神奈川・川崎市幸区の多摩川大橋で高校1年の太田羅月(らつき)さん(16)がラップバトルの罰ゲームで川に飛び込み、そのまま死亡した。この報道に対し、現役ラッパーは反発の声を寄せている。
【神奈川】多摩川で男子高校生死亡 ラップバトルの罰ゲームで飛び込む
19日夜、川崎市でラップを競い合うラップバトルの罰ゲームとして多摩川に飛び込んだ高校1年の男子生徒が死亡しました。
19日午後10時前、川崎市幸区の多摩川で「友人が多摩川大橋の橋脚から落ちた後、沈んで浮かんでこない」と119番通報がありました。警察などが捜索し、現場から5メートルほど下流で高校1年の太田羅月さん(16)が沈んでいるのが見つかり、まもなく死亡が確認されました。
太田さんは、中学時代の同級生ら5人と「最下位になった人が橋から川に飛び込む」というルールを決めて、河川敷でラップを競い合うラップバトルをしていました。
警察によりますと、太田さんは河川敷から橋桁の下の部分を伝って川の中腹の橋脚まで行き、服を脱いで自ら飛び込んだと現場にいた友人たちが説明しているということです。また、川に飛び込む様子は友人らがスマートフォンで撮影していたということで、警察が当時の状況を調べています。
FNNによると、太田羅月さんの死因は溺死とみられる。近所の人は「ラップ系の音楽かけて、橋の下で踊ったりはよくあった」と話しているという。
ラップバトルとは
音楽に合わせて即興で同じ母音を重ねる「韻(いん)を踏む」という技術などを競い合うもので、若者を中心に人気を集めている。
▼参考動画
ラップバトルで高校生死亡報道に現役ラッパーが反発!
バトルでこんなことするのはヒップホップではない。スタイルだけ広めて、カルチャーを理解させないから変な誤解が広まるんだ。メディアがバトルで勝つことを、いい歌を作るより価値があると思わせてしまったのではないか?もしイジメにラップを悪用したのなら、それはヒップホップの意向とは真逆になる https://t.co/XfnRPfuq0Y
— Kダブシャイン1000wattkorXXtph⛄️ (@kingkottakromac) December 20, 2019
それはラップバトルじゃない。 https://t.co/jCnog8c0Og
— 般若 (@Hannya_Tokyo) December 20, 2019
ニュースの取り上げ方に腹が立つし、「ラップは悪」ってイメージを喚起させるメディアも、それを安易に信じる視聴者も馬鹿だ。
人としての善悪の問題をラップの話にすり替えるな。こういう被害者が出ないよう、何が正しくて何が誤りか、自分の頭で考えられる教育が必要だ。https://t.co/J4LW9CHrlB— ゆうま(ラッパー) (@yuma_k_0712) December 19, 2019
一方、こんな声も
もう若いラッパーが死ぬのを見たくありません。被害者の方のご冥福をお祈り致します。
— Zeebra (@zeebrathedaddy) December 20, 2019
ラップバトルで負けたって罰ゲームなんかしなくたって良いよ
俺なんか何回負けてると思ってんだ
命あってなんぼだろ
生きてればこれからなんだって頑張れるんだから
— (@simon_jap) December 20, 2019
ネットの反応
こんなことで命を落とすなんて、親としては悔しさしかない。
この寒さの中遅い時間に河川敷でラップで罰ゲームで飛び込みって、、、真面目な仲間とは思えない。高校生になっても、危険か危険じゃないかの判断が出来ないのでしょうか…
いくつになっても心配ですね、親は。多摩川大橋から自分て飛び込むのはかなり勇気が要る。かなり違和感あり。落とされたという方が自然で説明がつく。
事故ではなく事件として捜査すべし。ラップも多摩川飛び込みも川崎の子供ならやりそうだけど、イジメや殺人の線も排除してはならない。
本当に、罰ゲームだったのか?口裏合わせても誰かが、ゲロするか 仲間以外にも聞き込みするから、嘘ついてもバレるぞ。