPが半分以下になるたびに発動するので、オボンの実や「はねやすめ」で再度発動させることができる。
なお、はねやすめの技マシンは廃止され、ファイヤーは覚えられなくなったと思われるが、ぎゃくじょうとのコンボを狙いやすくするためレベルで「はねやすめ」が覚えられるようになるかもしれない。
ポケモン剣盾DLCにおける固有技として「もえあがるいかり」を習得。「あくのはどう」と同じだが、「あくのはどう」より威力は高いのではないかと思われる。