9月10日夜、埼玉県内で中高生が車の中からエアガンで撃たれるという事件が連続して起こった。また、8日には愛知県の東名高速道路で後続車両からあおられ、車をエアガンで撃たれたという事件があり、3件は同一犯の仕業の可能性が高いとみられる。
埼玉県で中高生が車からエアガンで撃たれる
10日夜、埼玉県川口市とさいたま市の路上で、帰宅途中の高校生と中学生が相次いで車からエアガンで撃たれました。警察は連続暴行事件として捜査しています。
午後8時前、川口市の路上で、自転車で帰宅していた17歳の男子高校生2人が後ろから走ってきた白い車に乗った何者かにエアガンで複数回、撃たれました。その30分後、約5キロ離れたさいたま市の路上でも、立ち話をしていた14歳の中学生2人が車からエアガンで撃たれました。撃たれた高校生や中学生は肌が赤く腫れたものの、けがはありませんでした。
警察によりますと、逃げる車から笑い声が聞こえたということです。それぞれの現場からは白いエアガンの弾が3発、見つかっています。
警察は同一犯による連続暴行事件として捜査しています。
現場は?
▼男子高校生が撃たれた場所
▼女子中学生が撃たれた場所
愛知・東名高速のエアガン連射と同一犯?
8日の午前7時すぎ、愛知県の日進市からみよし市にかけての東名高速道路の上り線で、車を運転していた男性から「あおり運転を受け、エアガンを撃たれた」と警察に通報がありました。
警察によりますと、男性が東名高速道路の追い越し車線を走行していると、後ろから急接近してきた車に、執ようにクラクションを鳴らされるなどの「あおり行為」を受けたうえ、エアガンのようなものを発射されたということです。男性や一緒に乗っていた人にけがはありませんでしたが、車の後ろの部分がへこむなどの被害を受けたということです。
「あおり行為」を受けた車の同乗者が撮影しツイッターに投稿された動画には、後ろを走っている黒っぽいワゴン車の運転席側の窓から、エアガンのようなものが数発発射され、「バチバチ」という、車に弾が当たったような音が記録されています。
また、このワゴン車が何度もクラクションを鳴らしながら車間距離を詰めてくる様子も写っていて、被害に遭った男性は、10日までに警察に被害届を出したということです。
警察は、この動画を解析するなどして車の特定を進めるとともに、器物損壊と道路交通法違反の疑いで捜査しています。
被害者、怒りの犯人晒し!
煽り運転
クラクション連発してエアガン撃ってくる悪質運転手です
東名高速間での出来事ですので気をつけてください拡散希望RTおねがいします
ナンバー 横浜 304 ま 8050#煽り運転#拡散希望 pic.twitter.com/sp9LGNmTEN— そら (@6LYZkBdWCXOmrNc) September 8, 2019
▼犯人は運転席と助手席の2人。車種はトヨタ・ヴェルファイア
▼犯人の詳細については以下の記事にまとめております
【最新情報】犯人の車は盗難車だった!
今月8日、愛知県の東名高速道路で乗用車にあおり運転をされエアガンのようなものを発射された事件で、この乗用車が岐阜県の中央自動車道で燃料切れになり運転手の男が逃走していたことがわかりました。
この事件は今月8日午前7時ごろ、愛知県内の東名高速道路上りの東郷PA付近で、男性(23)ら2人が乗った車が、乗用車にクラクションを鳴らされるなどのあおり運転をされ、エアガンのようなものを発射されたものです。
その後の捜査関係者への取材で、この乗用車が事件から約1時間半後に、岐阜県内の中央自動車道上りで燃料切れになっていたことが新たにわかりました。
警察が話を聴こうとすると、運転手の男は同乗者を残して逃走、この車を押収して調べたところ、盗難車だったことがわかりました。
警察は器物損壊などの疑いで男の行方を追っています。