新型コロナウイルスが感染拡大する中、新型コロナハラスメント(コロハラ)という新たなハラスメントが問題となっている。コロハラの実態とは?
また、ツイッターの検索窓に「コロハラ」と入力すると、「草」「ナリ」「かわいい」といったサジェストがヒットする。さらに、オンラインゲームの開発・運営を行う「コロプラ」への風評被害も広がっている。
コロハラが急増!せきやくしゃみしただけで「お前コロナだろ!会社に来るな」
具体的にどんなことを言われた?
・喘息を患い、職場で咳が出てしまった。マスクはしていたし、上司も喘息であることは知っていた。しかし、上司から「周囲を不安にさせたから謝罪するように」と迫られている
・感染者が確認された町から通勤しているというだけで、「あいつも(新型)コロナかもしれない」と周囲から距離を置かれた
・花粉症でくしゃみをしただけで、「お前、(新型)コロナだろ。会社に来るな」と同僚に言われた
村松由紀子弁護士「『他者に対する発言・行動等が相手を不快にさせたり、尊厳を傷つけたり、不利益を与えたり、脅威を与えること』をハラスメントと言います。これらの内容は全てが、ご本人を不快にさせたり、尊厳を傷つけたりしていることは間違いないので、全てハラスメントに当たることは間違いありません」
■コロハラ発言の法的責任は?
・例えば、『「あいつも(新型)コロナかもしれない」と周囲から距離を置かれた』というのはハラスメントではありますし、名誉棄損等も考えられる
・一方、相手が『謝罪するように』『会社に来るな』と単に言うだけではなく、それを執拗に迫るのであれば、態様によっては『義務のないことを行わせ』として刑法の強要罪が成立しえる
Q.沖縄県では、風邪などで体調を崩して休んでいた従業員に対し、新型コロナウイルスに感染していないという「陰性証明書」を出せと迫った事業所があったそうです。県ではやめるように注意喚起していますが、これもハラスメントにあたるのでしょうか
A.「『新型コロナウイルスの陰性証明書』を出せと迫るのも、医療機関等で陰性証明書は出せないですし、ハラスメントに当たることは間違いありませんので、そのような目に遭われた場合は、同様に労働基準監督署等に相談すべきでしょう」
典型的なパワハラ
コロハラやな#報道ステーション #新型肺炎 #新型コロナウイルス pic.twitter.com/Y8SxrKM75S
— たくぽん@阪神4R馬単123.7倍的中🎯 (@Takuporn_jp) February 26, 2020
これがコロハラって奴ですね pic.twitter.com/2JWzUIMwe1
— ふぁす (@Noah_Fastel) February 26, 2020
Japanese word of the day: 新型コロハラ (Novel "Koro-hara" or "Corona harassment") – apparently service workers are being treated like crap by customers who fear #coronavirus infection. This is one news program's depiction of a deliveryman's experience with a terrified customer. pic.twitter.com/ihlGUiIdcF
— Jeffrey J. Hall 🇯🇵🇺🇸 (@mrjeffu) March 3, 2020
そんなコロハラに「草」「ナリ」「かわいい」といった謎サジェストが!
どうやら、コロハラとキテレツ大百科のコロ助が「コロ」つながりでネタにされているようだ。コロ助は語尾に「ナリ」をつけてしゃべり、それをコロハラと絡めているツイートが多い。また、コロハラの響きが「かわいい」ともされている。
キテレツ大百科は、藤子・F・不二雄による児童向け生活ギャグ漫画。こどもの光で1974年から1977年まで連載され、リメイク作品の「新キテレツ大百科」が月刊コロコロコミックで1988年から1994年まで連載。また、1987年にフジテレビで90分スペシャルが放送され、1988年から1996年まで同系列局でアニメシリーズが放送された。
コロプラに風評被害も
【追記】サジェストに「コロッケ」も浮上
▼飯テロ発生!