横浜市の公園内でカッターの刃20本以上が散乱していることが見つかった。刃のほとんどは砂場から見つかり、一部な砂に埋まった状態だったという。警察は暴行容疑などを視野に捜査している。
このニュースに対し、ネットでは最近問題となっている自粛警察の仕業ではないかと話題になっている。
公園にカッターの刃… 砂場に仕込まれていた
4日夕方、横浜市の公園の砂場などに、カッターナイフの替え刃20本以上が散乱しているのが見つかりました。警察は暴行容疑などを視野に捜査しています。
警察によりますと、4日午後5時ごろ、横浜市金沢区の公園で、子どもを遊ばせていた男性が「公園内でカッターの刃をたくさん見つけた」と近くの交番に届け出ました。
警察が調べたところ、公園の敷地内にカッターナイフの替え刃20本以上が散乱していたということです。替え刃の約半数は砂場から見つかり、一部は砂に埋まった状態だったということです。公園では当時、約10人の子どもが遊んでいましたが、ケガ人はいませんでした。
警察は、ほかにも替え刃が落ちていないか、周辺の公園も含めて調べるとともに、暴行や威力業務妨害の疑いも視野に捜査しています。
このニュースに対し、ネットでは「自粛警察やろこれ」「自粛警察怖すぎだろ」など自粛警察の犯行ではないかと指摘する声が散見している。
自粛警察とは
新型コロナウイルスが感染拡大する中、増えているのが「自粛警察」と呼ばれる連中。営業中の飲食店に自粛を促す張り紙をしたり、SNSで遊びに行ったという報告、最近ではエアコミケ(頒布予定だったり同人誌やコスプレ写真などをアップする運動)にも凸しているようだ。
#エアコミケ に群がる自粛警察 pic.twitter.com/jkKhDl1VRm
— るみなる (@ruminarusuwako) May 2, 2020
エアコミケにまで自粛警察来てんの草 pic.twitter.com/v1aCy7O6zO
— 【C-SWAG】タカヒデ (@takahide_O525) May 3, 2020
その様子がまるで警察のような取り締まりであることから、ネットでそう呼ばれるようになり、テレビでも取り上げられた。
こうした動きについて、正義感もあると思われるが、「自分は自粛してるのに」という憤りや、「他人を攻撃して自粛ストレスを発散したい」といった意味合いが強いのだろう。
茂木健一郎 「自粛警察なのに自分たちが自粛していない」
自粛警察がトレンド入りしているけれども、とても良くない。
それぞれの人が自分の良識と判断で行動することを前提にしないと、住みづらい不自由な世の中になってしまう。
営業中の店や他県ナンバーの車に紙を張ったりするために歩き回ること自体が変。
自粛警察なのに、自分たちが自粛していない。
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) April 28, 2020
こうツイートしたのは、脳科学者の茂木健一郎氏。営業中の店や他県ナンバーの車に紙を張ったりするために歩き回る自粛警察について「自分たちが自粛していない」と正論を放った。
横浜市の公園にカッターの刃を仕込むのも、自分が公園に行かなければできない行為。公園で遊ぶ子供たちに自粛を促す行為であるはずが、自分が自粛していないのだ。