香川のゲーム依存症対策条例に関して、香川県議会議員の高田よしのり氏が自身のブログで、条例は時間規制ではなく、本来は「ガチャの規制」が狙いであったと明かした。
【炎上】高田よしのり香川県議会議員、ゲーム依存対策はソシャゲのガチャ規制が狙いと明かす
本文はかなり長いので簡単にまとめると
・ソシャゲは無料で最初は暇つぶし程度のつもりで始める方が多いと思うが、ゲームをすればするほどのめり込むように作られており、ゲーム会社の術中にハマった人はゲームばかりするようになり、ガチャしなければ手に入らないアイテムなどを求めて”ガチャ地獄”に陥って依存症になる
・大人が自分の意思でガチャする分にも問題ないが、子供の場合はそうもいかず、ゲーム会社にも責任があると主張
「ガチャは射幸心を煽るキャッシュバックのないギャンブル。こんなもの、大人でも問題点大ありなのに、中高生が簡単に手を出せてしまう現状は恐ろしいことです」
・本来の時間規制は依存症に直接つながっている「課金を伴うオンラインゲームの利用」と決め打ちで書くべきだが、具体的過ぎて、企業活動の妨害ともいえることから、「ネットゲーム依存症につながるようなコンピューターゲームの利用」と回りくどい書き方になっている
「残念ながら、これが精一杯だと思います」
・ゲーム依存症対策の狙いについて、「(私は)ソーシャルゲームでのガチャの問題がほとんどすべてと言って良いと思っています。それは明らかに賭け事によるギャンブル依存症そのものだと思うからです」
⇒CSゲームの長時間プレイは、依存症にはほとんどならないと指摘また、「ガチャから子供を守ることができるのは保護者しかいない」「保護者に意識してほしい」「家族でよく話し合ってほしい」など繰り返し保護者の監督責任を求めた
他にも、ガチャの課金額について
「このお金からは何も生産しません。まさにギャンブルマネーと同じ経済循環しにくい、不健全なお金です」
とつづっていたが、批判が寄せられたことで削除したそうだ。
誰かが儲けると誰かが損をするというお金の流れでは価値を生産しないということを言いたかったのですが、当然お金の流れはそれだけではないし、誤解も与えました。申し訳ありません。
— 高田よしのり (@takatanx) January 26, 2020
高田よしのり議員のブログについて、批判が殺到
ソシャゲって基本的に「時間を金で買うか」「金をかけずに時間を費やすか」という構造になっているのでプレイ時間を制限するということはその分少ない時間で効率周回が可能になるためにガチャを回す。結果課金が加速するだけなのでガチャ規制というよりむしろ課金させようとしてるだけでしょ。
ガチャ規制のために時間を制限しようとしたんだとしたら逆効果じゃん…
規制を考えた人はアホなんだろうか
決められた時間内に多くポイント等を稼ぐ為にガチャ(特効・ボーナス)を回したりして時間短縮をする事が多いのに…ソシャゲで強くなる道には二通りあって、「時間をかける」か「金をかける」かのどちらかというのは常識
となるとゲーム時間を短縮されれば必然的に「金をかける」しか選択肢はなく、課金額は増えざるを得なくなる
ガチャ規制とは真逆だし、むしろゲーム会社の回し者かというような話いやもう、ゲーム依存の問題はソシャゲガチャだけに尽きると言うなら、是非ガチャ規制だけやってくれたら嬉しい。それ以外のゲーム規制なんて不要でしょ
ゲーム規制の目的が不登校とか言って予想以上に反対意見来たから
ユーザーがイラッとしてるガチャ規制って言っとけば逃れると思ったのかな?目的はガチャ規制って後出しの言い訳に見えてしまうんだけども…
「商売を全否定しているつもりはないが、ギャンブルは個人の勝ち負けのお金の移動なので、剰余価値は生まれにくいと思った」
商売で儲けるか損するかは、賭けだということです。だから誰かが儲けて誰かが損をするのは当たり前ということに同意です。しかし、商売を全否定しているつもりはないです。ギャンブルのお金の流れの多くは、個人の勝ち負けのお金の移動なので、剰余価値は生まれにくいと思ったわけです。
— 高田よしのり (@takatanx) January 26, 2020