ポケモン剣盾のダブルバトルの環境を見た限り、多くの過去作ポケモンは前作「ポケモンUSUM」以前でも、いずれかのレギュレーションで前線で活躍していたものがほとんどだが、その中でこれまではあまり使われることがなかったポケモンがいる。それがウォーグルである。
【ポケモン剣盾】ダブルバトルでウォーグルが大流行!
分類 | ゆうもうポケモン |
タイプ | ノーマル/ひこう |
高さ | 1.5m |
重さ | 41.0kg |
特性 | するどいめ/ちからずく/まけんき |
種族値 | 100-123-75-57-75-80(合計510) |
・前回の記事でも触れた通り、使用率9位と非常によく使われている
⇒バンドリに入っていることが多いが、筆者が公開した構築のようにそれ以外の構築にも入れられている
・最も使われているダイマックス技「ダイジェット」(味方全体の素早さを1段階上げる)をタイプ一致かつブレイブバードのダイジェットなら威力140なので非常に強力
・次に使われている「ダイナックル」(味方全体の攻撃を1段階上げる)に変化させるインファイトも自然と入り、対策が薄い相手ならこれらを連打しているだけで勝てる
・教え技が廃止され技マシンや技レコードにもなく、覚えるポケモンが限られる「おいかぜ」が使える
⇒ポケモン剣盾では素早さが変化したターンからその素早さが反映されるようになり、おいかぜの需要が高まっている
・敵全体の能力を下げるダイマックス技を受けると隠れ特性「まけんき」が発動し、攻撃を2段階上げられる
⇒元々の攻撃も123あり、ダイジェットで等倍以上ならタスキを持ってない限り、ほぼ一撃で葬れる
・ダイマックス技だけでなく、ダイマックスしたポケモンの火力を削ぎに来る「いかく」にもまけんきが発動され、攻撃1段階ダウンからの攻撃2段階アップで攻撃1段階アップとなる
⇒ウォーグルのまけんきやアーマーガアのミラーアーマーの影響で、ウインディとギャラドスのいかくが減少
・HPはそこそこあるものの、防御と特防は低いので実際はもろかったウォーグルだが、ダイマックスをすることで低めの耐久を補うことができるようになった
これまでのシリーズでは、他のひこうタイプに遅れをとっていたウォーグル。ポケモン対戦考察Wikiなどには、まけんきを活かせるダブルバトルにおいて使用率上位を記録していると書かれているが、前作のどのレギュレーションの使用率トップ30にもランクインしていない。
しかし、ポケモン剣盾では晴れて環境トップに躍進した。ここ数日はアーマーガアの方が見るが、それでもよく使われるポケモンとなっている。マイナーポケモンの中では一番出世したのではないか。